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IPLDをもっと知りたい

web5がIPLDを使うようなのでドキュメントから気になる部分を抜粋してコメントしていこう!というノリの記事です。正直よく分からないのでニュアンスだけ伝わればと思います。 doc読む前のふわふわした知識IPLDはIPFSの親戚で違いはデータがどこに保存されるか。IPFSはノードだがIPLDは各自データストレージ/サーバに保存される。なのでデータは基本的に非公開でハッシュだけは利用時にバレる。ハッシュ化される仕組みは同じか似たような仕様だと思います。IPLDの場合、ハッシュがいい感じのバイトになっていてBitcoinやEthereumなど飛び越えても平気でアンカリングするときに便利(?)←ここは本当にあやふやです。Merkle treeで見失われにくい、分割できるみたいな言説をどこかで見た記憶がありますが、この辺りの知識は不足してます。先ずはどんなものか把握したいという感じです。 https://ipld.io/docs/ DeepLで翻訳してます↓ IPLD = InterPlanetary Linked Data だそうです。インタープラネタリーなのでどんな惑星(チェーン、ストレージ)でもいけますと言っていそうです。動画冒頭でたしかエンジニア氏が楽しそうにネーミングについて語っていました。 "IPLDは、完全に分散化されたアプリケーションを構築するためのフォーマットとデータ構造のエコシステムです" これは前書いた記事の引用でもあったのですが、web3との対比だと&d

web5のデータをどこに保存できるか

web3,5の対比記事 https://medium.com/coinmonks/blockchain-in-web3-and-web5-e78181670678 最大の違いはサーバーが分散しているか(?)Lightningみたく各自でノード/データストレージ立てていく方針の模様 TBDのdiscordより Qビットコインのセキュリティを利用した分散型サーバをご存知の方はいらっしゃいますか?暗号化されたDIDドキュメントがIPFSに保存されると聞きましたが、ちょっと不安です。なぜなら、ピン留めしないとデータが消えてしまうようだからです。例えばライトニングネットワーク上にデータレイヤーを作ることはできるのでしょうか A(ビルダー)DWNの仕様が最近更新され、実際にはIPLD(IPFSではない)のみを必要とすることが明確になりましたので、データはマスターレスレプリケーションで、設定した任意のノードに(暗号化して)保存されるでしょう。私の推測では、IPFSや他のデータストレージレイヤーのようなプラグインが登場し、データをどこに保存するか選択できるようになるのではないかと思っています。さらに、DWNの「クラウド」インスタンスも登場するでしょうから、エコシステムの発展とともに、データの保存先を選べるようになるはずです(例:携帯電話のウォレットのコンボ、個人で運営するサーバー、AWSなどの従来のクラウドプロバイダ、特注のDWNプロバイダなどなど)。 つよそう たとえ暗号化されていても個人情報はオープンな台帳でなく、あくまで個人で所有してP2Pで運用していくそうで、lightningのマイクロペイメントでLSATのAPI支払いみたいのでDID/VCを利用するたびに勝手に課金されるみたいな仕組みはできるのでしょうか。誰かのノードストレージに保存することを意味しますが。目的はBitcoinのセキュリティを借りることでアプリケーションレイヤーもデータの保存先としてあり得るのかなと思いました。

読書ざんまい

前回の記事で本のレビューをするなど豪語していましたが結構難しいことに気付きました。そもそもみなさん知っていそうな内容ばかりでしたし、引用だらけになりそうです。 https://spotlight.soy/detail?article_id=qn3m3ua7p ただ改めていろいろ分かって面白かったです。特にBitcoin=ブロックチェーンではないという捉え方は新鮮に感じられました。ビットコイン・スタンダードは初めて読んだのですが、ケインズとハイエクの対比が強烈で、もう少しその辺りの知識をつけてから読み直したいです。 4冊ほど読んだのですが2049年「お金」消滅は自分にない視点で書かれていて衝撃でした。広い意味での貨幣が存在しない世界なのでBitcoinもありません。以下ざっくりとした概要です。 ・「欲望の二重の一致」が目的で貨幣が生まれた・しかし現代ではインターネットによって一致させられるので貨幣は不要・エネルギーと食糧が無料になっているので生活にお金がいらない・お金を得るための仕事も消滅していわゆる自己実現的な生き方になる 太陽から降り注ぐエネルギーだけで電力が賄われ、併せて食糧の供給が持続するなど前提がありますが結果としてあらゆる物の価格が0円になるとされています。するとお金を稼ぐ必要がなくなり、なにか目的があればNPOのような寄り合いで解決されます。またその頃にはAIやロボット技術が発達して医者が不要だったりします。 いま自分で書いていてもやや突飛な発想だと思いますが同時にあるかもしれないとも思います。そこでなんとなく現代からお金がない世界へのレイヤーみたいなものを整理してまとめてみました。あくまで備忘録として。 主体を信頼物々交換期を経て貨幣が誕生したが、現代ではそれを如何に効率よく増やすかに焦点が当てられている。基本的に労働で手に入るがその価値は信頼される主体によって決定される。 主権取り戻したい主権が信頼される主体に集中していることを良しとせず、コントロールを取り戻したい。その為に自分たちで貨幣を発行したり準ずる組織を立ち上げ管理する。 主体いらないそもそも信頼される主体(コントロール)がいらないと考え、誰にも管理されない独自通貨や自由経済に委ねたい。 お金いらないお金があるから格差が生まれるのでいらない。エネルギーと食糧を供給し続け、欲望の二重はインターネットで一致させにいく。あらゆる物の価値は0になる。 レイヤーといってもグラデーシ

