【沖縄自然派ワインと純米酒のお店追加】ライトニング店舗マイニング?お店で買物をして最大数万円相当のビットコインを当てよう!
※4月15日更新:沖縄の自然派ワインと純米酒のお店ナガハマ88が対応店舗に追加されました。オンラインストアでも対応可能(対応店舗に追記)
※4月5日更新:東京広尾の子ども向けファッション店「ショップビドゥイエ」が対応店舗に追加されました。(対応店舗に追記)
※4月3日更新:大阪のダイニングバー「BUBBLE NET」が対応店舗に追加されました。(対応店舗に追記)
少し前からDiamond Handsのテレグラムグループ内では、ライトニングを利用した店舗実験の案内や相談をしていたのですが、第一弾の小規模実験の準備が一応出来たので今週末からついに段階的に始めていきます。
今日から早速お店に行ってきます!と言っていた行動の早い人もいましたが、Diamond Handsコミュニティ内の人たちを中心に是非協力、色々フィードバックして欲しいです。
実験概要
今回の企画のコンセプトを一言でいうとしたら「ライトニング店舗マイニング」です。
対応している店舗に行き、通常通り普通に飲食、買い物をすることで、運試しのライトニングくじを引くことが出来、最大2.5万円相当分のビットコイン(50万Sats)が当たる、というものです。
たまにコンビニで一定金額以上の買い物をするとキャンペーンのくじが引ける、みたいなキャンペーンをやっていますが、あれのライトニングを利用したバージョンだと考えるとイメージしやすいかもしれません。
今回の実験はDiamond HandsとSpotlightのコラボ企画で、くじ機能は実はすでにSpotlightで実装していた「マイニング(くじ)」機能をそのまま使わせてもらっています。
キャンペーン参加者はお店で通常通り好きな決済手段で会計した後に、お店にビットコインのくじを引きたいと伝えると、上記のような画面からくじを引かせてもらえます。ちなみに一応こちらのくじは「公平性が証明(Provably Fair)」出来る機能も備えており、現状では例えば70%の確率で500SATsが当たる、という形で表示されています。
ライトニングでの賞金の受け取りは、ライトニング、特にLNURL-Withdrawという規格に対応しているウォレットが必要です。ライトニングウォレットに関してはこの記事では詳細は説明しませんが、もしわからない人は、Wallet of SatoshiというAndroid&iOS両方対応しているウォレットがとりあえず一番ラクだと思うので、それをおすすめします。
全体の期待値を足し合わせると、現時点での一回のくじの期待値は1万SATs弱(500円程度)なので、運が良ければご飯代も元が取れちゃう可能性はありますね(ここらへんの期待値は参加人数の状況などを見ながら後で調整する可能性があります)
実験期間は参加人数などの様子を見ながらですが、とりあえず第一弾は2~3週間ほどで考えています。
実験の狙い
今回のライトニング店舗実験の主なポイントとしては、あえてライトニングを決済手段としては使わない、というところです。
通常こういう店舗実験だと、ライトニングを決済手段として店舗に採用してもらい、POSツールのテストや、ユーザーの反応を調べる、というのが一般的ですが、自分はそれだけでは仮想通貨決済にまつわるより根本的な問題の解消につながらないと考えています。
ビットコイン、および仮想通貨全般の決済は、以下のような要因もあり日本国内で今まであまり広く普及して来ませんでした。(ここらへんに関しては自分も古くから色んな試行錯誤や失敗の歴史を見てきています‥)
店舗視点
- 導入にかかる時間や学習コスト、従業員への説明の手間
- 仮想通貨のまま受け取る場合相場変動リスク
- 券売機など既存の支払いフローへの組み込みの難しさ
- 税務、会計処理の煩雑さ
店舗からすると、仮想通貨の決済は送金手数料はユーザー負担で、クレジットカード利用料などの3%程度の手数料が発生しないのは魅力的ですが、現実的には店主の仮想通貨関連の理解度や関心が高いなどの例外を除くと、導入は非常にハードルが高く、対応する店舗も中々広がっていません。
また、ユーザー側としては厳密には仮想通貨決済は課税対象になるので、わざわざ税務的に面倒な計算をしてまで投資目的で買っている仮想通貨を使いたくない‥、とぶっちゃけ思っている人が大半です。これがそもそもの仮想通貨決済利用希望者の数を減らし、店舗側の導入メリットも下がり‥、という負のスパイラルに陥りがちです。
こういう状況も考慮し、今回のDiamond Handsの店舗実験ではライトニングをあえて支払い手段として使うのではなく、あくまでくじの賞金を配るためのツール、販促手段として利用してみよう、というのが特徴です。このようなやり方の方がユーザーも店舗も参加しやすく、ハードコアなビットコインユーザーだけではなく、もしかしたら一般のユーザーも興味を持ってくれる可能性がある、と考えています。
客は現金、電子マネーなど通常通りの方法で決済してもらって構いません。ライトニングはくじの賞金をユーザーに配る為に使われるだけなので、店舗側も特に支払いフローを変更したりする必要はありませんし、ユーザーもライトニング対応ウォレットを用意してくじを引いて、QRコードを読み込むだけでいいです。
似たようなくじスキームはユーザー還元の一部としてビットコインデビットカードを提供しているFoldなどが部分的にやっていていますが、決済手段を問わない形でライトニングを利用するサービスや実験は多分存在しないと思います。というわけで日本でいち早くこういうスキームの妥当性を実験してみよう、というのが今回の趣旨となります。
早速燻製堂に行って、レビューしてくれた人が!
