色々なDeFi操作を効率的に行うInstadappの概要と使い方

色々なDeFi操作を効率的に行うInstadappの概要と使い方

こんにちわ、Da-です。

InstadappというDeFiプロジェクトを知っていますか?

色々なDeFiの操作を簡単に使えるプロジェクトで、DeFiプロジェクトのTVL(Total Colume Lock: 資金が投下されている量)でも8位になっています。トークンがまだないプロジェクトの中では1位です。

他のプロジェクトに比べると日本での知名度は低いですが、とても使いやすい便利なプロジェクトです。また2021年6月までにトークンの導入も予定しており、触っておくといいことがあるかもしれません。(Airdropは現状予定されていないので過度な期待はしないでね)

使い方が一見難しいのと日本語で解説している記事が無いので解説してみますね。またDiscordで日本語チャネルもあるのでお気軽に入って聞いてくださいね。またやさしいDeFiのYouTubeでも解説があるのでそちらも参考にしてください。

1.Instadappって何?

簡単に言うと、ウォレットからInstadappにETH系の仮想通貨を入れると、様々なDeFiの操作を効率的に行ってくれるツールです。

入金できる通貨の種類は36種類もあり、メジャーな通貨はほとんど対応しています。

2.例えばどんな操作ができるの?

Instadappは手作業でやろうとすると操作が難しかったり、ガス代が多くかかる作業を効率的に行うStrategiesと呼ばれるコマンドが入っています。(Strategiesという呼び方が難しいので、ここからはコマンドと呼びますね)

例えばこんな操作が効率的で簡単にできます。

  • 各プロジェクトで便利なFlashloanを使った作業
  • 複数のTransactionが必要な作業を1回のTransactionで行う作業

現在InstadappにはMaker, Compound, Aave V1, V2, Uniswapのプロジェクトが入っており、各プロジェクトに上記のようなコマンドを使うことができます。この記事ではそれぞれのプロジェクトで使える操作の一覧を説明して、今後は各コマンドの使い方詳細を記事にしていこうと思ってます。

3.Makerで使えるStrategies

MakerではFlashloanや色々な操作を1回のTransactionで行う事で、効率的な操作でガス代を軽減できます。

3-1. Value Automation

Makerに預けていた担保が清算されそうになった時に、自動的に借り換えを行って清算を避けます。清算が行われると10%以上のペナルティがかかるため、それを避けられる便利な機能です。

3-2. Leverage

預けた担保にレバレッジをかけて、より多くの担保を預けている世にふるまえます。運用資金が増えますが清算のリスクが高まる点には注意が必要です。

3-3. Save

自分の担保を一定数戻し清算されるリスクを軽減できます。

3-4. Deposit &Borrow

資産の預け入れとDAIの引き出しを1回のTransactionで効率的に行い、ガス代を軽減できます。

3-5. Payback & Withdraw

担保の返済と引き出しを1回のTransactionで効率的に行い、ガス代を軽減できます。

4. Compound

4-1. Leverage / MAX COMP

レバレッジをかけてCompoundに担保を預け入れ、Compoundから得られる$COMPトークンを最大化します。ただしこれも清算のリスクがあるので注意が必要です。

4-2. Save/ Unwind COMP

預け入れた担保を引き出して清算のリスクを減らします。

4-3. Collateral Swap

預け入れている担保を他の担保に交換し、より多くの利子や$COMPトークンを得ます。例えばETHを担保として預けていた際にDAIの方が利回りが良いのを見つけた場合、ETHをDAIに交換することでより高い利回りを得ます。

4-4. Debt Swap

こちらは借りていた仮想通貨をSwapしてより多くの利子や$COMPトークンを得ます。例えば$DAIを借りてたけど支払い金利が高すぎて負担の場合、$USDCに借り換えることで負担を減らす事ができます。

4-5. Deposit & Borrow

4-6. Payback & Withdraw

これはMakerで説明したものと同じです。預け入れや引き出しを1回のTransactionで効率的に行う事ができます。

5. Aave V1 / V2

Compoundと同じコマンドを使うことができます。

6. Uniswap

Uniswapでは流動性供給ができます。また既にUniswapに流動性供給を行っていた場合、持っているLPトークンをUniswapにインポートしていれることもできます。

他にもPolygonでのL2が使えたり、DSL(DeFi Smart Layer)という大きなアップデートがありますがそれはまた別の記事にしたいと思います。

ぜひ皆さん使ってみてください。また質問があれば、Discordの日本語チャネルにもお気軽にどうぞ~。

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■仮想通貨で大損こいて、悔しい・・・っでも面白いっビクンビクンってしてる人。 ■USAと南米に良く行くので現地の様子をレポート ■Token-labライターさせて頂いています。

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