ジャスティン・サンはどこから来て、どこへ行くのか

ジャスティン・サンはどこから来て、どこへ行くのか

ジャスティン・サン氏

 

 

【どこから来たのか】

・1990年生まれ

・北京大学 2011年 卒業(超一流)

・ペンシルバニア大学 2013年 卒業(修士号取得)

・湖畔大学 2018年 卒業

 

ここまでで彼の情報を整理すると、大学が好きすぎて3回も卒業してしまった珍しい人物だということでしょう。しかし、残念ながらそうではありません。湖畔大学は大学という名がついてるもののビジネススクールです、しかもアリババのジャック・マー氏が学長をつとめています。つまり、ここで中国が世界に誇る大企業アリババのジャック・マー氏との師弟関係が成立したのです。このことは、彼の実業家人生を確固たるものにしていきます。

 

 

それでは、気を取り直して続きを。

 

 

2014年

リップル・チャイナの事務所長を務める

・PeiWo(音声配信サービス)の創業(後にTRONエコシステムに参加)

 

2017年

TRON創業

ついに来ました。我らがトロン。リップル・チャイナにいたにもかかわらず、まったく違ったブロックチェーンシステムを手掛けます。TRONというかジャスティンは、ETHを意識していることが垣間見えますが、リップルを意識している場面はほとんど感じられませんよね。単に国際送金に興味がなかったのか、はたまたリップル自体の何か深淵を覗いてしまい関わらないようにしているのかは、謎に包まれたままです。。。

 

・日本市場への参入をチラつかせる

Twitter上に「日本の取引所への上場に向けて手続きを進めているよ!カミングスーン!」みたいなことを発言。この頃がトロンバブルの最盛期だったと記憶しております。

どうやらトロン?という銘柄が爆上げするらしいぞ!ということで、多くのユーザーが日本の取引所からBinanceに資金を送金するも送金が詰まりまくるという事案が発生しました。そして何を思ったか送金詰まりに怒ったユーザーは日本の取引所にクレームを入れまくるという狂気の沙汰に走りました。(ブロックチェーンを少しは理解してから出直してこい)

しかし、それぐらい加熱していたんですよね、トロンも相場も。

 

・Twitter Live 生配信

あれはたしか日本時間午前11時スタートだったと記憶しています。ジャステインが生配信で重大発表するらしいぞ!と言われており、みんな期待に胸を膨らませていました。ついに師匠ジャック・マー率いるアリババと提携か!なんてのもよく言われていました。

しかしフタを開けてみると、dappゲームの発表でした。しかも、なんだか見覚えのあるキャラクターが散在していました。

これはセーフなのか?アウトなのか?

 

こんなこともあり、市場からトロンへの関心は徐々に薄まっていきます。それと同時に、トロンのホワイトペーパーが色々なプロジェクトのコピペなんじゃないかと騒がれていきます。

パクリ騒動についてはETHのヴィタリク氏にも揶揄されていました。
「ctrl + C , ctrl + Vでプロジェクトを作るのは簡単」といった趣旨の発言だったかと思います。

 

 

 

【どこへ行くのか】

2018年

・BitTorrentを買収:これは本当に驚きました

2019年

・バフェットランチの権利を5億円相当で落札

・バフェットランチ延期&謝罪文を掲載

中国の出国制限リストに入っているため、国外に行けなかったなどの噂が立ちましたが、実際にはサンフランシスコにいたようでした。延期の直接的な理由は、腎結石の治療に専念するためだったと言われています。ちなみ謝罪文には、中国のIT業界の先輩への失礼な発言や、財新という中国メディアに対して行った非難への謝罪が書き記されていました。謝罪文を掲載するレベルなので、相当追い込まれていたのでしょう。一連の発言に伴いSNSを控えると宣言。

・weibo凍結

上記の一件があったにもかかわらずweiboで宣伝などの発言を繰り返したことによりアカウントを凍結されたようです。決め打ちはRTを使ってのプレゼント企画だったみたいです。前澤さん・・・。

 

2020年

バフェットランチを開催

Huobi  , eToro , LTC  , Binance charityの幹部を帯同して、念願のバフェットランチに臨みました。こうやって見ると、やはり彼の若さが際立ちますね。若手の実業家であることは間違いありません。ただ、このランチを中国国内でアピールしたかったようですが、weiboは凍結したままでした。残念。

 

・STEEM買収騒動

こちらに関してはCoinGeckoさんのレポートで詳しくまとめてあるので引用させていただきます。フルレポートはこちらからダウンロードできます。

 

 

買収で思い出しましたが、昨年Circleが売却されたPoloniex取引所にも資本参加しているようで、同取引所の色合いがかなりTRONに染まってきています。エコシステムの拡大ですね。先日はTORN上のトークンJUSTのIEOが実施され話題を呼びました。

 

 

【結論】

いかがでしょうか、ジャスティンという人物について少しは知ることができましたか?

まだまだ若くて(私よりは年上)少し幼い部分もあるように感じますが、経歴を見れば本当にすごい実業家ではないでしょうか。本文では書き逃していましたが、フォーブス誌が選ぶ30歳以下の実業家にも選出されています。日本ではトロンへの批判から、毛嫌いされているのかもしれませんが、会社を成長させているのは間違いないです。(やり方は強引な部分もありますが)

先日トロンの日本コミュニティ内でジャスティンとHashHubの平野さんを招いてのAMAが開催されました。個人的にはクロストークを期待していたのですが、内容は普通でした。

 

そして、ジャスティンへの評価は、AMA告知時の平野さんの言葉が全てだと思います。

https://twitter.com/junbhirano/status/1252475992049807360?s=20

 

 

 

 

時々、呼び捨てしてごめんなさい。

 

 

 

おわり。

 

 

この続き : 116字 / 画像 1枚
100

会員登録 / ログインして続きを読む

関連記事

記事を書いた人

雰囲気投資家 / 漢組 / CyberMiles Ambassador / QuarkChain Ambassador

SNSにシェア

このクリエイターの人気記事

SolFlareウォレットの作成方法とデリゲート方法の紹介

1971

日本で唯一来店可能な取引所「Xtheta」に行ってきた話

399

Dev Protocol(Dev)ステーキングガイド

289