対応店舗
というわけで概要と狙いを説明した上で、一応今の時点でまだ少ないですが以下の3店舗が実験に協力してくれることになっています。
表参道燻製堂
表参道燻製堂は、仮想通貨対応バーとして界隈では有名だったサンタルヌーの店主ヨースケさんがプロデュースしたカレー屋さんです。場所は亀有駅徒歩圏内で都心からは少し距離ありますが、行ったことのある人によるとここのカレーは普通にめちゃくちゃ美味しいらしいです。(日本いたら自分も普通に食べ行きたい‥)
営業時間はランチオンリーで日曜休みらしいです。(詳細はサイトから確認してください)
ココロータスキッチンカー
こちらはすでにビットコインやライトニングだけでなく、Monaやシンボルなど複数の仮想通貨決済にも対応しているちょめじさんのお店です。
以前赤カブトさんが実際に行ってきてレビュー記事などを書いてくれていますね。
(※赤かぶとさん記事の写真を使わせてもらいました)
営業時間は水曜と木曜ですが、日にちにより場所が変わるのでそこだけ注意してください。また、4月6日(水曜)はお休みのようなので、この企画に参加できるのは4月7日(木曜)からになります。
水曜
ココロータス(Cocorotus)キッチンカー|USEN渋谷ビル前店
https://goo.gl/maps/p6eoi29L9cMmdjci9
木曜
ココロータス(Cocorotus)キッチンカー|渋谷アベマタワー前店https://goo.gl/maps/wWvnQCueahXLu5Qw9
ちなみにここのお店は今回のDiamond Handsライトニングくじとは別に、元々仮想通貨決済する人向けに特別にめちゃくちゃ安く弁当を販売しているそうです。
ライトニング決済は以前は1Sats(!?)販売、今は少しだけ値上げして3900Satsでお弁当が変えるらしいです。今回のくじ目的でいく人はせっかくならライトニング決済すればいずれにせよほぼタダみたいな値段でお弁当が買えるようなので、やってみてください。(お店の経営は大丈夫なんでしょうか!??w)
BUBBLE NET
BUBBLE NETは大阪の心斎橋から比較的近いエリアにあるダイニングバーです。今回のDiamond Handsのライトニングくじ企画を見て参加したい、と店長から直接連絡いただきました。なんとすでにDiamond Handsに参加してノードも立てていたそうです。
自分はこちらのお店に行ったこともないですし、店内や周りの雰囲気もよくわからないので何とも言えないですが、ネット上の写真とかを見ているとどうやらお酒を飲みながら音楽が聞ける大人のおしゃれバーみたいな雰囲気です。
これは褒めかどうかわからないですが、2014年とかに当時ビットコイン支払いをいち早く採用していた六本木のPink Cowみたいな雰囲気を感じますね。あそこはかなりドープな場所でした笑
若干上級者向けで少し入りづらい雰囲気もあるかも?ですが、すでに店内に秒速で今回のライトニングくじのポスターを店内何箇所か貼ってくれたようです笑(ありがとうございます)
ショップビドゥイエ
東京広尾にある子ども向けのフランス洋服と雑貨店です。店主がフランス出身のビットコイナーだったということで、今回面白そう、とDiamond Handsのライトニングくじ実験に参加してくれることになりました。
子ども向けですが、ショップの外観からしてもおしゃれ感が溢れています。一応ショップに売っている服も少し覗いてみましたが、自分が来ている服より高くておしゃれです。なんてこった‥。
子持ちビットコイナーとしては子ども向けのおしゃれな服を選びながら、ついでにライトニングくじにも挑戦というのが解でしょう。子どもがいなくても予行演習?するのも自分は止めません‥。
もし他にも協力できるという店舗関係者の方や、知り合いがお店をやっている、という人がいれば是非教えて欲しいです。今回の実験に関しては導入はコストもかからないですし、Spotlightのアカウントを店舗登録するだけで簡単に参加できます。
ナガハマ88
沖縄中頭郡にある「自然派ワインと純米酒のお店」ナガハマ88さんです。多分沖縄のかなりノーカルなエリアにある酒屋さんなのですが、ここのお店は以前から自主的にライトニング決済に対応しており、店舗で直接購入以外でも、オンラインストアでの購入でもライトニング対応しているそうです。(今のところはマニュアルにお客さんとやり取りしているそうです)
店舗もかなり沖縄んな感じがして、沖縄旅行行ったら自分も探検行きたいですね‥。お酒もかなり本格的でこだわっているようなので、お酒好きな人はオンライン購入でも是非ライトニング決済でチャレンジしてみてください。(写真はお店の公式Twitterから)
今後の予定
ここまで読んで、そもそもくじの原資はどこから来ているの?など他にも色々疑問は出てくると思います。一応回答しておくと、今回の原資は単純にDiamond Handsの運営側がスポンサー企業などから頂いている資金から実験費用として出しています。(ちなみにスポンサーについても第二期の新スポンサーや海外の企業にも何社か支援もらえることになったので、また後で別に発表します)
今回のコンセプトを持続的に発展させたり、より面白い形に進化させたり、Diamond Handsコミュニティ内のノード運用者や一般の人も巻き込んだやり方、というのもすでにアイディアレベルでは考えているのですが、まずはとりあえず小規模の第一段実験である程度結果を出したり、フィードバックをもらわないと何も始まらないので、今はそこに集中しています。
というわけで、とりあえずDiamond Handsコミュニティ内の人たちなどがまず中心になると思いますが、是非対応店舗に足を運んでライトニングでSatsを稼ぎつつ盛り上げてもらえれば、次に繋がる可能性が出てくるので出来る範囲で協力お願いします。
また、今後は今回の店舗実験のような形で、ライトニングのルーティングノード運用や研究以外に、よりカジュアルなユーザーでも参加できる実験企画みたいなものを積極的にやっていこうと思っています。興味がある人は是非Diamond Handsのテレグラムグループにも気軽に参加して色々フィードバックください。