🐇21のレッスン - ビットコイン・ラビットホールに落ちて学んだコト🕳️Lesson 2
🐇Lesson 2🕳️
希少性の希少さ
「もうこのくらいでたくさん―もうこれいじょうは大きくならないといいけど」
引用元:不思議の国のアリス
一般的に言って、テクノロジーの進化は物事をより豊かにするように思える。ますます多くの人々が、以前は贅沢品であったものを楽しむ事ができるようになっている。すぐに、我々は全員王様のような暮らしをする事だろう。そして我々の多くがすでにそうしている。ピーター・ディアマンディスがその著作“楽観主義者の未来予測(Abundance)”で記したように、「テクノロジーは、リソースを解放するメカニズムである。かつて希少で不足していたものを、今や豊富にする事が可能だ。」
ビットコインは、それ自体が先進的なテクノロジーだが、この傾向を打ち破り真に希少な新しいコモディティを作り出した。宇宙で最も希少なものの1つであると主張する人さえいる。どれだけ多くの労力をかけて、もっと多く作り出そうとしても、供給をインフレさせる事はできない。
“純粋に希少なものが2つだけある。時間とビットコインだ。”
サイフェディアン・アモウス
逆説的に、ビットコインはコピーのメカニズムによってそれ成し得ている。トランザクションはブロードキャストされ、ブロックが伝播され、分散台帳は —まぁご想像の通り —分散化される。これらは全部、単なるコピーの大袈裟な言い方だ。ヤバい事に、ビットコインは、個々の人々がフルノードを稼働させ、新たなブロックをマイニングするよう動機付ける事で、自分自身を可能な限り多くのコンピューター上にコピーする。
この複製の全てが、希少性を生み出すための協調的な努力において素晴らしいまでに連帯する。
この豊かな時代において、ビットコインは私に、本当の希少性とは何かを教えてくれた。
🐇Lesson 1🕳️ 不変と変化 <<->> レッスン3:複製と局所性
(C)Gigi "21 Lessons" クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)より翻訳
ありがたい事に執筆者ご本人からご連絡を頂き、公式サイトに翻訳記事をリンクして頂ける事となりました。よし残りの19レッスンも頑張るぞ!