BitaxeUltra(204)の主要パーツメモ
BitaxeUltra(204)の回路及びファームウェアを調べる上で、タコ頭が重要と思ったパーツ群の半分私的なメモ。
寝れなすぎて、夜中に書いているのでミスがあるかも。
その後、加筆再編集をしています。
何か分かったことがあれば、書き足していくのでよろしくお願いします!
BM1366
- カテゴリ: マイニング用ASIC
- 部品記号: U14
- I/Oインターフェース: UART
- ハッシュレート: 500GH/S?
- データシート: なし
Antminer S19XPなどに使われているものの流用。
BM1366AGとBM1366ALが流通しているが、特に違いはない。
詳細な公式ドキュメントがなく、リバースエンジニアリングに基づく情報と保守関連情報、他のモデルなどの情報を参考にするしかない。
ESP32-S3
- カテゴリ: マイクロコントローラモジュール
- 部品記号: U12
- データシート: こちら
言うまでもなく、システムの全てを司っている。
これが技適取得済みだったおかげで、日本でもBitaxeの稼働が可能となった。
TXB0104RGYR
- カテゴリ: I/Oレベルシフタ
- 部品記号: U2
- データシート: こちら
ESP32-S3(3.3V)とBM1366(1.8V)間のロジックレベルを変換。
MCP1824T-1802E
- カテゴリ: リニアレギュレータ
- 部品記号: U5
- 出力電圧: 1.8V
- データシート: こちら
BM1366へIOレベルのリファレンス電圧を印加すると同時に、部品記号U1の水晶発振器にも給電している。
BM1366自体は1.2Vでも構わないが、水晶発振器が1.8V以上での動作なのでこちらの仕様になっている。
(Nostrにいるしろねこさんが、1.8Vである理由を見つけてくれました)
後続のBitaxeGamma(BM1370搭載)では、該当するパーツが1.2Vになっている。
MCP1824T-0802E
- カテゴリ: リニアレギュレータ
- 部品記号: U6
- 出力電圧: 0.8V
- データシート: 上に同じ
BM1366へIOレベルのリファレンス電圧を印加。
EMC2101
- カテゴリ: ファンコントローラ
- 部品記号: U7
- I/Oインターフェース: I2C
- データシート: こちら
温度を監視しつつファンスピードをコントロールする事が可能だが、BM1366内部の温度ダイオードと接続されていないので十分に活用出来ていない。
BM1366にはそもそも該当するピンもなく、省くIssueが出ている。
後続のBitaxeGammaでは有効に活用されているようである。
INA260
- カテゴリ: 電力モニタ
- 部品記号: U8
- I/Oインターフェース: I2C
- その他: オプションパーツ
- データシート: こちら
オプションの稼働時の電力をモニタリングする為のICだが、詳細は調査中。
公式のBOMファイルには含まれているので、いらない場合は削除が必要。
TPS40305
- カテゴリ: スイッチングレギュレータ
- 部品記号: U9
- データシート: こちら
BM1366に電力を供給している重要パーツであり、基板上の周辺パーツも多い。
電力効率に最も影響するのは勿論ASICだが、電源周りの効率の影響も数%から10%程度はあると考えられる。
この部分は、安定性やOC耐性にも影響し、熱設計、部品選定を含む設計の肝(差別化)になりエンジニアの腕の見せ所になると考える。
ので、へっぽこのワイはリサーチを始めてから色々本を買って調べ中ですw
DS4432U+
- カテゴリ: 電流ソース/シンクDAC
- I/Oインターフェース: I2C
- 部品記号: U10
- データシート: こちら
TPS40305と連携してBM1366のコア電圧をファームウェアから設定する。