仮想87モード

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@1837

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次期ソフトフォークTaproot

ビットコインの次期ソフトフォークの名前となっているTaprootについての備忘録です。Taprootソフトフォークでは以下のBIPが取り込まれる予定で、その中には今回のアップデートの目玉であるシュノア署名も含まれています。 BIP340(シュノア署名) BIP341(SegWit V1) BIP342(Tapscript検証) 上記のとおりTaprootソフトフォークでは複数の仕様が含まれているので、いくつかに分割しておさらいをしたいと思います。 Schnorr署名 シュノア署名は以前の記事で解説しているので詳細は割愛しますが、現在使われている楕円曲線DSA署名に替わり、このシュノア署名が導入されます。シュノア署名は署名の集約やバッチ検証、その他さまざまな恩恵を受けることができます。 MAST MAST(Merklized Abstract Syntax Trees)は、マークル木を活用してコインの使用条件をハッシュ化し秘匿する技術です。ビットコインを送金するにはUTXOにロックされている使用条件を解除する必要があり、その解除方法が「署名」となります。通常のビットコイン送金であれば、この使用条件は「公開鍵に対応する署名」のみですが、例えば、1-of-2マルチシグアドレスのコインを送金をする場合、使用条件は「2つの公開鍵Aと公開鍵Bに対応するどちらかの署名」となります。もしこのマルチシグアドレスからコインを送金すると、ブロックチェーン上にはその使用条件が書き込まれます。例えば署名Aを使いコインを送金した場合でも、公開鍵Aと公開鍵Bの情報がブロックチェーン上に書き込まれます。これがプライバシーを損なうといわれている理由です。ここで、MASTという仕組みを使うと、公開鍵Bの情報を秘匿することが可能になります。さらに、実行されなかった使用条件は書き込まれないので(厳密にはハッシュ・集約化されている)、ブロックスペースを節約することが期待されています。今回のソ

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