初心者向けビットコイン購入方法その2(JPYC→BTC)
その1では、スマホにメタマスクをインストールし、JPYCを購入するところまで説明しました。その2では、JPYCをスワップして、ビットコイン用のウォレット(Wallet of Satoshi)にビットコインを送金するまでを説明します。
0. 色々なDEX
ETHでは非中央集権型取引所(Decentralized Exchange:DEX)が沢山あります。僕はビットコイナーなので全く分かりません。今まで草コインは一度も買ったこともありません(Bitcoin, Not Crypto)。今回、JPYCからERC-20対応コインを経由してビットコインまで到達するため、今回初めて草コインに触りました。調べてみたところ、以下の様なサイトが最終的にビットコインへのスワップが可能のようです。
- Simple Swap (https://simpleswap.io/ja)
- SideShift.ai (https://sideshift.ai/)
- ChangeNOW (https://changenow.io/)
世の中にはScamもあるようなので、皆さんお気をつけください。今回はChangeNOWを使うことにしました。
1. JPYCをMATICに変換
JPYCを直接BTCに交換(スワップ)することはできないので、一旦、BTCにスワップ可能なトークンに交換し、それをBTCにスワップすることにします。
中間のトークンとして、PolygonのネイティブトークンであるMATICを使いたいと思います。
1-1. メタマスクを開き、画面下の⇄ボタンを押して、[スワップ]を選択する。
1-2. スワップ元のトークンとして「JPYC」を選択し、金額を入力します(ここでは3000円)。スワップ先のトークンとして「MATIC」を選択して、[クォートを入手]を押します。
1-3. クォート取得中の画面が表示されたあと、スワップで得られるMATICが表示されます。[スワイプしてスワップ]をスワイプすると実行されます。
ここでスワップには、(1)MetaMask手数料と、(2)ガス代、の2つの手数料がかかります。JPYC購入時にサービスで付与された0.2MATICで足りることが多いですが、混雑時などはガス代が大きくなり、足りない時もあります。私が実際に最初に試した際も、「MATICが足りません。追加購入してください。」との表示がされましたが、その時は、何度か戻ってクォートの入手をやり直すと、通るタイミングがありました。
しばらくしてトランザクションが完了すると、JPYCがゼロになり、MATICが増えていることが確認できます。
2. ChangeNOWでMATICをBTCにスワップ
さぁ、いよいよビットコインまで到着です。暗号資産交換業者は色々とありますし、Scamっぽいサイトもありそうで、色々と気をつけなければなりません。
今回は、Change NOWを利用します。Twitterのアカウントも2017.10から稼働して継続して更新されており、Reddit上にもあまり悪い話はなかったのが理由です。(ただ皆さん、Don't Trust, Verify.でお願いします。私は責任とれません。)
2-1. あらかじめインストールしたChangeNOWアプリを開き、スワップ元(あなたが送る)にMATICを入力します。ここで、メタマスクにあるMATIC全額を送ることはできません。なぜなら、メタマスクからChangeNOWにMATICを送金をする際に若干のガス代がかかるためです。一手間かければメタマスクから送金できる最大額を求めて入力することも可能ですが、ちょっとややこしくなるので、ここではメタマスクのMATIC残高から、0.1~0.2MATICを引いた額を入力してください。ガス代が足りないようでしたら、やり直しが可能です。
スワップ先(あなたが)の選択を「BTC」に変更すると、自動的に受け取れるビットコイン数量が表示されます。
2-2. ビットコインウォレットアプリ「Wallet of Satoshi」を開いて、画面下の[Receive(受け取り)]を押し、ビットコイン・ロゴ(₿)を押してオンチェーンのアドレスをコピーします。
2-3. ChangeNOWに戻り、[Enter Address]を押して、アドレスをペーストし、[Start Exchange]を押すと、MATICを送るアドレスが表示されるので、これをコピーします。
2-4. メタマスクに戻り、⇄から[送信]を選択して、さきほど指定先をペーストし、送金額を入力して、[次へ]を押して送金を実行します。
トランザクションが完了したことを確認し、ChangeNOWでも無事にスワップが完了したことを確認します。
無事、Wallet of Satoshiにも着金をしました。0.000761BTCから手数料が引かれて、75,727sats(0.00075727BTC)です。
ロクヨウさんの「おいくらサッツ」で確認すると、75,727sats = 2,869円となりました。
3,000円でビットコインを購入した手数料は、(3,000-2,869)/3,000 = 4.4%となります。
暗号資産取引所に口座を開設してビットコインを購入する場合、販売所や取引所のスプレッドや手数料、出金手数料なども取られますし、もろもろ考えると4.4%はある程度いい線いっているのではないでしょうか?今回は3,000円でテストしましたが、もう少し大きな額で両替すればもう少し下がるかもしれません。
ただ「4%はちょっと高いなぁ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
以下の有料記事部分では、手数料がどこでどのようにかかるかを説明し、この手数料割合を約半分(2.2%)くらいまで下げる工夫を説明したいと思います。