久しぶりのDiamond Handsアップデート&ルーティングボーナス配布
文字通りめちゃくちゃ久しぶりのDiamond Handsアップデート更新です。
前回ルーティングアップデート記事を出したのはいつだか忘れてしまいましたが、怖いので調べないでおきます。この間に当然何もやっていたわけではなく、むしろ裏ではルーティングノード運用以外のことも含めて色々仕込んでおり、それらのことについても最近の雑感含めてアップデートしておきます。
7月〜9月のルーティング報酬の配布
まずは久しぶりのルーティング報酬配布から。7月〜9月のルーティングのデータをベースに報酬を配布しました。以下がトップ50ランキングですが、ランキングに含まれてないノードも含めて、対象のノード約400にKeysendで報酬を配布しました。Happy Routing!
元ランキングデータの確認はこちらのページから。
Top25ランキング(画像)
今までのランキングでは比較的単純にDHノードとのチャネルサイズ、ルーティング量などをベースにスコアを算出し、報酬を配っていました。
しかし今までのルールでは、単純に資金力がある人、もしくはルーティング手数料ゼロでリバランスをしまくる人が有利になってしまっており、いまいちこれだと「DHノードに対してどれくらい貢献してくれているか」というところが正確に反映出来ないないのが課題でした。
今回からはそのスコアリングに若干修正を加え(内部的に自分で勝手にDiamond Scoreとか呼んでいます)、チャネルサイズとルーティング量に加え、どれくらいの手数料をDHノードに落としてくれたか、またどのノードを通ってルーティングしているか、という部分の重みを増やしてスコアリング、報酬配布しています。
例えば、DHノードを通したルーティング量は大きいが、DHノードとZero Fee Routing(手数料ゼロ設定で有名なノード)の間をひたすらリバランスでルーティングしているだけでは、DHノードにはほとんど手数料収入も入りませんし、あまり意味のない行為になります。
むしろあまり効果のないTxを大量に発生させるのはノードの運用コストや、HTLCがスタックしてチャネル強制クローズを引き起こすリスクを上げてしまったり、実はDHノード視点ではこれはむしろ「困ったちゃん」的な側面もあります。
実験的ではありますが、新しいスコアリングではどれくらい手数料収入をDHノードに落としくれているか、またどのノードを通してルーティングをしてくれているか(DHノードにとって嬉しいルートでリバランスしてくれているか)、をベースに算出しているので、「DHノードにとって真に優秀なノードはどれか」というランキングに近づいていると思います。
このランキングがその他のノードにそのまま通用するわけでは必ずしもないですが、「手数料やLiquidityを奪うだけではなく、むしろ自分のノードと協力関係を築けるノードはどれか」という視点で他のノードにも参考になる部分はあると思います。
ちなみにじゃあそのスコアはどういう風に算出しているんだ!!?という質問もあると思いますし、これもちゃんと公開したいんですが、単純に今日この記事を出す時にその説明もきっちりやると間に合わないので、また次の機会にさせてください!すいませんツツ!!
