ライトニングネットワークの成長に伴うアウトバウンドキャパシティ枯渇問題
ルーティング量が増えてきているのは良いことだけど、それに伴いルーティング失敗量も増えている。以前書いたDHレポートでは、ルーティング成功率は5%ほどで、残りはルーティング先の後続ノードのエラー(forward_fail_event)か自身のアウトバウンド資金不足(insuffcient_balance)によるもの。このエラー率の健全な?値はいくつくらいなのだろうか。ネットワークが拡大し、ノード運営者が増えることでさらにこのエラー率が増えるのか(新規参入ノードほどチャネルバランスが悪いため)、ルーティングアルゴリズムの向上で改善されるのか。ルーティングのエラーログを眺めていると、あぁルーティングの機会損失がぁって感じでちょっと悲しくなる。LNを始めると最初に出くわすのがインバウンドキャパシティ問題だが、ノード運用をしていくとアウトバウンドキャパシティ枯渇問題に直面する時がくる。アウトバウンドが枯渇すると以下の図のinsufficient_balanceというエラーが頻出する。これはルーティング依頼は来たが、自チャネルにルーティング可能な資金がないことで起こるエラー。
Bitcoinに任意データを書き込むOrdinals
Bitcoin上に任意データを書き込む方法にはOP_RETURNを使う方法がありますが、これは80バイトの制限があります。この制限を突破しブロックサイズまでデータを書き込む方法が提案されました。 その方法は、インプットであるWitness領域を使います。Taprootが導入される前もこのWitnessを使うことで任意のデータを埋め込むことはできましたが、10,000バイトの制限がありました。しかし、Taprootの導入でこの制限が適用されないことになり、実質ブロックサイズの4MBまで任意データを書き込むことが可能になりました。 Ordinalsの場合、以下のルールに沿ってデータを書き込み、読み取ることになります。 Bitcoinのブロックチェーン上に任意データが書き込まれ