太陽電池でビットコインをマイニング1
はじめに
はじめまして。突然ですが下の画像を見てください。
悟コインがフリマサイトで2万円で売っています。
1BTCに換算すると、なんと2,000万円です!そんな悟コインが欲しくなってSpotlightに投稿する事にしました。
(追記)悟りコインの販売には、交換業のライセンスが必要です
マイニングのきっかけ
以前に下の動画を視ていたところ、”マイニングはビットコインのオプション※と同じようなもの”と言う説明がされていました(※あらかじめ決められた価格で買う権利)。
動画を見終わった後に、漠然と「電力とマイニングマシンが安く調達できれば、割安でビットコインが入手できるかも?」とか、「太陽電池で結果的に電力を安く調達できないかな?」と思い、実験的にマイニングを始めてみました。
マイニングの準備
機材の購入
費用はなるべく安くしたいので、機材の購入はネット通販/ネットオークション/ネットフリマ/ホームセンターで済ませました。
- マイニングマシン(Bitmain Antminer S9):ヤフオク
- 太陽電池、充電器、バッテリー:アマゾン
- 電子部品:秋月電子通商、千石電商(通販)
- 電線、スイッチ等:ホームセンター、アマゾン
- 太陽電池の台:ホームセンター
太陽電池の設置
まずはじめに、太陽電池を乗せる台を単管パイプで組み上げます。
次に、台へ太陽電池400W分を固定します。
太陽電池を設置する場所は、草が生い茂る知人の土地を無償で使わせてもらいました(感謝)。
土地の面積は2m×3mくらいです。
電気回路の配線
下の様なかたちで、太陽電池からマイニングマシンまでを配線します。
マイニングマシンの電源スイッチは、手動でON/OFF操作します。
太陽光が強くなったらスイッチON、太陽光が弱くなったらスイッチOFF、全て操作する人任せです。
マイニングマシンの設定
今回は電力が少ないので、マイニングマシンは下のようにします。
- マシン:Antminer S9、Hash board x1(残り2枚に電源をつながない)
- ファームウェア:Antminer-S9-xilinx-201907302037-autofreq-user-Update2UBI-NF-sig.tar.gz
- Working mode: Low Power Enhanced Mode
- マイニングプール:Slushpool
AntminerのStatusは下のようになります
(見づらい場合は、右クリック→「新しいタブで画像を開く」で見てください)。
Hash boardの個体差によりますが、この設定ではハッシュレートが3TH/s、必要な電力は280Wです。
Antminer S9は普通に動かすと12TH/s 1200Wくらいなので、かなり控えめです。
マイニングの結果(2019年10月~12月)
約2ヶ月半のマイニング報酬は、0.00008661 BTCでした。それに対して、かかった機材の金額は29万円以上です。
1BTC 100万円とすると半減期前の報酬でも、元が取れるまで700年かかります。
さすがに報酬が少なすぎます。一番の原因は手動でON/OFFしていたので稼働時間が少なかったからです。
ご覧いただきありがとうございました。次回は手動ON/OFFを自動にして、少し報酬を多くできた話を書きたいと思います。
有料部分に今回のマイニング報酬と、機材と価格のおおまかなリストを載せたので、ご興味がありましたらご覧ください。