ドラマのワイナリー
みなさんこんにちは。昨日の夜、友人から私の元に1通のLINEが届きました。すぐに確認してみると、どうやら私達が訪れた事のあるワイナリーが、昨日放送の「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」と言うドラマのロケ地になっていたと言うのです!
「ムチャブリ!~」は、女優の高畑充希さん主演のドラマで、番宣などでドラマの存在は知っていました。しかし、残念ながら私は見ていなかったので、すぐにTVerで見逃し配信を見る事に。すると、ちょうどワインがメインの回だったらしく、確かに私達が訪れたワイナリーが映っていました!
そこで、今回はこのドラマの第4話について、ワイン視点で振り返ってみたいと思います(ネタバレはないので大丈夫です(笑))。あと、ドラマの写真は掲載出来ないので、どうぞご自身でドラマを見ながらご確認ください(笑)。
まずは、ワインの試飲会の場面から。この前私のブログでも・・・
東京の試飲会の様子をご紹介しましたが、ドラマの中でも試飲会の様子がリアルに再現されていました。例えば、参加者がテイスティング専用のグラスを使っている描写です。
私もよく使うグラスなのですが、このグラスはワインの香りが取りやすく、また味わいも正直に感じる事が出来るので、そのワインが持っている特徴や要素を正確に捉える事が出来ます。そのため、試飲会では基本的にこのグラスが使われる事が多いのです(最近はコロナの関係で、使い捨てのプラカップを使う事もありますが、やはり香りや味わいを正確に捉えにくいです)。
他には、テーブルの上にお水と紙コップが置かれている描写もとてもリアルでした。試飲会では沢山のワインをテイスティングします。ですから、のどの渇きを潤したり、口の中をリセットするためにもお水は必要です。また紙コップは、そのお水を入れる目的もあるのですが、その他の使い道として、吐き出したワインを入れる容器にもなります。
試飲会では、常に繊細な味覚を保つために、基本的にはワインを飲み込みません。ドラマでは、全部飲んで酔っ払っている描写がありましたが、まさにあのような状態になる事を防ぐためです(笑)。そのため、以前ブログでもご紹介しました・・・
このようなスピトゥーンと呼ばれる吐器が用意されます。そして、紙コップに吐き出したワインは、このスピトゥーンへと流すのですが、ドラマの中でもちゃんとこのスピトゥーンが設置されている描写がありました。
他にも、テーブルの上にパンが用意されていましたが、これは美味しいワインと一緒にペアリングを楽しむため・・・ではなくて(笑)、パンは水分を吸い取ってくれるので、口中をリセットする目的で食します(ただ、私が参加した事のある試飲会ではパンが出された事はありません。さすがはフランスワインの試飲会ですね(笑))。
このように、かなりリアルに細部が描写されているので、気になって調べてみると、ドラマの最後のエンドロールに「ワイン監修 一般社団法人日本ソムリエ協会」の文字が!なるほどな~と納得しました(笑)。
さて、少し前置きが長くなってしまいましたが、続いてはようやく本題のワイナリーのシーンにいきたいと思います。今回のドラマのロケ地として使われたワイナリーは、山梨の甲州市にある・・・
こちらの奥野田ワイナリーさんです。ここはテイスティングルームで、ドラマの撮影でメインに使われた建物はここではないのですが・・・
畑のシーンなんかはこの辺りが使われたものと思われます。
季節もちょうど今ぐらいの時期だったので、畑の雰囲気もそっくりです。
ドラマと同じように、この時は私達も特別に剪定の体験をさせてもらいました。
私達が奥野田ワイナリーさんを訪れたのは今から10年以上も前でしたが、ドラマの設定と同じで、当時から非常に品質の高いワイン造りをされていました。
こちらがその時に試飲をさせていただいたワインです。どれも美味しかったのを今でも覚えています。ちなみに、ここは最初にご紹介したテイスティングルームなのですが、ドラマの終盤でワイナリーのオーナーが、亡くなったご主人の事を思い出しているシーンに少しだけ登場しています。
と言う事で、ドラマのストーリーには一切触れることなく、ワイン視点のみで振り返ってみましたが、いかがでしたか(笑)?気になる方は、ぜひTVerでドラマを確認してみて下さい。そして、ドラマと同様に、このロケ地となった奥野田ワイナリーさんのワインも非常に美味しいので、ぜひワインの方もチェックしてみてはいかがですか?