太陽電池でビットコインをマイニング2 ~マイコンで自動化~
前回のまとめ
まず前回の記事の簡単なまとめです
- 2019年4月 太陽電池の電力だけを使ったビットコインのマイニングをやる気になる
- 2019年10月 半年近くかかってようやく完成
- 2019年12月 2ヶ月半ほどトラブルも無くマイニング。しかし報酬を計算してみると、費用の元がとれるまで700年以上かかってしまうのでした
こんな感じです。
組立中の写真もあるので、前回の記事も良かったら見てください
反省
問題に対して解決方法を整理してみます
元がとれない問題の解決は、報酬を増やすか費用を減らすしかありません。
報酬を増やす方をもう少し具体的にします。
費用を減らす方は別の機会にします
色々出てきましたが、今回は稼働時間を増やす事にします。
ハッシュレート(マイニングの計算能力)や、
マイニングプール(集団でマイニングできるサービス)についても
別の機会に記事にしたいです
稼働時間を増やす→自動化の方法
稼働時間を増やす為に、マイニングマシンのON/OFFを自動化します。
上の赤枠部分をもう少し詳しく見てみます
- 左下の人間がスイッチをON/OFF
- マイコンにつながったリレー(スイッチ)がON/OFFして
マイニングマシンが動きます - バッテリーの電圧が下がりすぎた場合は、
リレー(スイッチ)を強制的にOFFにします(安全装置)
自動化の方法は、
左下の人間が動かしていたスイッチを、日照計(光センサー)に置き換えます。陽の光強いとON、弱いとOFFに自動で切り替えます。
自動化とは全然関係ないですが、
DCDCコンバーターから出る電圧は回路の都合で
波打つような電圧のゆれが残ってしまいます。
このゆれをリップルといいます。
日射計(光センサー)の準備
マイニングマシンと同じように、日射計をネットオークションで探すと?
30万円…。元がとれるまでに1400年くらいになりますね。
もう少し安い日射計もあるみたいですが、仕方ないので自分で作る事にしました。
小さな太陽電池と部品を組み合わせて作りました。費用は1,000円くらいです。
上の写真のように太陽電池の下側に取り付けました。
この自前のセンサーは調整に手間取り、まともに動くまで半年くらいかかってしまいした。
結果(2019年10月~2020年6月)
それではお待ちかねの結果です。
BTCの桁が少なすぎて見づらいので報酬の単位はsatoshiです。
やりました💪。
元がとれるまで301年もかかるけど、改良前は実は800年以上かかっていたけれども、それでも半分以下に短くなりました。
ところで2020年5月12日は何の日だったか知っていますか?
ビットコインのマイニング報酬が半分になる、半減期が来てしまったのでした。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
まとめ
- 2019年11月 簡易光センサーの製作に着手
- 2020年4月 自動化に成功。報酬が倍増するも5月の半減期で元に戻る