ビットコインの半減期に関して、反省と考察

ビットコインのブロックは10分毎に生成されて、2週間毎に難易度調整されて、約4年毎に半減期を迎える。

つまり、
2009-2012 50 BTC/10分
2013-2016 25 BTC
2017-2020 12.5 BTC
2021-2024 6.25 BTC いまここ
2025-2028 3.125 BTC
2029-2032 1.5625 BTC 

この様に、大体4年毎に、BTCは半減期を迎えるため、総量は21Mと計算出来る。

実際の半減期当日を列挙すると、
11/28/2012
7/9/2016
5/11/2020
であり、4年ではなく、4年弱で半減している。これは難易度調整後に、ハッシュレート上がって、ブロック生成時間が10分を若干割ってるためだろう。

ここでは、単純化のため4年毎に半減と仮定すると、
2041-2044 0.1953125 BTC/10分 20年後
2045-2048 0.09765625 BTC
2061-2064 0.00610351 BTC 40年後
2073-2076 0.00762939 BTC
2085-2088 0.00009536 BTC
2101-2104 0.00000596 BTC 80年後
2113-2116 0.00000074 BTC
2125-2128 0.00000009 BTC
2137-2140 0.00000001 BTC 116年後

つまり、2137-2140はマイナー報酬が1 Satoshiで、それ以降、新規のBTC報酬はなくなる。新規で報酬するには、小数点以下を8桁から更に切り下げる事は出来る。上限21Mを変更する事はないと思われる。

マイナーの年間売上規模を考えてみる。2015年のビットコイン価格を4万円と仮定すると、
4万円 x 25 x 6 x 24 x 365 = 526億円/年

2017年のビットコイン価格を50万円とすると、
50万円 x 12.5 x 6 x 24 x 365 = 3285億円

2021年のビットコイン価格を500万円とすると、
500万円 x 6.25 x 6 x 24 x 365 = 1兆6425億円

2026年のビットコイン価格を1億円と仮定すると、
1億円 x 3.125 x 6 x 24 x 365 = 16.4兆円

ここから、主に電気代、機器代、土地代、人件費などを引くと利益である。マイナーの産業としての規模は増え続けていて、クリーンエナジー対応必須である。4年でBTC報酬量が半減するので、半減後に価格2倍になると、売上は同規模だが、実際の価格は1桁上がっているため、マイナーの売上額も1桁上がっている。

さて、現時点では、半減する速度より、価格上がる速度が速いので、売上額は上がっているが、例えば2141年にマイナーの報酬は全て、手数料から得る必要がある。現在は、新規報酬額 > 手数料だが、いつ、それが逆転するのだろうか?

なぜ、こんな事を書いてるかと言うと、2014年に某青山学院大学教授から、ビットコイン価格は、zero or many zeroと言われて、many zeroな未来しか見えなかった(人は自分の見たい未来を見てしまう)のだが、その後、考察を深めて、価格の急上昇は急降下のリスクを孕むと気付き反省した。そして、2018年頃、ふと今でもzero or many zeroでは?と気付き、それは結構なリスクでは?と思ってます。

識者の皆様は能天気にBTC価格上がり続けると言ってますが、最悪のシナリオも考えておく必要あって、つらつら考えてます。https://www.youtube.com/watch?v=G9RnKxnQxwA

その後、一晩考えて、ライトニングネットワークあるので、チャネルの開閉にベースレイヤーが利用されると気付きました。

つまり、ビットコインのベースレイヤーは価値の保存のためにあって、2ndレイヤーは主にクロスボーダーの少額決済に絶大な競争優位性あります。2ndレイヤーの利便性が花開いて、ベースレイヤーの価値を更に増やすと大変ポジティブです。

結論 半減期は機能してるらしく。

以上

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本物のBTCマキシマリストと数時間x4日の会議から、ハードコアマキシマリストに及ばずと気付く。 優先順位はBTCベースレイヤー, LN, Liquid, DCまで。

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