ポンジ考 - STEPNとHive.blog(旧Steemit)の比較
1月にCoffee Timesの記事でSTEPNを知って、「はじめたいけどなんか怪しいな」「GPSデータとられるの気持ちよくないな」と迷っていました。
3月にSteemit時代からのお友達ふたりがSTEPNをプレーしていると知り、長年お世話になっているGaiax Blockchain Bizで記事を書かせてもらえることになったので、STEPNを3月末にSTEPNをプレーすることにしました。
今見ると笑ってしまうようなスペックのスニーカーを850ドルで買って、プレー開始から1ヶ月後の4月に無事原資回収を終えました。
5月に入ってGST価格が急落したので、今振り返ってみると結構ぎりぎりでエントリーしています。こわ・・・。私はチキンなのでスニーカーを買い増ししたり、Binance版の靴を買ったりはしませんでした 😅 あ、でも手元にBNBがあったのでAsicsコラボのスニーカーの抽選には参加しました。
STEPNをプレー(?)しながら、ポンジという言葉をよく見聞きするようになり、6年前にSteemitというソーシャルメディアサービスがリリースされて「ポンジでは??」と盛んに議論されたことを思い出しました。簡単にSteemitについて説明すると、ユーザーはいい記事を書くと、他のユーザーからイイネしてもらえて、暗号通貨をもらえます。
私は友人から以下のロイターの記事がまわってきてSteemitについて知り、目をドルマークにして2016年の夏にSteemitを使い始めました。
新仮想通貨「スチーム」が急騰、過去2週間で1000%超 - ロイター
Steemitは2020年3月にTronに買収され、愛想をつかしたコミュニティがSteemブロックチェーンをハードフォークして、Hiveブロックチェーンの運用を始め、その上にHive.blogが立ち上げられました。今はSteem/Steemit、Hive/Hive.blogとして独立して存在しています。私はTronが嫌な感じだったのでHiveに移りました。
Hive.blogがポンジか否かはおいておいて、ポンジと当時言われたサービスは今も生き残っています。年末には消滅しているかもしれない、いや生き残っているかもしれないSTEPNと何が違うのかが気になります。
STEPNとHive.blogの違いをリストアップしてみます:
- STEPNではスニーカーに初期投資をする必要があるが、Hive.blogは無料で始められる
- スニーカー工場のようなロールがHive.blogにはない
- STEPNはお金を出して高いスニーカーを買えば誰でも稼げるが、Hive.blogではいい記事(または影響力のある人やたくさんの人からイイネしてもらえる記事)を書かないとお金を稼げない
- STEPNは結構コミュニティ荒れている気が・・・Hive.blogはいい意味で枯れている?
- STEPNは歩く・走る・投機他のユーザーとつながれるが、Hive.blogは読み書きするのでより幅広い趣味ベースでつながれる
- Hive/Hive.blogには運営がいない
Hive.blogひいきっぽくてごめんなさい。でもSTEPNも嫌いではないですよ。健康になれたのと相方と一緒に楽しめているのはよいです。
Hive.blogではスニーカー工場を運営して、市場でスニーカーを売るみたいなビジネスができないので投機生が少ないのかな。Hive/Hive.blogには事実上運営がいなくて、運営の鶴の一声でシステムが一夜にして様変わりすることがないのも生きながらえている理由かもしれません。
個人的な経験ですが、Hive.blogでは読み書きする中でいい人たちと出会っているんですよね。リアルで会ったり、郵便で種を交換したりした人たちもいます。これも私がHive.blogを楽しく続けられている一因です。
特に結論があるわけではないのですが、トークン価格が下がって投機勢がある程度去って、コミュニティが穏やかになって、運営が去れば(ないか w)STEPNも存続するのかな・・・
Web3はまだまだ未開拓の荒野、奥が深いですね。