第一回ビットコイン配布完了 Diamond Handsプロジェクト

第一回ビットコイン配布完了 Diamond Handsプロジェクト

予定通り、Diamond Handsプロジェクト参加ノードに日曜夜に一回目の報酬を配りました。第一回目はテストも兼ねて全体で0.003BTCを配布しました。最大で56856Sats(2000円ちょっと)の報酬を受け取った人もいました。すでに当初の期待以上に熱心な人たちが参加してきており、参加ノード数も、ビットコインのキャパシティもこの1週間で一気に伸びました、ありがとうございます。自分たちもめちゃくちゃ楽しいです。(ルーティングやキャパシティ状況は後述。プロジェクト概要はこちらの記事で)

ちなみに第一回目はテスト配布なので、チャネルは貼ったけどInbound Capacityがなかった、またその他の設定の問題などでKeysendによる送金を受け取れなかった人たちもにも後日再度報酬を送り直します。

2週目以降は、インバウンドキャパシティがなかったり、送金に失敗してしまった場合は再送はせず、その分は他の受取可能ノードに再分配することにしようと思います。こうすることで、支払い受け取りをするために常にノードをオンライン状態に保ったり、DHノードとの最低限のインバウンドキャパシティを維持したり、適切な手数料設定をする最低限の意欲付けにはなるかと思います。

以下に今の所のルーティング状況や、接続ノードの状態についてまとめておきます。

Diamond Handsルーティング状況

 

6月23日にDiamond Handsプロジェクトの公開をしてから、一気にルーティングする金額も増え、6月20日−6月26日の週に合計7500万Satoshi(0.75BTC)をルーティングしました。ルーティング金額はATH更新ですね。

これは新しく参加したノードが、Diamond Handsを通してInbound Capacityを作るために一斉にリバランス目的のTxを送ったのが大きいです。逆に言うと、リバランスが一周してしまうと、来週以降は少しルーティング金額も落ち込むかもしれません。ここらへんは手数料調整などを通して、ナチュラルなルーティング需要を維持できるように継続して努力する必要があります。

このようにLightningのルーティングでは大きなチャンネルを開設するだけでなく、InboundとOutboundのバランスを取るために定期的にチャネルの「リバランス」が必要になります。Lightning上で実際に送金目的の需要を作り出しているウォレット系のノードなどもありますが、現状のLightning上のTxの無視できない割合は、ノード運用者によるリバランス目的であると言えそうです。

Diamond Handsキャパシティ状況

Diamond Handsプロジェクトの狙い通り、チャネル開設にインセンティブを渡すことで、DHノードのキャパシティも一気に増加しました。告知直後は2.5BTCくらいだったキャパシティもDHに繋いできてくれるノードが増えたことで、すでに6BTCを超えました。チャネル数は現在71です。当面はキャパシティ10BTC、チャネル数100の達成を目指します。そこくらいまで行くと規模的にはようやくTier2/Tier2.5のLightningノードってくらいな気がします。

また、Diamond Handsに参加しているノードのチャネルサイズの内訳は以下のような感じになっています。1週目の集計時点では、Diamond Hands参加ノード全体の合計キャパシティは約2.65BTCです。

半数以上は0.01-0.02BTC程度の比較的小さなチャネルの参加者が多い一方、0.3BTC以上の大きなチャネルを貼ってきてくれている人達もいます。現在一番大きなチャネルは、[Taiwan]ShinOtsukaノードの0.5BTCのチャネルです。どうでもいいですが、この台湾?そして新大塚??というネーミングがなんかツボりますねw

先日発表したとおり、とりあえず最初の一ヶ月はチャネルサイズのシェア(チャネルにのせるビットコインの金額のシェア)ベースでビットコインを配布していく予定ですが、同時に他にも配布の条件を色々変えていく方法をすでに考えています。例えばチャネルサイズに関わらず、均等に参加ノードに配ったり、手数料設定次第にしたり、ルーティングしている金額シェアで報酬を配ったりなどです。なので、そこまで大きな金額をこのプロジェクトに割けない人でも問題なく参加できますし、条件次第では小規模プレイヤーでも有利になれる状況を作ってみようと思います。

その他 現状の所感


インバウンドキャパシティは面倒くさい

別途記事にもしましたが、インバウンドキャパシティの作成の部分で詰まっている人が結構いる気がします。ここらへんについてはこれから新規に参加してくる人たちもよくわからない可能性が高いので、追加で記事にしたりテレグラムグループでフォローしたりします。

Umbrelに不具合が結構多い

Umbrelを使って参加してくれている人たちが多いですが、Umbrel以外のノードとTor経由のUmbrelノード間の通信が不安定で、Diamond Handsノードがオフラインと(間違って)認識されていることがあったり、最新のUmbrelアップデートの後に管理ページにアクセス出来なくなる人がいたり(自分もこの現象起きてます)、まだまだバグや問題も多そうです。ここらへんも他の参加者と情報交換や質問できると安心すると思うので、DHのテレグラムグループ偉大ですね。自分たち以外にもかなり詳しい人もいます。

ちなみにすでにプロジェクトにも参加してくれている、MarimoxさんがUmbrelの最新版が不調の場合、元のバージョンに戻す方法などを記事にしてくれいました!ありがたい。

AmbossというExplorerがイケてる

Ambossという新しいLightning Explorerも参加者に教えてもらいました。今までだと1MLというサイト一択だったんですが、Ambossはデザイン的にも優れてますしかなりいい感じです。早速Diamond HandsもAmbossのプロフィール設定などしておきました。おすすめ。

とりあえず以上です。他にも何かあればDiamond Handsプロジェクトをきっかけに色々Lightningやルーティング関連の情報を書いていこうと思うので、是非興味がある人は気軽に参加してみてください。面白いですよ。

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