UmbrelでAliasを設定する
こちらの記事を見てUmbrelでLNノードを建立して以降、チャネルを開設したりSpotlightに投げ銭したりクマノミに餌をあげたり…と、手探りで色々トライしては楽しんでおります。
ところで色々なアプリを手軽にインストールできるのもUmbrelの魅力のひとつですが、その中に「Ride The Lightning」というアプリがあります。ざっくり言うとLightningノードの管理ツールで、自分のノードやチャネル、ピアの情報を見ることができます。接続しているピアを表示したのがこちら。
Alias列に表示されている名前をGoogleで検索するだけでも小一時間は遊べますが、そういえばUmbrelの設定の中でAliasを決めた覚えはありません。実際、自分のノード情報を見てみると、Public Keyの一部がデフォルト値として設定されているようです。
せっかくRaspberry Piを使ってノードを自作している手前、名前のひとつもつけたくなるのが人情というもの。ざっと調べて出てきたサイトを参考に試してみました。
※注意:Aliasは全世界に公開される情報です。個人情報を含まないように気を付けて下さい。
1. GUIでは設定できないため、UmbrelにSSH接続します。私は開発環境がWindowsなので、TeraTermを使いました。ホストは「umbrel@umbrel.local」、パスワードはダッシュボードにアクセスする時のものと同じです。
2. 下記コマンドを実行してLNDの設定ファイルを編集します。パスワードの入力を求められるので、先ほどと同じものを入力します。
sudo nano umbrel/lnd/lnd.conf
3. [Application Options] セクションのすぐ下に下記パラメータを追加し、保存します。hogehoge が相手に見えるノード名になるので、慎重に決めましょう。
alias=hogehoge
4. Umbrelのダッシュボードにアクセスし、SettingからUmbrelをRestartします。
5. 設定が反映されているはずです。Ride The Lightningで見てみましょう。
設定できました。Chibaって何だ?と検索する姿が見えますね。作戦成功です。
こうして設定したAliasは、しばらくするとメジャーなLNノードアドレスサイトの1MLにも表示されます。ちなみに私のノード情報はこちらです。
名前がついてますます愛着が沸いたUmbrel、これからが楽しみです。
2021/04/23 追記
Umbrelのバージョンを0.3.8から0.3.9にアップデートしたところ、Aliasのパラメータがlnd.confから消えてしまいました。やはり公式としてはAliasの設定を推奨していないのかな、とも感じますね。
SSHやTeraTerm、CUIを全く触ったことがない自分が戸惑った部分を一応書いておきます。 ”2. 下記コマンドを実行してLNDの設定ファイルを編集します。パスワードの入力を求められるので、先ほどと同じものを入力します。” のところでキーボードでパスワードを入力しても画面に何も反映されません(*や●印も表示されない)がそのまま入力してEnter押せばいけました。 alias=[hogehoge]の[ ]記号も必要なのかと勘違いして設定してしまいましたが、[ ]も含めてAliasが設定されてしまいますので要らなければ抜きます。 Aliasを記述したらCtrl+Xで終了 保存するか聞かれるのでY 保存ファイル名を聞かれるのでそのままEnter あとは記事通りUmbrelの方でSettingからRestart