「菅政権発足」は、投資家へのメッセージ?(本日の邪推)
みなさんこんにちは、サカモトです。
先週、安倍晋三首相が突然辞任を表明し、それからあれよあれよという間に、次期首相が事実上決まっちゃいましたね。
それにしても、なんで菅さんなのか?ーーということについて、私なりの「勘繰り」を言わせていただきたいと思います。
私が思うに、菅さんを新しい首相にするというのは、「アベノミクスを続けるよ」という、投資家へのメッセージなのではないでしょうか。
安倍政権の経済政策に、賛否両論あることは、皆さんご存じの通り。
安倍内閣が退陣して、さて今こそアベノミクスを見直す機会なわけですが・・・・ところがどっこい、タイミングが悪かった。
そう、コロナですね。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、経済は縮小し、雇用も悪化。
そんな中で、もし「アベノミクス終了」ということになれば、日経平均株価まで下がることでしょう。
経済的なダメージが、大企業や富裕層までに及ぶのです。
・・・政治家さんたちは、それを恐れたんじゃないでしょうか?
そこで、菅さんです。
安倍政権で官房長官を務めた菅さんが新政権を仕切るとなれば、「アベノミクスは継続!」という、わかりやすいメッセージとなります。
それを狙いに、自民党が一致結束したのだろう、と私は想像しています。
その点で、今回は石破さんは特に分が悪いですね。
自民党の本音は、「安倍政権の政策(アベノミクス含む)を見直すのは、今はダメ!今だけはダメ!」ということでしょう。なにせ現下の株価がかかってますから。
そのため、安倍政権を批判する候補者は、なんとしてでも封じ込めなければならない。
安倍政権に批判的なスタンスの石破さんは、まさにそれです。
今回の総裁選で、党員投票をやらないのも、「石破つぶし」だと、私は思っています。
ただ、党員投票をやらないというのは、諸刃の剣でしょうね。
「選出の手続きに瑕疵がある」と、あとあと攻撃されかねませんから。
そうされないためには、なによりも、この難局をうまく乗り切ること。それが第一条件となるでしょう。
さて、これから政局はどうなるでしょうね。
読んでくださってありがとうございました!