ワイが見つけた、世界のHWウォレット自作プロジェクトをまとめちゃうよ
今日は、かわいい海洋生物風宇宙人のタコ頭です。
皆さん、LedgerのECの顧客情報が流出してしまった事件を覚えています?
(LedgerShopさんの運営に問題があった訳ではありませんのでご注意を。)
更に、ワイの誤解で無ければ、あるHWウォレットを購入した時税関で配送袋を開けられた形跡があった事があり、業務上仕方が無いのはわかりますがモノがモノだけに気味が悪く正直腹ただしい思いをしました。
これらにより、公式通販だからと言って安全ではない事、物流網の問題まで真剣に考えないといけない事を実感しました。
そこで、HWウォレットそのものを作れないかという考えになったのです。
正直、ワイは最近DXやなんや知らんがそういう事で思ったより忙しくあまり進んでいないのですが、取り敢えずここいらでワイが見つけたHWウォレットのDIYプロジェクトを自分の為にまとめておいた方がええんちゃうか?と思ったのでまとめます。はい。
ただ、個人から本格的なOSSプロジェクトまで、数が思っていたより多いw
みんな、Don`t Trust Verifyを徹底してんねーやっぱりww
全然足りてないので、この記事のタイトルに1をつけて誤魔化してます。
もしかすると2があるかもね。
PyTrezor
https://www.pitrezor.com/2018/02/pitrezor-homemade-trezor-bitcoin-wallet.html
製作済み
サイトを確認してもらえればわかりますが、超簡単ですw
簡単かつ入手のしやすいラズパイベースの為、sdcardにあらゆる情報を保存する仕組みになっており安全ではありません。
絶対実用するんじゃないぞ!金が飛ぶぞw
OLEDモジュールやスイッチ類を個別に購入するパターンと、一体になったシールド(モジュール)を購入する方法がありますが何かカッコ良かったのでワイは後者を選びましたのでそちらを前提に進めます。
(実はバラでも組んでますがw)
この一体型シールドを使った場合はピンアサインが変わるので設定ファイルをいじる必要があしまっする。
忘れずに上記サイトに従って設定をして下さい。
今回の組み方だと半田付けは不要、しかしラズパイゼロはピンが立っていない物も売られているので半田付けの心得がない殿方は注意やで。
必要な部品と取り扱いのあるショップの例
- Raspberry Pi Zero (ラズパイなんて何処でも売っとる)
- Adafruit 128x64 OLED Bonnet for Raspberry Pi (https://switch-science.com/)
- Sdcard (とりあえず、ラズパイに刺さればなんでもええんちゃう?)
Trezor One Dev Kit
https://mcudev.github.io/trezor-dev-kit/
作る気ない
これは、サイトの通りTrezorの開発実験を想定したものです。
なので、大切な暗号通貨の保管に使っちゃいけねいぜ。
ただ、PyTrezorよりはちゃんとしてマフ。はい。
ベースにはCORE 405Rという開発ボード(出来合いの学習や開発に使うための汎用基盤)が国内では入手しにくいのがキズです。(ワイの使ったことの無いサイトやけど、個人輸入は出来そう)
このままの仕様で作るのは面倒やけど、国内で手に入りやすい部品を使い、開発実験用にあらやだ恥ずかしい全パーツ絶賛露出中のTrezorOneを一つ作っておきたいですねぇ。はい。
ちなみにこれで、二つ目のTrezorOneベースのプロジェクトになりますが、TrezorOneベースのプロジェクトは非常に多いです。
知っての通り、TrezorOneはもファームウェアも回路構成もOSSで、STM32F205というARMベースのMCU(ここではざっくり組み込み向けSoCと考えてもらったらよいであろう)を使い、後は一般的なOLED表示器とスイッチ二つにusbポート、その他付随パーツ(抵抗とかコンデンサ)といった非常にシンプルな構造になっています。
ColdcardやLedgerNanoSに使われているようなセキュアエレメント(暗号エレメント)は使われておりませんので、開発用や学習用ボードに移植しやすい事に由来しているのかなと思います。
また、HWがシンプルな代わりに基本的な機能がソフトウェア側で構成されているので、カスタムもしやすいと言うメリットがあるんやないかなぁ…
BitBoy
https://github.com/justinmoon/bitboy/
製作済み
製作済みもなにも、この手の電子工作をしている人達御用達の画面からケースまでオールインワンのM5Stack(ちゃんと使うならM5Stack Facesがいい、キーボードがついてるぜ)というIoT製品開発用デバイスにファームウェアを焼くだけです。
M5StackCore自体がリッチな機械なので、当然のようにWiFiモジュールが内蔵されています。
通信モジュール付きのHWWというのは個人的にあまり気持ちの良いものではありませんので、ウォレットとして使うのは却下w
QRコードスキャナは繋いだ事がありませんが、マルチシグ向けのようですw
(証拠隠滅をしましたが、支払い時のQRコードを読み込む為のものと勘違いした状態で、変なことを書いてしました。スンマヘン)
ちなみに、M5StackシリーズにはM5StackCore for AWSというAWS向けのバージョンがあり、こいつはColdcardと同じシリーズのセキュアエレメントを内蔵しているのでウォレットに出来ないかと考えていたりしますw
必要な部品と取り扱いのあるショップの例
QRスキャナーは分かりにくいので、商品ページを貼ったけどこの機種で問題ないか微妙にわからないので、注意。
1. M5Stack FACES (https://switch-science.com/)
2. WaveShare industrial QR Scanner (https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-5SG4)
Specter DIY
半分製作済み
本体部分は、STM32F469I-DISCOというタッチパネル付きの開発ボードにファームウェアを焼くだけです。
この状態でもちゃんとウォレットとして動きますが、QRスキャンなどの追加の基板があり完成品が公式で売られています。
しかし、こいつを作らなければ意味がないのではないかと思い挑戦をしましたが、両面基板に大量の小さなパーツを半田付けするなどワイにはディフィカルティーが高すぎでしたw(手先が震える様になった)
ただこちらも、どうにかしようと思います。はい。
必要な部品と取り扱いのあるショップの例
- STM32F469I-DISCO(https://www.digikey.jp)
- その他部品(大体上のサイトで手に入りますが、その内細かなレポートを書くかも)
Coldcardクローン
進行中
ワイによる超個人的な実験でふ。
今時一家にに一台あると言われる中国製激安リフローオーブン(基板を丸事焼いて半田付けをするオーブン、ホットプレートやトースターでも頑張れば出来なくはない)の購入等設備投資をしましたが、現実的に買える機材での自作は結構大変。(Twitterの電子工作クラスターの中には神レベルの技術と設備をお持ちの方がいて、ワイの雑魚感が際立ちます)
オリジナルの設計で作ろうと思うと、非常に部品が小さく大変な作業になるので、全体的に大型化をして再設計を行っていっています。
しかし、困った事に肝心のMCUが半導体不足で入手できませんww
STM32シリーズ自体がほぼ全部入手困難になっており、そりゃ車もエアコンも作れんわなというやばい状況ですw
HWウォレットメーカーはちゃんと在庫をしているのか心配になるほど…です。
まだまだ書きたい事はあるのですが(もっと紹介すべき攻めたプロジェクトもある)、力尽きてしまったwぐテーンです。
いつかいつに日かまた書きます。
またしょぼい記事を投下してしまった。無念。