とりあえず、BitaxeSupraのサーマルペーストを交換してみた。
できる事ならば何かしら手を加えてガジェットを使いたい人なので、とりあえず簡単に出来るサーマルペーストの交換をしてみました。
交換の効果は、思ったより大きいので皆さんも是非チャレンジしてみて下さい!
この程度のことを記事にするまででもないと思われる方もいるとは思いますがwやってみたよ作業報告として読んで頂ければ幸いです。
作業手順
まずは、サーマルペーストを選ばないと話しが始まりません。
当たり前ですが、熱伝導率が高いものを選ぶのが基本だとは思います。
しかし、今回は細かなカタログスペックが公開されていないNoctuaのNT-H2を選びました。
理由は、数年前に前モデルのNT-H1と他の製品とを比べたときに、冷却性能と使い勝手が良かったからです。
あれから新製品が色々と出ているので、もっと良い製品を探してみたい所です。
何故、熱伝導率の記載がないかは謎ですが、あらゆるファクターが影響するので特定の条件下で計測した特定のスペックを載せない方針なのかなぁと思っています。
注意: ペーストはお好みのものを選んで頂いていいですが、非伝導性である事だけは確認して下さい。
ペーストが届いたら、ファンのコネクタを引っこ抜きましょう。
そして、ヒートシンクを外します。
裏でピンが開いて引っかかっているだけです。
折らないように慎重に抜いて下さい。
外すとオリジナルのペーストが付いたASICが出てくると思います。
画像がブレてますな。
Noctuaを選んだ方はウエスが付属しているので、それで拭き取って下さい。
ヒートシンク側もしっかりと古いペーストを拭き取りましょう。
綺麗に拭き取れたら、ペーストを塗っていきます。
ただ、ASICが小さいので上に盛って、ヒートシンクで潰す方針でいきます。
こんな感じかな…多過ぎにも思えますが少ないよりいい??でしょう。
塗り方でも冷却性能が変わるので、私にも答えがわからないですがフィーリングで丁度良さそうな量を置きましょうw
ここまで完了したら、逆の手順で戻して下さい。
ヒートシンクでペーストを潰すように、まっすぐ取り付けるのがコツです。
それだけです…以上…
効果
超短時間の稼働なのでなんとも言えませんが、結論から言うと予想通り効果は絶大でした。
オリジナルのグリスでは、コア電圧1.2V 周波数575Mhzで、温度が室温25度設定で63-64℃付近での推移。
ハッシュレートに関しては、600Gh/sから700Gh/s程度で調子が良ければ800Gh/sに届きそうなレンジでの推移でした。
ファンスピードは常に100%で回っている状態で、ファンノイズに若干敏感な私は少し煩く感じていました。
(これは、プロジェクト推奨のNoctua製ファンが届くまでは、常時稼働は無理かと思っていました)
試しにコア電圧を1.3Vまで上げてみると、温度が70度越えに迫り温度警告が出るほど発熱していて損傷を恐れて直ぐに電源を抜いたほどです。
所が、Noctuaのサーマルペーストに変更をしてからは、再び実験的にコア電圧1.3Vで運用をしてみていますが、同じ室内温度でコア温度は57-59度のレンジで推移していて60度越えは今の所ありません。
それも、ファンスピードは65%前後で大人しく回っています。
肝心のハッシュレートに関しては、700Gh/s越えの時が多くて一時的に900Gh/s越えに迫る勢いです。
私の”子”は、決して優秀な当たり個体ではなさそうですが、満足のいく数字を叩き出してくれています。
作業前のスクショを撮り忘れているので比較のしようがないですが、一応現状のデータを貼っておきます。
と言うことで、皆様もぜひぜひ。
ByeBye