プロトコル戦争

プロトコル戦争

かつて世界規模のコンピューター・ネットワークを開発・構築したいという願いは世界中の誰もが認めるものであった。だが、その方法に関しては皆の意見が一致することはなかった。そのため1980年代初頭におけるまで、いくつかの異なるプロトコルが競合していた。

OSI(OSI参照モデル)は、ヨーロッパの独占的な電話会社やほとんどの政府によって支援され、大きな支持を受けていた。また、IBMのSNAとDECのDECNETという2つの企業ネットワークも強力な競争相手だった。ダークホース的な存在だったのは、 ボランティアに依存し独立した自治コミュニティによってのみ定義されるインターネットであった。

インターネット・コミュニティは、 OSI 委員会ベースの開発プロセスが何年もかかったものを、数カ月で開発することができるほど機敏であったが、そこには誰も「責任者」がいないように見えたため、 導入候補者の中には怖気づくものもいたと言う。

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