忘れられない粉飾企業〜シニアコミュニケーション〜
株式投資をしていると、たまに粉飾企業に出くわすことがある。
中でも忘れられないのが、「シニアコミュニケーション」という企業だ。
この会社は「会計監査に必要な残高確認状を公認会計士が郵便ポストに投函した後に回収した」事実があり、粉飾にここまでするのかと笑ってしまった。
会社の上場のため、不正会計処理の隠蔽のため、会社倒産回避のためと調査報告書には記載があるが、一度粉飾に手を出すと、いずれ数字の辻褄合わせが出来なくなり破綻するものである。
その兆候は、「売掛債権の増加」、「貸倒引当金」、「在庫(ソフトウェア)」、キャッシュフローの動き等に出てくる。
株主からの資金を得るために、海外で新規プロジェクトが始動したはずが「現地には何もない」ことも、
新商品が合成画像のサトウキビだった事も寓にある。
我々はただ、それらの調査報告書を読みながら粉飾企業愛好家(?)として今日も深夜の適時開示でF5を連打するのだ。
粉飾するってことは他人のお金を誤魔化すことと一緒で、そんな怖いことは僕はできないな〜。人によっては僅かなお金で危害を加えたりするので、実行者は勇気あるな〜と思います。