RGBのオープンソース開発やっていきます。
すでに先日告知したとおり、Diamond HandsとしてRGB関連の開発をフルグルから支援してもらい、これから色々研究やツールの開発をやっていくことになりました。
こちらに関しては、来週もまた情報アップデートや告知していくこともあるので、引き続き注目してもらえれば。
ちなみに今諸々準備中、という感じですがこちらは基本的には非営利のオープンソース開発なので、Githubのレポジトリ含めて基本全て公開、オープンにやっていくつもりなので、何か質問や自分もこういうことやりたい、などあればどんどん教えて下さい。
早速serinuntius(読み方わからないw)さんが、RGBを動かしてみて色々実験し始めているようです。今の時点でも案外RGB注目している人いたんですね、素晴らしい。
なお、この方は遥か昔日本でライトニングのハッカソンをやった時にも参加してくれていた開発者の方で、よく覚えています。別にRGBにこだわる必要はないですが、こんな感じでビットコインやライトニングで色々いじる人がこれからさらに増えるといいですね。
ルーティングWiki鋭意準備中
これもテレグラムグループなどでぼそっと宣言していましたが、現在ルーティングWikiサイトをごっつさん中心に用意してもらっています。
Spotlightなどでルーティングやライトニング開発関連の記事はいいものが散在しているのですが、情報の整理やまとめが今までいまいち出来ておらず、それらのリソースが上手く活用されていなかった問題を解決するのが狙いです。
見せられるレベルになったら出来るだけ早いタイミングで公開するので、この記事が抜けている、他にもこういうのあるよ、というのがあればその時に是非教えてください。こちらのWikiはNotionで作っているので、今後出来るだけコミュニティメンバーにアップデートや提案部分もダオツツってもらえると助かります。
DHノードLSP進化計画
こちらもテレグラムグループ内ですでに緩く宣伝していましたが、現在小川さんがBoltzをベースにしたDHノード向けのSwapin&Swapoutサービスの準備をしてくれています。
これが出来るようになると、トラストレスな形でDHノードを通してSwapin&Swapoutが出来るようになるので、DHノードからオンデマンドでインバウンドキャパシティを生成したり、例えば通常だとOnchain→LightningでFeeをとられるWallet of SatoshiやPhoenixなどへのチャージ(Swapin)が格安で出来るようになったり、などのユースケースが生まれます。
ノードのLSP化というのは非常に重要なテーマで、今DHノードとして最も優先している項目なのですが、今後LSPがどのように進化していくと予想しているか、それに対してコミュニティノードとどのような関係性を築いていくのか、などはまた別途記事にしたいと思っています。非常に面白くて重要なテーマなんですど、とりあえずDHメソッドの運用と同じで時間が‥、という言い訳をまた‥笑
スポンサー更新時期が近づいてきています
これはDH参加メンバー的にはある種どうでもいい話だと思いますが、コミュニティスポンサーをしてもらっている企業向けの更新時期が来ました。
今後こちらのスポンサー企業には、Diamond Hands Magazineでのロゴ掲載、ライトニング関連事業に関する自分や小川さんへのスポット相談、などを提供していく予定です。
スポンサー代金は全てDiamond Hands Magazineなどの無料ニュースレター作成、ルーティング報酬配布、資金に余裕があればオープンソース開発支援、などに使っていきます。ので、これからスポンサー契約更新お願いします、という相談を自分の方から近くやりますよ、という思いの宣言です‥。
法人化とコミュニティの方向性について
他にも裏で実は色々動いています。
夏に銀座で開催したDiamond Handsミートアップの時も少し話していましたが、エンタープライズ向けの部分の法人化について準備をしています。
特にまずはビットコインとライトニング関連のリサーチやR&Dの分野でまず仕事の需要がありそうだ、ということがわかってきたので、新しいリサーチトピックの調査、その他の企業との共同プロジェクトの立ち上げ検討、などにすでに着手し始めています。
DHを部分的に法人化することで、ビットコインやライトニングで持続的な事業や仕事の需要を作ったり、海外のプロジェクトなども巻き込みつつライトニングを使った新しいサービスの開発などをやっていくつもりなので、そちらも近日また情報出していきます。
とは言いつつも、Diamond Handsは元々ルーティングノード運用者同士のコミュニティとして始まりましたし、これからライトニングを使用するプロジェクトや企業などが日本でも少しづつ増えていくとは予想していますが、コミュニティの存在や活発度というのはこれからも非常に重要になると思っています。
以前Connect the Worldという海外のライトニングポッドキャストに出た時に、「健全なユーザーや開発者コミュニティがあるからこそ、その上で企業やプロジェクトが活躍できる」という話をしたのですが、それは今も本当にそう思います。なので、情報発信やオープンソース開発など含めた活動は今もすでにコミュニティ内のメンバーの協力を受けつつやっていますが、今後も当然継続して力を入れていきます。
まあつまり何が言いたいかというと、最近巷でDAOとか何とか言ってるだけでその実態としては…
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有料ゾーンにぼやきが続く
2022/10/11時点のスコア
https://lnrouter.app/node/035b1ff29e8db1ba8f2a4f4f95db239b54069cb949b8cde329418e2a83da4f1b30