チップの相場
数年前、フィリピンのセブ島に行ったときのこと。
セブ島にある、シャングリラホテルに宿泊しました。
とても素敵なホテルで、フロアの中央にあるバーで毎晩ライブをやっていました。
ライブのステージが、ホテルのどこにいても聞こえるように設計されており、客室にいても素敵な演奏や歌声を聞くことができました。
フィリピンは治安が悪いと聞いていたので、ずっとホテル内で過ごしており、夜にはホテル内のバーでカクテルを飲んでいました。
フィリピンは日本に比べ物価が安いので、リーズナブルな値段でとってもおいしいカクテルをいただくことができました!このホテルで飲んだカクテルを超えるものは今でもまだ出会っていません。
そんなシャングリラホテルのバーでの忘れられない(恥ずかしい)思い出。
ホテルのバーで簡単な食事をすませた後、お酒を飲んでいると3人組のバンドが演奏を始めました。毎日違うシンガーがステージに出ており、その日も演奏を楽しみにしていました。
なかなか上手で、近くで演奏を聞けたのでノリノリで音楽を楽しんでいました。
※動画は貼り方がわかりませんでした。。
おしゃべりをするカップルなどもいたため、私のグループは比較的熱心に音楽を聴いており、ステージのメンバーもこちらにむけて視線をくれたり、こちらを向いて演奏してくれるようになりました。
ライブが中盤をすぎると、テーブル担当のウエイトレスがやってきて、「もしよければリクエストの曲も歌ってもらえますよ、その時にはチップを渡すと彼らも喜びます」と言ってくれました。
旅行をするときにはガイドブックなどで、あらかじめチップの額を調べて渡すようにはしていますが、ライブのリクエストの時にいくらくらいの金額を渡せばいいのかわからず、てんぱってしましました。そもそも、食事の料金も部屋番号につけているので、現金もそんなに持ち合わせがありません。
結局相場がわからず手持ちもなく、確か日本円にして数百円しか渡さなかった思います。ウエイトレスに渡して、相場がわからないので教えてくれと頼んでみましたが、気持ちで十分よと言われて私のリクエストとともに持ち去っていかれました。
その後、私がリクエストした”Fly Me To The Moon”を歌ってくれましたが、あんな金額を渡して、もっと渡せばよかったのかな、などと考えがぐるぐる回ってあまり純粋に音楽を楽しめませんでした。最後まで素敵なステージでしたが、メンバーもチップが少なくてがっかりしたかしらと気が気ではありませんでした。
最近当時のデータを見つけて懐かしくなり、書いてみたくなりました。
次に行ったときにはもっとチップはずまなきゃなあ、と思います。しかし日本には慣習がないので、いくらくらい、と相場を言ってくれるのがいいな。メニューにあって食事の会計と一緒にしてくれるももっといい笑。