monablessの使い方

monablessの使い方

こんにちは。じゅんじゅんです。

先週2021/5/15に、ついにmonablessがサービス開始しました!

https://monabless.monatrust.com/

思想的なことはいままで語ってきたので、今回は具体的な使い方(2021/8/28時点の情報です)がメインですが、0章で簡単にmonablessとは何かについて説明します。

目次

0. monablessとは何か?
1. まずはMpurseを入れる
2. ブレス許可・拒否設定をする
3. ブレスする
4. ニックネーム、twitter IDを登録する
5. ツイートする
(6. ビューワで見る)【執筆予定】
(7. トークンリストでブレス状況を確認する)【執筆予定】
8. レゾネイトする
9. いろいろな情報を見る
10. リカバリ処理

3章まで読めばとりあえずブレスできるようになります。

0.monablessとは何か?

monablessとは任意のモナパトークンに、誰もが署名付きでデータを紐づけてそれをブロックチェーンに刻むことのできるサービスです。といってもわかりずらいので、具体例をいくつか紹介します。

  • お気に入りのモナカードに感想を書き込む。
  • お気に入りのモナカードに「いいね」をする。
  • お気に入りのモナカードのオマージュ作品を描き、二つのモナカードを紐づける。
  • 自分がオーナーのモナカードを紐づけてシリーズ化する。
  • モナカードにインスピレーションを受けて浮かんだ俳句を書き込む。
  • モナカードの中のキャラクターにセリフを付ける。
  • お気に入りのモナカードの作者に対し、賞賛の気持ちとしてXMP、MONANA、その他トークンを送り、そのトランザクションをモナカードに紐づける。
  • モナカードに麻雀パイ、トランプのカード、将棋の駒、あるいは、攻撃力・守備力等を割り当てて遊ぶ。(対応アプリが必要)

そのほか、使い方は自由ですので、どんどん新しい使い方を提案してください。

1.まずはMpurseを入れる

参照のみであれば不要ですが、ブレス登録するにはMpurseが必要になります。(実は上級者であればMpurse無しで、というか、このサイトを介さずにブレス登録することができます。)

【2021年版】Mpurseのウォレット(口座)開設方法 by にすた氏
https://spotlight.soy/detail?article_id=lb0f3esfe

ブレス(およびレゾネイト)をするのに、ごく少額のMONAが必要になりますので、Mpurseに送金してください。MONAを持ってない方はご相談ください。

2.ブレス許可・拒否設定

monablessは不特定多数の相手から、トークンにデータを付加されるサービスなので、訴訟問題になる可能性も考慮して、事前にブレス許可されたものだけにブレス可能としています。

  • 自分のトークンにブレスしたい、してもらいたいから許可設定をする。
  • 自分や他人のトークンにブレスしたいから許可設定を確認する。

これらについては、下記の記事をご参照ください。

monabless ブレス許可・拒否設定方法

3.ブレスする

右上に言語切り替えボタンがあるので、英語、日本語のどちらか好きな方を選んでください。(ここからの説明では、日本語モードの文言を使います。)

ブレスしたいトークン名を入力し、検索ボタンを押してください。

ブレスタイプを選択しペンのマークのボタンを押してください。(最初は、「テキスト」か「いいね」で慣れることをお勧めします。)

ブレスタイプには以下の4種類があります。

  • テキスト
  • いいね
  • トークン
  • トランザクション

入力項目は、ブレスタイプ固有の項目と全ブレスタイプに共通の項目があります。
まず、ブレスタイプ固有の項目について説明します。

1.テキスト

テキスト: トークンに紐づけたいテキストを入力してください。

属性: 属性をひとつ選択してください。 属性によって、ビューワ―での表示のされ方が異なります。

  • フリーテキスト: テキストがティッカーで流れます。
  • 短歌: まだ実装されていません。
  • 俳句: まだ実装されていません。
  • セリフ: テキストが吹き出しの中に表示されます。

2.いいね

バリエーション: 「いいね」の想いの程度を選んでください。

3.トークン

トークン: 紐づけたいトークン名を入力してください。

方向: 現時点では何を選んでも差異はありません。トークンの紐づけに方向性があればその方向を選んでください。「from」は「親トークン ← 子トークン」、「to」は「親トークン → 子トークン」のイメージです。例えば、リスペクトの気持ちを表すためにトークンをブレスする場合、普通は「from」を選ぶことになるでしょう。将来出てくる対応アプリケーションで、方向によって挙動が変わる可能性があります。