LNの料金市場の適正水準を整理する

LNの手数料の適正水準はどう見積もったらいいだろうか?ルーティングノードの収益性を算出するためにはどうアプローチすればよいだろうか?本記事ではルーティングノード運用のポジションに立ち参考になりそうな数値や計算式を整理する。 個人的な感想を先に書くと以下となる。 現在の手数料市場は収益性が低くもっと手数料が上がった方が健全である。 他の決済手段と比較すると、LN支払い料金は10000ppm(手数料1%相当)でも十分ではないか。5ホップとすると中間1ノードあたり2500ppmである。 ルーティングノードの収益性を考えると、1000ppmあれば1BTC程度の資金で年利2.8%になり半年で初期費用回収できるので十分な投資対象になると考える。 基本概念の整理 LNの料金方式 LNの手数料は送金額に応じた料率方式が主になる。(基本料金の設定もあるが1 ~ 0 satsが大半) 料率単位のppm(parts per million)は、1,000,000satsを送るときの手数料をsats金額で示したもの。 %での手数料率に変換すると1000ppm = 0.1%になる。 支払い者が払う手数料はルーティングに参加した各ノードの手数料の合計である。本稿では5ホップ(経由ノードは4つ)のルーティングがあるとすれば、各ノードの取り分は単純計算で1/4とみなす。 ルーティングノードの収益はアウトバウンドフローで発生するのでアウトバウンドキャパシティが直接的な収益資源となる。 LNの料金以外のベネフィット 本稿では料金比較だけを行うが実際の決済検討では以下のような料金以外の効用も忘れてはならない。 Bitcoin(L1)に比べると、料金の安さだけでなく、即時確定やトランザクション量のスケールという利点がある。 クレジットカードなどの集権サービスと比較した特徴はBitcoin(L1)とだいたい同じである。 24時間365日利用できる 誰でも自由に使える 信頼する第三者に対する加盟や審査や手数料率などの交渉手続きが要らない 検閲がなく匿名性が高い 逆にデメリットはオンライン前提がゆえの利用の不便さやセキュリティ面の不安さなどが挙げられる。 現在の料金相場 ルーティングノードの料金設定 sinkノードとのチャネルは500 ~ 1000ppmが多い。 routing/sourceノードとのチャネルは0 ~ 100ppmあたりのレンジになる。 リバランスする場合もsin

LNのRollupにない良いところ

Rollupは知っての通り、Ethereumというかmulti2multiの主体のいないスマートコントラクトをLayer2にスケールする方法です。2018年くらいでは、不可能とか10年かかるとか色々言われていたため、これができるようになったことには大きな意味があります。LNと違いRollupは捌ける数にまーまー限りがあります。ボトルネックは一定データのL1上へのレコードの必要性、そしてZKPなどの計算時間です。LNは全く予想不可能な量の送金やp2pコントラクトを捌けるため、そこが神秘で面白いところです。しかし、そういったL2のシステマティックな話とは別にLNには他の面白い点があるなと最近思いました。それはLNがあくまでBitcoinの延長としてL1のように単一プロトコルで進んでいるところです。LNのコミュニティはBitcoinコミュニティとほぼ同じです。ここが、複数が競合しあうEthereum L2と違うところで、Ethereum L2はEthereumのコミュニティとして一つの利益を共有しているわけではないです。EthereumのL2同士は多少というかかなりギスギスしており、あちらこちらでお互いの粗探しをしている部分があります。これは割と資本とコミュニティ両方の分断の様相となっており、L1競争と結局同じところに来ている点です。曖昧な議論を許せば、これは共同幻想の分裂を意味し、ネットワーク2乗効果を信じるのであれば、Ethereumという共同幻想の合計の価値の低下を意味するかもしれません。Bitcoinのスケーリングにおいてこれが(あまり)起こってないことは割と重要かもしれません。そして何より、最近強く思うのは、セキュリティの底辺への競争です。分散セキュリティは多くの人が自発的に理解すること・調べることが非常に難しいので、この「プロトコルは安全でこちらは違う」というのが共有されず、「わかる人はわかってくれるはず」的な方向に行ってしまい、LNのように単独のネットワークへの集中とは真逆の方向で、セキュリティの低い大量のネットワークとの差別化に失敗し、発散してしまう問題が起こってます。(LNにおいてはカストディアルウォレットかセルフホストかが曖昧でわかりにくい問題と近いかもしれません)Rollupは本当はL1コア開発者と同じコミュニティのまま、L2の仕様策定をした方が良かったのかもしれません。(自分はL2作ってるのでこれは困りますが。)セキュリティを維持するというテックサイドの手段の部分にばかり囚われていて、あくまで最終目的である大きな共同幻想を維持するというのを見失うとよくないのかもしれないですね。共同幻想は、分散の技術は一部品で、ノードからの信用と実際の参加という2つに支えられます。答えがなんなのかはまだ分かりませんが、見落としてる部分がありました。もしかしたらRollupと少し被るシャーディングによる並列化はこの部分(各Rollupの分散鑑定の困難性)を見越してやってるのかも

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