古めのパソコンにUmbrel 0.5をインストールする方法[インストールメディア・パソコン環境準備編]
※注意:2024/04/29にUmbrel 1.1がリリースされ、本手順ではインストールが出来なくなりました。「以前はこんな感じだったんだね」とご参考程度にご覧いただければと思います。
いやはや、みなさまこんばんは。
カブトコインでございます。
仮想通貨の市況は少しずつ回復基調にあるように見えますが、いかがお過ごしでしょうか。
前回が初めてのSpotlightのブログ投稿だったのですが、早速記事をご購入いただけてビックリしました!
いきなりマイクロペイメントの素晴らしさに気づいた次第です。
(前回の記事をご購入、投げ銭をしていただいた方々に感謝いたします!)
ライトニングネットワークを始める方々を増やしていくためにも、役立つ記事を書かねばと思った次第です。
さて今回は「古めのパソコンにUmbrelをインストールしてみた」というブログの第2回、[インストールメディア・パソコン環境準備編]でございます。
USBメモリにUbuntu Serverのインストーラーを設定し、パソコンの環境を整えるまでを解説します。
本記事を実行する際には事前の準備が必要となりますので、まだ準備がお済みでない方は「資材用意編」を先にご覧ください。
USBメモリにUbuntu Serverのインストーラーをインストールする行程を、以下に記載します。
◆この記事で利用する資材
- USBメモリ
- 管理用パソコン
(※本記事ではWindows 10を用いて進めます) - Umbrelインストール先パソコン
■Ubuntu Serverダウンロード
1.管理用パソコンで以下のURLをクリックしてブラウザで開きます。
「Your tracker settings」が表示されたら、「Accept all and visit site」をクリックします。
https://ubuntu.com/download/server
2.「Get Ubuntu Server」のページが表示されたら、「Download Ubuntu Server <バージョン番号> LTS」をクリックします。
3.ダウンロードが始まりますので、完了を待ちます。
4.エクスプローラーを開き「ダウンロード」をクリックして、ディスクイメージファイルがダウンロードできていれば完了です。
■ディスクイメージ書き込みソフトのインストール&USBメモリ書き込み
- すでに「balenaEtcher」が管理用パソコンにインストールされている場合は、7番の工程から始めてください。
- 重要:この工程でUSBメモリの過去のデータは消去されますので、過去に使用したUSBメモリを再利用する場合は、必ず中身のデータをバックアップしてください。
1.管理用パソコン本体にUSBメモリを接続します。
2.以下のURLをクリックしてブラウザで開き、「Download for Windows(x86|x64)」をクリックします。
3.「ETCHER FOR WINDOWS(X86|X64)(INSTALLER)」の「Download」をクリックします。
4.ダウンロードが始まりますので、完了を待ちます。
4.エクスプローラーを開き「ダウンロード」をクリックして、「balenaEtcher-Setup-<バージョン番号>」を右クリックして「開く」をクリックします。
5.「ライセンス契約書」が表示されたら「同意する」をクリックします。
6.インストールが始まるので完了するまで待ちます。
7.「Flash from file」をクリックします。
※すでにインストール済みの方はbalenaEtcherを起動してこの工程から始めてください。
8.ダウンロード済みのUbuntu Serverのディスクイメージファイルを選択し、「開く」をクリックします。
8.「Select target」をクリックします。
9.接続したUSBメモリにチェックを入れ、「Select(1)」をクリックします。
10.「Flash!」をクリックします。
11.「Flashing..」のパーセンテージが100%になるまで待ちます。
12.「Flash Complete!」が表示されたら完了なので、右上の×をクリックして閉じます。
13.USBメモリをパソコン本体から取り外します。
■パソコンの環境の操作・設定(BIOS・UEFI)
これまでの手順で作成したUbuntu Serverインストール用のUSBメモリを使って、「Umbrelインストール先パソコン」のSSDにOSをインストールします。
最近はまずBIOSやUEFIを操作することなくパソコンを使うことができるので、一応説明のサイトのリンクを貼っておきます。
どちらも「OSを起動する直前に呼び出されるプログラム」とざっくり覚えていただければと思います。
【BIOS (バイオス)とは】
https://wa3.i-3-i.info/word12418.html
【UEFIとは】
https://wa3.i-3-i.info/word12796.html
■BIOS・UEFIを操作してUSBメモリから起動する方法
※DELLの拾い物の画像なので、画像が不揃いですが操作はだいたいの機種で同じです。
1.電源を入れてすぐメーカーのロゴマークが出たら、キーボードのF12キーを押します。
※表示時間は1、2秒ほどなので上手くいかない場合は、連打すると良いです。
2.「Boot Menu」等、起動時のデバイスを選択できる画面が表示されたら、キーボードの上下キーで「USB Storage」等のUSBメモリを選択します。
(機種によってはUSBメモリの名前自体が表示されるものもあります)
※もし、USBメモリからの起動が選択できないような画面が表示されたら、何回かやり直してみてください。
※古すぎる機種ですと、USBデバイスからのBoot Menu機能が無いものもありますので、メーカーのマニュアルをよく確認してください。
3.2~3分待つとUbuntu Serverのインストール画面が表示されます。
以降、Enterキーを押すとOSのインストール設定の画面に進むのですが、今回はここまで!
次回はようやく完結編。
「Ubuntu ServerのOS設定からUmbrelインストール」までを解説します。
〜最後に〜
ちなみに、たいていの2008年以降のパソコンであれば、USBメモリからインストーラーを起動してOSのインストールを行うことが可能ですが、残念ながらダメなものもあります。
また、BIOS・UEFIの設定を行うことでUSBメモリからの起動が可能になる機種もありますので、その場合は各メーカーのマニュアルを確認して設定を変更してください。
(手持ちの富士通製のパソコンは設定が必要でした。後日追記します)
ではでは、次回の更新をご期待ください!
USBブートする時にBIOS(レガシーモード)からブートさせるか、UEFIからブートさせるかでインストール後の起動方法が変わるように記憶してます。この記事のシリーズ楽しみなので次回も期待してます。