官公庁とシステム屋さんに聞きたい。

官公庁とシステム屋さんに聞きたい。

お盆が終わって忙しいなあ・・・と思ったら1日MAX40名、だいたい20名以上の人とビジネスのお話をしている和尚です。その上FBのアカが乗っ取られたりしておりまして、もうてんやわんやでございますが、皆さん熱中症など大丈夫でしょうか。

このてんやわんやの一因に、この上記官公庁さんとのやり取りがございます。そして、その受付サイトを構築したシステム屋さんの・・・なシステムにあります。今日はこのお話というか、愚痴と言うかを一席。

ただ、これ本当に日本の生産性をこういうところで下げているのではないか?と思われる事例ですので、記録としても残しておきたい気持ちもあります。

私は、会社の社長さんたちの支援をしておりまして、その中に補助金を申請する支援をすることもあります(とある認定も取得してますので怪しい仕事ですが(笑)その辺は不法ではないです)。

で、この中で某補助金(といいつつも、和尚は口が軽いので書いていくうちに晒してしまうかもしれません)に採択された人が、「●●円の請求します」といって「●●円補助します」と省庁が認可するという手順でこういうことがありました。

で。某社専務が「和尚、事務局から指示がきたけど、何言うとるか分からへん、頼むでちょっとやってくれへん?」と言うてきました。
急ぎ、県の事務局へ行ったら、
「従来紙ベースの申請だったのを、今回から申請サイトのシステム導入したので、県でもわからない部分がありまして・・・そもそも県の事務局では御社が申請した内容を申請サイト上で見られないのです」

はぁ?何言うてんの?どこでもアクセスできるのがIT化じゃねの?
ま、そうは思いましたが、とにかくお金はほしいので、いくつかの指示がありましたので、それを聞いて、その会社に行き、例によって申請サイトから手続きを・・・としましたが・・・

いうとる意味が分からん!!!

申請時に打ち込んだ内容がなんでもWordファイルに変換されて、それをダウンロードしてくれ、と言うてるのだが、そのDLリンクがどこにあるか分からん!

と言うことで、県事務局に聞いてもしゃーないと思いまして、東京の事務局にメールをしました。

が。

待てど暮らせど返事なし。ですので電話をしたら

「Rから始まる受付番号を記載の上、もう一度メールでご指示ください」

はあ???こっちは登録したメールから送っとるやないか!!

まあ、とりあえずはお金がほしいので我慢してRからは始まる受付番号を記載して、送りました。

で、電話がかかってきて、指示がありましたが、まあここでもひと悶着あったのですが、とりあえず指示通りそのダウンロードするURLを・・・とその申請サイトを見たのですが・・・

ないっ!!!

ことが分かりました。いやさ、ない奴指示するなよ!

なんでも、限定URLなので1ヵ月でそのサイトは消滅してしまう、とのことです。ですのでWordをメールで送ってもらうことにして(ここでもひと悶着あるのですがもう面倒だからカット)、指示通りに、申請金額を打ち込んで、それをアップロードしました。

※1するとまた連絡が来て

「打ち込んでもらったWordの金額と※2「申請サイトで打ち込んでもらった金額」が違うので直してください」

という。和尚は直す。するとまた電話がかかってきて

・・・※1からのループ、※2が「アップしてもらったExcelシートの金額」、「サイトの●●の金額」、「見積書の△の部分の金額」・・・と変化し、別々の間延びしたご指示で、同じ数字を4つ入力させていただきました。

少なくとも4回は同じようなことをやりとり、それも3日くらいかけて、指示を小出しする・・・。

遊んどんのじゃねーぞ!

と最後は怒鳴りつけたくなりましたが、グッと我慢。やっと終了した・・・と思ったその次の日、県の事務局から

「あのお、この●●ってきちんとやってもらえました?直ってないのですが・・・」・・・

もう、ぶち切れる気力がなくて、「東京の本部事務局の指示通りやりました。あとは東京にお聞きください」

と、電話を切りました。となったら次の日、何もこっちはしてないのに、認定が下りました・・・どういうことや?

まあ、何が悪いのかと言いますと、みな自分の領域の仕事しかわかってなくて、全体を把握しながら自分のポジションを考えて仕事してないなあ、という気がします。これは官公庁の弊害としていつも言われていることでしょうが・・・(ただしこの業務を請け負っているのはパ〇ナという上場企業なんですが・・・)

さて、システム屋さんへの文句。

和尚は、ITについて素人です。エクセルで簡単な表計算くらいはしますが。

あのぉ、今回の申請システム、同じ数値を入れるところが、今記憶している限り4つあって、それを変更したために、4つ違うところ、それもExcel、Wordシートまで直さねばならない、というところが全く理解できません。

そもそも、これ笑ってほしいんですが、和尚がやった手順こんな感じになってます。

①申請者が申請内容をWordで下書きする
②それに基づいて、手打ちで申請サイトに打ち込む
③採択される。②の内容が自動的にWordで生成され、1ヵ月限定のサイトでダウンロードできる。この期間内にDLしないと消える。
➃間違いがあれば、そのWordをDLして訂正し、また申請サイトにアップする。
⑤そのWordとは別に申請サイト内でも打った内容は記録されていて、そのアップロードした内容と相違があれば、訂正の必要がある。
⑥ただし、Wordの中身とサイトの中身の照合は人間がする必要があり、機械的にチェックはかからない。

要は⑤⑥のところで引っかかったんだけど、いやさ、なぜWordで作ったやつをそのままアップロードとかできないの?ワケわからん・・・やっぱ⑤⑥はおかしいと思うので、太字にしてみました。

これ、作った人

「おれ、こんな●●庁の仕事やったど!!」

ということで喜んでいるんではないでしょうか。正直紙ベースの方が全然らくだし、そもそも、今回の件でも紙ベースで出力したのもありますし、何ら変わりがないです。

まあ、こういうことを政府主導でしている限り、日本の生産性向上は望むべくもありません。

合掌。

 

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記事を書いた人

2019年6月からフリーター(ではないらしい)に転職じて早1年半を過ぎました。昔の名前で出ています。 本職:社長の愚痴聞き。社長の説教。 出没地域:東海地方を中心として、日本全国。 天命を知ったはずなのに、まだまだ世の中知らないことだらけです。

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