あるワイナリーでの不快な出来事

あるワイナリーでの不快な出来事

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みなさんこんにちは。私は、これまでに様々なワイナリーを訪問してきました。主にワーキングホリデーで滞在したオーストラリアやニュージーランドのワイナリーですが、どのワイナリーも味の良し悪しはさておき(笑)、とてもフレンドリーに対応してくれました。そう言う温かい気持ちになれるふれあいもワイナリー巡りの楽しみなのですが、今回はそれとは完全に真逆なワイナリーのお話をしたいと思います(笑)。

私は、西オーストラリア州の州都であるパースと言う町にほぼ一年間滞在していました。オーストラリアと言うと、普通はシドニーやケアンズ、ゴールドコーストやメルボルンなどが有名で、ワーキングホリデーに行く人達もたいていはこれらの都市に滞在する事が多いです。しかし、私は敢えてこのあまり馴染みのないパースを選びました。

なぜなら、パースは世界で最も美しく住みやすい街と言われているからです(誰が言ったかは知りませんが(笑))。そして、日本人にあまり馴染みのない街なので、日本人が少ないと言うことも決め手となりました。日本人が多い街だと、至る所で日本語が聞こえてきたり、日本人の方々とすれ違う事があり、あまり異国情緒を感じられないからです。

と言いつつ、今回の話は現地でひょんなことから知り合った日本人の方達と体験した出来事でした(笑)。その方達は、現地で主に日本人観光客向けのツアーを運営する会社のスタッフさんで、もちろん英語はペラペラでした。そして、パース市内から車で30分ぐらいの所にあるスワン・バレーと言うワイン産地へみんなでワイナリー巡りへ出かけることになったのです。

さて、何軒かワイナリーを巡ってから、私たちはあるワイナリーへと向かいました。そこは、レストランも併設されていて、地元でも評判の良いワイナリーでした。私達は、どんなワインがテイスティング出来るのかワクワクしながら訪ねました。

ワイナリーに着くと、レストランはほぼ満席で、テイスティングルームも混雑していました。(さすがに人気のワイナリーだな。これは期待できるぞ!)と心の中で思いました。そして、しばらく待ってからいよいよ私達の順番が回ってきました。

テイスティングカウンターの中には4人ぐらいのスタッフがいて、対面で担当したお客さんのオーダーを聞きながらテイスティングするワインをグラスに注ぎ、ワインの味わいなど色々な会話をしていました。私達の所にもスタッフの方が担当として1人ついてくれてテイスティングが始まりました。

私が試したいワインをオーダーすると、担当のスタッフの方がグラスに注いでくれて、簡単なワインの説明もしてくれました。そしてその後も、気さくな雰囲気で私たちの方に何か話をしたり、隣のスタッフに何か話しかけたりしていました。正直、私の英語力が低すぎたのと、オーストラリアなまりの早口な英語だったのでよく理解できなかったのですが、明るい雰囲気だったので私も取り合えずニコニコしながらテイスティングをしていました。

ところが、すでに不快な出来事は私の知らないところで始まっていたのです。しばらくすると、一緒に来ていた日本人の方達の表情が険しくなっている事に気が付きました。(ワインの味わいが合わないのかな?)と思った私は、「あまり好みのワインじゃない感じですか?」と尋ねると「いや、そうじゃないんだよ」と言って、その理由を教えてくれました。

「さっきからあのスタッフ、日本人の悪口や差別的な事をずっと話してるんだよ」

私は、それを聞いて驚いてしまいました。あんなに気さくな感じで話をしていたのに、まさかそんなにひどい内容だったとは。どうやら、私達の事を日本人の観光客だと思い込み、どうせ英語は理解できないだろうと考えて、あえて私達に聞こえる音量で悪口を言っているそうなのです。私はまさにその観光客であり、英語も理解できなかったので彼の術中に見事にはまり、悪口を言われてもずっとニコニコしていたのです(笑)。

しかし、私以外の方達はみな英語が理解できるので、これまでずっとしゃべっている悪口の内容は全て理解しているのです。そして、そのうちの一人がついに、「あなたがさっきからしゃべってる内容は全て理解していますよ」とそのスタッフに言いました。

すると、それまで陽気にベラベラしゃべっていた彼の顔色が急に変わり、それ以降は何もしゃべらなくなりました(笑)。私達はそれを確認すると、テイスティング代を支払ってさっさとワイナリーを後にしました。

いかがでしたか?恐らくこんな事はめったにないはずですが、かなり不快な出来事でした。そして、これを機に私は英語をもっと勉強しなければと思うようにもなりました(笑)。みなさんも、海外ではワイナリーに限らずこんな事が起きている可能性がありますので、十分注意して下さいね(笑)。

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