第7回ビットコイン報酬配布&コミュニティアップデート

第7回ビットコイン報酬配布&コミュニティアップデート

少し遅くなりましたが、Diamond Handsプロジェクトのアップデート記事です。先週末は告知通りDiamond Handsと開いているチャネルサイズに応じてビットコイン報酬合計0.005BTCを配布しました。ビットコインのFiat建ての価格が上がったので、全体のポットのサイズも少し大きくなりました。配布対象ノードは170です。

全体の傾向としては、Diamond Handsノード自体が新しい戦略の実験を始めたりしたこともあり、実はルーティング実績などはここ最近少し低迷気味です。また、ダイヤモンドハンドへの新規参加ユーザーも完全に一周してほぼ横ばいなので、少し起爆剤を用意したいと考えている日々です。

一方、Diamond Handsコミュニティ内の有志で、開発やデザインに協力出来る人たちを集め、ルーティング以外のことも含めて一緒にやってみよう、という動きも出てきており、水面下で新しい取り組みが始まっています。こういう感じで主体的に色々協力してくれる人たちが増えてくると非常にありがたいですし、ルーティングを増やしていくのにも、最終的にはLightningでの送金需要が底上げされる必要があるのでかなり重要です。Diamond Handsのグループでは何回かコメントしていますが、いい意味で焦らずに少しづつ日本国内でまず力をためて、世界のLightningコミュニティ内での貢献度や存在感を増やしていけるといいですね。

Diamond Handsプロジェクトアップデート

プロジェクト概要↓

前回同様、今の所のルーティング状況や、参加ノードの状態についてまとめておきます。

Diamond Handsルーティング状況

先週(8月1日~7日)の合計ルーティング金額は先週から少しリバウンドして、一応わずかにATHを更新しました。週次で135455761Sats1.35BTCは)になりましたが、一方これは単発的な大きな金額のルーティング、という感じではなかったので、来週はルーティング金額も落ち込む可能性が高そうです。

ルーティングは一度戦略が固まって上手くいっていたとしても、どこかのチャネルが一つか二つ閉じられるだけ、もしくは繋がっているノードが手数料やチャネル接続戦略を変えるだけで一気にお金の流れが悪くなり、上手く行かなくなります。なので常に新旧のチャネル情報を監視しながら、今までの戦略の見直し、新しい戦略や仮説の実験をしていかなくてはいけないのを身を以て体験しています。Diamond Handsは日本のLightningノードが多数つながるハブ的な存在になってきていますが、それだけで自動的に大量にルーティングが発生するわけではなく、参加ノードとの競争含め、今の時点ですでに中々厳しい陣取り合戦をやっています。これは1年後とかになると、トップのノードの座を維持するためにどれくらい高度な戦略やツールの運用が必要になるかと思うと、結構ゾッとするところもありますw

Diamond Handsキャパシティ&チャネル状況

218月11日時点で、Diamond Handsノードの合計キャパシティは約12.1BTC、チャネル数は237です。先週のキャパシティから0.1BTCほど微増、チャネル数は微増の+24でした。キャパシティやチャネル数も着実に伸びてはいますが、Lightningネットワーク全体が今ちょうどものすごいスピードで伸びていっているので、全体成長速度にギリギリついていってるってくらいですね。追加で工夫していきます。

その他

Ambossの新コミュニティ機能と追加のビットコイン報酬

先週試験的にAmbossにコミュニティ機能が追加されました。これはAmbossに登録しているノードが自分の「所属コミュニティ」を申告できる、という機能で、Amboss開発チームが実験的に追加した機能です。

この機能が公開された直後から、Diamond Handsの参加ノードがものすごい勢いでコミュニティ参加申請してくれ、初速は海外のLNコミュニティのPlebnetなどよりもかなり早く1位にしばらくなっていました。その後英語圏のPlebnetが102ノードで1位、またオランダのLightningコミュニティ「LightningNL」が90ノードで2位、Diamond Handsは現在70で3位に落ち着いています。



Plebnetはアメリカ中心にLightningユーザーで構成されているコミュニティで、Telegramの参加人数も3000人超えしてる巨大グループになっているので、そこに負けるのは仕方ない気もしています、オランダでもDiamond Handsと似たような感じのローカルLNコミュニティが立ち上がっているようです。何だか色んな地域で同時に似たようなグループが立ち上がっていて面白いです。(これが刃牙で噂のシンクロニシティ!?)

さて、Ambossのコミュニティ参加人数ランキング自体は本来ある種どうでもいいのですが、多少の海外向けのアピールにもなりますし、自主的にAmboss参加申請してくれる人たちも多かったので、今週末までにAmbossのDiamond Handsグループに参加してくれたノードに追加でビットコイン報酬をエアドロップしようと思います。金額は細かい計算はまだしてないですが、大体0.003BTCくらいを追加で用意して、参加ノードに均等に配ります。すでに参加してくれたノードは特に追加でやる必要はないですが、まだやったことない人は、Ambossへのログインなどは以下のYossyさんの記事なども参考に是非チャレンジしてみてください。

Umbrelのメジャーアップデートがリリース

大部分のDiamond Hands参加ノードが使用しているUmbrelのメジャーアップデートVer0.4が公開されました。

これは今までのようなビットコインとLightningのフルノード運用関連のアプリだけでなく、パスワードマネジャーや写真バックアップなどUmbrelの機能をデータ保管やクラウドサーバーとして利用しようとする非常に野心的なアップデートです。

以前からこのようにビットコインのフルノードを運用することで、自分の支払いのプライバシーやセキュリティを向上させるだけでなく、自分のデータやアイデンティを自分のサーバで管理し、より自由なインターネットを実現する、みたいな発想はありましたが、それが少しづつ現実に近づいてきている感じですね。これに関しては自分個人としてもめちゃくちゃ興味がありますし、出来ること出来ないこと、現状の課題や今後起きそうなことなど含めて別途記事か動画にしようと思っています。

今の時点で一つ言えることは、こういうムーブメントが起きることで、今後ビットコインとLightningのノードを含む自分自身のパーソナルサーバを動かす直接的なメリットやインセンティブが増えていくことが考えられ、それはLightningのルーティングの収益性やLightningペイメントの有用性などにも大きな影響を及ぼす可能性のある重要なトレンドだということです。

自分は実はまだ自身ではいじれてないのですが、すでにDiamond Hands参加ユーザーでアップデートしてセットアップに関する注意記事みたいなものを書いてくれている方たちもいるので、そちらも是非読んでみてください。

自分のフルノードの写真をアピールしよう

現在Diamond Handsプロジェクトの紹介をする簡単なランディングページを作成中です。そのサイトの中で、参加してくれている人たちのノードの写真を紹介する、というセクションを用意する予定なので、もし自分のノードの写真をサイトに掲載してもいいよ!という人は、ツイッター上で「#フルノード」のハッシュタグをつけて写真をアップデートしてみてください。すでに以下のようなかっこいいラズパイ画像などを投稿してくれているユーザーもいます。

Image

Remaining : 0 characters / 0 images
100

Sign up / Continue after login

Related stories

Writer

ビットコイナー

Share

Popular stories

目指せトップLightning Networkノード。Diamond Handsプロジェクト始動

6582

さらばPepecash ~Pepecashの歴史を振り返る in 2020~

4048

反省会記念NFT(Badger Capsule)概要

1887