属性: 属性をひとつ選択してください。 属性によって、ビューワ―での表示のされ方が異なります。

  • 無し: ビューワ―で表示されません。
  • レイヤー: ブレスされたトークンのモナカードの上に、ブレスしたトークンのモナカードが重なって表示されます。

説明: トークンを紐づけた説明を書いてください。

4.トランザクション

トランザクションID: 紐づけたいモナパーティトランザクションのトランザクションID(トランザクション・ハッシュ)を入力してください。

属性: 現在は「無し」しか選ぶことができません。将来出てくる対応アプリケーションで、属性によって挙動が変わる可能性があります。

説明: トランザクションを紐づけた説明を書いてください。

次に、全ブレスタイプに共通の項目について説明します。

ブレスアドレス: 鍵マークのボタンを押してください。Mpurseからあたなのモナコインアドレスを取得します。

ブレス時刻: 時計マークのボタンを押してください。現在時刻を取得します。

ブレス署名: 鍵マークのボタンを押してください。Mpurseがブレスアドレスに対応した秘密鍵でブレスメッセージに署名します。

ブレスデータ: 実際にブロックチェーンに格納されるデータを確認することができます。(編集はできません。)

全項目入力したら、「ブレス」ボタンを押します。まず最初にサーバのDBに格納され、問題なければMpurseが立ち上がり、「送信」を押せばモナコインネットワークにトランザクションを送信します。

《注意》 ブレスしたデータはブロックチェーンに書き込まれますので、修正、削除ができません。ボタンを押す前に内容を良く確認してください。

DBに格納された時点で、各ブレスタイプ毎のブレス表示エリアに表示されます。右上に白いハートマークが表示されますが、これはブレスデータがサーバのDBに格納されているが、まだオンチェーンのデータを確認していないことを表しています。送信したトランザクションが100承認されると、オンチェーンデータが取り込まれ、問題なければ黒いハートマークに変わります。(バッチ処理ですので、100承認後、取り込まれるまでに少し時間がかかります。)

4.ニックネーム、twitter IDを登録する

ニックネーム、twitter IDの登録無しでもmonablessを使うことはできますが、より楽しむには、是非登録してください。

登録は、monatrustで行います。

https://www.monatrust.com/

登録するのは以下の2つです。menu から insert を選んで、証明書登録をしてください。それぞれ入力項目の説明をします。

1.ニックネーム

address: monablessで使うアドレス(mpurseボタンで取得可能)
community: nickname という文字列(全部小文字でお願いします)
id: ニックネーム欄に表示したい名前
time: 現在時刻(nowボタンで取得可能)
signature: 上記内容に対する署名(mpurseボタンで取得可能)

2.twitter ID

address: monablessで使うアドレス(mpurseボタンで取得可能)
community: twitter という文字列(全部小文字でお願いします)
id: twitterのID(@無しでお願いします)
time: 現在時刻(nowボタンで取得可能)
signature: 上記内容に対する署名(mpurseボタンで取得可能)

修正したい場合は無効化して、また新しく証明書登録することが可能です。
また、複数のアドレスをお持ちであれば、複数の証明書を登録することが可能です。

monatrustの具体的な使い方は、

そのアドレス、本当に大丈夫? monatrustを解説してみた by ずがーんさんhttp://blog.utyuu.space/2021/01/24/monatrust/

または、monatrustの menu → help をご覧ください。

登録が完了したら、monablessに戻って虫眼鏡マークのボタンを押して、再検索してみてください。さきほどのブレスのニックネーム欄に、monatrustで登録したニックネームが表示されていると思います。トークンの持ち主が見たとき、アドレスだけだと誰にブレスされたのかわかりませんが、ニックネームがあるとわかるようになりますね!

twitter IDについてはどうでしょうか。オレンジ色の「トークン情報」を開くと、「twitter ID」という欄があるかと思います。あなたのトークンを検索すると、ここにmonatrustで登録したtwitter IDが表示されます。そして、次で説明するツイートを行われるときに、トークンオーナーへのメンションが追加されます。誰かがあなたのトークンにブレスし、ツイートしたときにそれを受け取れるということです!

なお、プライバシーが気になる方は、Mpurseで新しくまっさらなアドレスを作成するか、諸々の資産を他に移すなどの対処をしてください。

5.ツイートする

ブレスをしたら、あるいは他人のナイスなブレスを見つけたら、そのことをツイートしてみましょう。

ツイートしたいブレスを開き、twitterボタンを押してください。

ブレスした人のニックネーム、トークンオーナーのニックネーム、twitter IDが登録されている場合、ツイートの中にそれらが含まれるようになります。

ツイートの中のリンク(twitterカード)をクリックすると、該当のブレスが開いた状態でmonablessが表示されます。

6.ビューワで見る

【執筆予定】

7.リストでブレス状況を確認する

【執筆予定】

8.レゾネイトする

レゾネイトとは、誰かがブレスしてくれたものに対し、トークンオーナーが共感の気持ちを示すものです。(例えば、モナカードの感想が、自分の制作意図どおりだったときなど。)

