柿と日本酒
みなさんこんにちは。最近はすっかり秋めいてきましたね。秋と言えばいろいろな食べ物が思い浮かびますが、私の家には昔から・・・
柿の木があり、この時期になると・・・
こうして実をつけてくれます。そして・・・
程よく熟したものがあったのでいくつか取ってきました。
さて、この秋の味覚の柿、普通に食べても甘くてとても美味しいのですが、せっかくならお酒と一緒に楽しみたいと思い、今回は日本酒サングリアに挑戦してみました。
と言っても、特に難しい事をする訳ではなく、皮を剥いてカットした柿を日本酒に入れれば・・・
完成です(笑)。
それでは、さっそくどんな具合か味見をしてみたいと思います。
今回も、以前キウイの日本酒サングリアを作った時と同じお米の旨味と甘味がしっかりと感じられる純米酒を使用しました。
では、まずは香りからですが、特に柿由来と思われるような果実の風味などは感じられませんでした。
続いて味わいですが、元々の純米酒に感じられるお米由来の甘みに加えて、熟した柿の甘みも加わりより濃厚なニュアンスに。さらに口当たりに関しても、熟した柿に感じられるとろっとした食感を彷彿とさせるような、少しとろみを感じるオイリーなテクスチャーになり、よりフルーティな旨味を感じられるリッチな味わいになっていました。
最後に日本酒に入れた柿も一口。元々熟してとろっとした食感の柿に、日本酒の風味が余韻として加わり、少し大人のフルーツと言った感じになりました。
いかがでしたか?今回の柿を使った日本酒サングリアは、自分の想像以上に相性が良かったと感じました。もしかしたら、以前のキウイフルーツとは違い柿は元々酸味が無いので、同じく酸味が少ない日本酒と味わいの構成が似ている点も、柿と日本酒が合うポイントだったのかもしれません。
逆に、酸味のない果物にレモンなどの柑橘類を絞って食べるように(例えば甘いマンゴーにレモンを絞って食べるように)、少しアクセントに柑橘系を絞って酸味をプラスしたら、それはそれで新たな味わいになり、すっきりとバランス良く楽しめそうです。ぜひみなさんも、今が旬の柿を使っていろいろな日本酒の楽しみ方をされてみてはいかがですか?