DH Magazine Pro
支援の気持ちを込めてSubstackのDH Magazine有料版の年会員になってみました。 Spotlightみたいに有料記事が読めるので、今後の展開をユーザー視点でリアクションしていきます。
Bitcoinに任意データを書き込むOrdinals
Bitcoin上に任意データを書き込む方法にはOP_RETURNを使う方法がありますが、これは80バイトの制限があります。この制限を突破しブロックサイズまでデータを書き込む方法が提案されました。 その方法は、インプットであるWitness領域を使います。Taprootが導入される前もこのWitnessを使うことで任意のデータを埋め込むことはできましたが、10,000バイトの制限がありました。しかし、Taprootの導入でこの制限が適用されないことになり、実質ブロックサイズの4MBまで任意データを書き込むことが可能になりました。 Ordinalsの場合、以下のルールに沿ってデータを書き込み、読み取ることになります。 Bitcoinのブロックチェーン上に任意データが書き込まれ
コベナンツを活用した自動マーケットメーカー
Uniswapなどで一世を風靡した流動性プールの自動マーケットメーカー(AMM)がついに、ビットコインのサイドチェーンLiquidでも可能になったようです。イーサリアムとは違いビットコインはチューリング完全ではないので、複雑なスマートコントラクトを実装することはできません。Liquidも同様なのですが、ビットコインには無いいくつかの機能があります。その機能の1つにコベナンツというトランザクションを制御する機能(正確にはOPコード)があり、これを活用することでAMMを実現しているみたいです。興味のある方はMarina walletというブラウザ拡張をインストールして使ってみてください。 メインネット:https://beta.bitmatrix.app テストネット: https://multi.bitmatrix.app AMMを実現しているコベナンツの概要はこちら。ただ、この資料だけでは理解できなかったので、もう少し詳細に調べてみよう。
Umbrel導入時におけるIBDの省略手順
UmbrelでLightning Nodeを利用するためには1からBitcoin Nodeをインストールする必要がある。この際に500GBほどあるブロックチェーンのデータを同期する必要があり、Umbrelで実行すると同期に数日かかる。(これはInitial Block Download (IBD)と呼ばれている) 私の場合はUmbrelを導入する前からBitcoin Nodeを利用していたので、このデータを利用してIBDを省略できないかと検索。 https://github.com/getumbrel/umbrel-os/issues/119#issuecomment-691949967GIthubのissueを参考にしてコピー。具体的手順としては HPのUmbrelのセットアップ手順に従ってインストール Bitcoin Coreをインストールした後に設定画面からUmbrelをshutdown 手元のPCにUmbrelに先程セットアップしたSSDを接続して一番最新のコメントに従ってディレクトリをコピー(Umbrelv0.5からはディレクトリの場所が変わったようで正確なディレクトリを記載してる資料が少ない。) Same here! I had to finally reindex from scratch... Too bad I didn't scroll all the way down. One more thing, now the default paths for the three folders are: • ~/umbrel/app-data/bitcoin/data/bitcoin/blocks • ~/umbrel/app-data/bitcoin/data/bitcoin/chainstate • ~/umbrel/app-data/bitcoin/data/bitcoin/indexes "blocks"と"chainstate","indexes"を既存のBitcoin Nodeからコピーする。コピーの際にはデータが大きいのでcpではなくrsyncを使用する。その際進捗を確認したいのでoptionに—progressをつける。実際には以下のようなコマンドを使用(/path/to/umbrelは各々の環境によって変