自分のトークンに黒ハート状態のブレスがあり、共感できる内容だった場合、レゾネイトしてみましょう。

「…」ボタンを押してください。ずらずらと、いろんな情報が表示されるかと思いますが、一番下にレゾネイト用のフィールドとボタンが表示されます。(トークンオーナーかつブレスが黒ハート状態でないと表示されません。)

レゾネイト時刻(時計ボタンで現在時刻取得)、レゾネイト署名(鍵ボタンでMpurseが署名)を入力し、レゾネイトボタンを押してください。

まず最初にサーバのDBに格納され、問題なければMpurseが立ち上がり、「送信」を押せばモナコインネットワークにトランザクションを送信します。

右上に白いベルのマークが表示されますが、これはブレスデータ(レゾネイトデータ)がサーバのDBに格納されているが、まだオンチェーンのデータを確認していないことを表しています。送信したトランザクションが100承認されると、オンチェーンデータが取り込まれ、問題なければ黒いベルのマークに変わります。(バッチ処理ですので、100承認後、取り込まれるまでに少し時間がかかります。)

9.いろいろな情報を見る

monablessはいろいろなところから情報を拝借しています。

モナパーティサーバ、モナカードサーバ、Mpchain、monatrust

これらの情報は、「トークン情報」、「モナカード情報」、トークンタイプのブレス情報、トランザクションタイプのブレス情報などで使われています。

また、以下のボタンを押すことにより、各サービスのWEBサイトに遷移できます。

Mpchainでアセット情報を開きます。

モナカード公式サイトを開きます。

Mpchainでトランザクション情報を開きます。

monablessで紐づけられたトークンを開きます

monatrustでアドレスを(certificant addressとして)検索した状態で開きます。

ここで、monatrustについてちょっと説明します。ニックネームやtwitter IDは、自己申告で登録できます。例えばニックネームに「Vitalik Buterin」と書かれていた場合、それをのまま信じても良いのですが、その信憑性を確かめてみるのもいいと思います。

ピンクのヒトデマークのボタンを押してください。

M********************************
nickname
Vitalik Buterin

という青い箱が表示されるかと思いますが、さらに右下の「>>」ボタンを押してください。

ここで表示された緑の箱のアドレスの持ち主は、
M******************************** (青の箱のアドレス)が、Vitalik Buterinのものであると署名付きで言っています。

もし、この緑の箱のアドレスが誰のものか知っており、かつ、その人が信用できる人ならば、最初のアドレスがVitalikのものであると信じてもよいのではないでしょうか。

もし、知らない人のアドレスばかりだったら、人のマークのアイコンを押してください。そのアドレスが誰のものなのか、表示されるかと思いますので、あとは、それが信頼に足るものなのか、右下の「>>」ボタンを押して、以下同様に確認することになります。

さらに慎重な方であれば、署名検証をしてみるのも良いと思いますが(Don't trust, verify!)、ここでは説明は割愛します。

あなたのトークンがVitalikからブレスされていたら、それはもうお宝ですね!

10.リカバリ処理

ブレスの途中でMpurseのトランザクション送信をキャンセルしてしまった、等の理由により、DBには登録されたけど、ブロックチェーンには登録されていないという状態が起こり得ます。

このままでは永遠に白ハートのままで、オンチェーンコミットされていないブレスとみなされます。よって、改めてモナコインネットワークにmonablessトランザクションを送信する必要があります。

該当のブレスの「…」ボタンを押してください。下の方にリカバリ用のフィールドとボタンが出てきます。(オフチェーンでブレスしたアドレス、かつ、ブレスが白ハート状態でないと表示されません。)

ブレス時刻(時計ボタンで現在時刻取得)、ブレス署名(鍵ボタンでMpurseが署名)を入力し、オンチェーンボタンを押してください。

レゾネイトでも、上記のような中途半端な状態になることがありますが、同様に対処してください。

質問があればAsk Monaの以下のスレでお願いします。(質問を書き込むにはMpurseが必要です。)

Ask Mona 3.0 - monablessって何ですか?使い方を教えてください。https://web3.askmona.org/386

以下の情報は知らなくても全く困らない小ネタです。

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記事を書いた人

ビットコインとかモナコインが好きなので、自分で会社を作りました。 株式会社モナトカの代表取締役。 モナコインを中心に、暗号資産の普及を推進するのがミッションです。 【提供サービス】 ・JPYCをモナコインで買える・売れる「もなちぇん」 ・モナカードマーケットプレイス「もなこっと」

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