ハルからの伝言①「儲かったら有意義に使おう」
久しぶりですが2回目の投稿です。 ここのサイトをチェックしている人たちならみんな知っている「ハル・フィニー」さん。 サトシナカモトが初めてビットコインを送金した相手で、サトシナカモト本人なのではないかと思っている人も多い人物です。 サトシナカモトの発言は技術的な事がほとんどですがハルさんは結構世俗的言葉も残されていますのでたまに紹介したいと思います。 自分にとって印象深い言葉がこれです。 (画像はツイッターのRIZZOさんから拝借しました。) 簡単に意訳すると 「私たちはビットコインの価格が上がれば金持ちになりますが、この利益は不労所得なので有意義に活用する必要があります。」 キーワードは「unearned wealth」と「good use」。 汗水流して働いた利益ではないという考え方は東洋的なものかと思っていたのですがアメリカにもあるんですね。 そして「good use」についてですが、古参の皆さんや技術者の方々はこのサイトを立ち上げたり、有益な情報を投稿されたり、ユーチューブで仮想通貨に関する発信をしたり、ライトニング開発をされたりと良い活用をされているなと日々感じます。 自分は技術者ではないですが、いつか不労所得が大きくなったらどのような「good use」な活用しようかと今から考えてみたいと思います。

続・NostrクライアントのLN組み込み方法
前回の続きです。 特に「Snortで試験的にノート単位に投げ銭できる機能」について。実は記事書いた直後にリリースされて慌ててw追記してたんですが追い付かないということで別記事にしました。 今回のここがすごい! 「Snortで試験的にノート単位に投げ銭できる機能」では一つブレイクスルーが起こっています。それは「ウォレットにインボイスを放り投げた後に払い込み完了を提示できる」ようになったことです。これによりペイメントのライフサイクルが一通りカバーされたことになります。 Snortの画面 なにを当たり前のことをという向きもあるかもしれませんが、Nostrクライアントで払い込み完了を追跡することはとても難しいです。基本的にNostrとLNウォレットはまったく別のアプリケーションで両者の間を繋ぐのはインボイス文字列だけです。ウォレットもNostrからキックされずに、インボイス文字列をコピペするなりQRコードで読み取ったものを渡されるだけかもしれません。またその場でリアルタイムに処理される前提もありません。 なのでNostrクライアントでその後をトラックすることは難しく、これまではあくまで請求書を送付したり(LNインボイス)振り込み口座を提示する(LNアドレス)という一方的に放り投げてただけだったわけです。といっても魔法のようにNostrクライアントがトラッ

Bitcoinに任意データを書き込むOrdinals
Bitcoin上に任意データを書き込む方法にはOP_RETURNを使う方法がありますが、これは80バイトの制限があります。この制限を突破しブロックサイズまでデータを書き込む方法が提案されました。 その方法は、インプットであるWitness領域を使います。Taprootが導入される前もこのWitnessを使うことで任意のデータを埋め込むことはできましたが、10,000バイトの制限がありました。しかし、Taprootの導入でこの制限が適用されないことになり、実質ブロックサイズの4MBまで任意データを書き込むことが可能になりました。 Ordinalsの場合、以下のルールに沿ってデータを書き込み、読み取ることになります。 Bitcoinのブロックチェーン上に任意データが書き込まれ
