ビットコイン価格が2020年の高値を更新(10月22日)
こんばんは。
ビットコイン価格が大きく上昇しているようですが、そのニュースが、Yahoo!トピックスに出ましたね。
元記事のほうのリンクも貼っておきます。
Yahoo!ニュースはコメント欄が面白いですが、今回も盛り上がってますね。
特に、慎重論が上位にきているのが興味深い。
引用しますと・・・
記事出た時が、歴史的に見てネットやテレビなどマスコミが騒いだ時が天井という事が多いので皆さん注意してください。
とか。
損切りせずに耐えた人達が少しでも助かればいいですね。それより、ニュースになってから買う、売るって考えてる人は、そもそも向いてないから手は出さない方がいいと思いますよ。
などなど。
要するに、「安易に手を出すな!」という忠告ですね。
至極真っ当なご意見です。
まず、こういう慎重論が主流となっている間は、少なくともバブルではないと言っていいでしょう。
これとは逆に、本当のバブルでは、「これはバブルではない!」という声が幅を利かすようになります。
平成不況の引き金となった日本の不動産バブルも、リーマンショックで崩壊したアメリカの住宅バブルも、その真っ只中にいるときは、「バブルだ」と指摘する人は、少数派だったそうです。
むしろ、「まだ上がる!」という強気の意見や、「これからも堅調だ」という楽観論が珍しくなかった。慎重論は嘲笑の対象でした。
本当のバブルとは、そういうものです。
説明のつかないほどの高騰を目の当たりにすると、それを無理矢理にでも説明づける理屈が考え出されます。それは基本的に、「値段が上がるのは、価値があるからだ」という、結果から原因を導き出そうとする逆転の論理です。
人間は因果関係の説明が好きです。だから、そんなもっともらしい説明によって、未曾有の高騰すらも、ちゃんと理由があるように思い込むことができます。
どんなに謎の高騰でも、正当化できてしまうのです。
これが、バブルという現象を生む背景です。
ビットコイン価格の場合も、値段の上昇が一定程度継続したあとで、「今の高騰は、バブルではない」という理論が語られるようになるでしょう。
そんな声が力を持ち始めたら、その時こそバブルだろう、と私は思っています。
ついでに、「今が天井だ」という意見についても、根拠はないだろうな、と思います。