モナパーティの ICO を振り返る
意外と知られておらず、金融庁の ICO 関連の検討資料にも載っていないのですが。
モナパーティでは ICO と Proof of Burn とのハイブリッドで、XMP アセットが配られました。
公式 web にも残っています。
https://www.monaparty.me/token-swap/
当時、ICO で莫大な資金が吸い上げられ、日本でも COMSA が盛り上がっていました。
当時の金融庁は規制庁からの脱却を試みていましたが、このまま黙っているはずは無いと無職業者BOTは確信していました。また、プロジェクトの規模に見合わない調達額が連発されているのを見て、ICO という手法そのものが悪者扱いされる近未来も想像がついていました。
「それにしても調達額は安すぎただろ」と、いろいろな方々からご指南いただくのですが。
あの額で良かったのだと今も思っています。
あの ICO は、"もともとモナコインの界隈に存在していた「投げ銭」という文化に、投資という文脈を添えるとどうなるか" という、社会実験のつもりでしたから。そして、 "投機でも詐欺でもない ICO は、成立する" という事実を、残せたわけですし。
残念ながら、金の亡者が群がった末の ICO には強い規制が入りました。膨大な投資を受けた COMSA も、なんだかよくわからない状態になっているようですが。
いつか規制緩和への機運があったときに「モナパーティがやった程度なら ICO 許してもいいんじゃない?」という例になればいいな、と。
Ⓜ️
追記。「金の亡者」は、モナパーティの ICO 参加者に対しては当てはまらないと認識しています。AskMona という限られた場所での告知に絞ったのは、参加者をモナコインで日頃から遊んでいる人(投機的でない人)に絞りたかったからで、これは期待通りになったと思っています。
… Proof of Burn では、ちょっと失敗したかなという気はしなくもないですが。