おすすめのシャンパンってどれ?
この所、シャンパントークが止まらなくなっていますが、もういくつか書きたいネタがあるので、興味のある方は是非お付き合い下さい!
と言う事で、今回はありがたい事にリクエストを頂きました、オススメのシャンパンは?と言うテーマについて、書いてみたいと思います。
その前にまず断っておきたいのは、私は昔スパークリングワインのブラインドテイスティング会にて、あの高級なドンペリをガス注入方式の安いスパークリングワインだと言った味覚の持ち主であります(笑)そんな、ある意味神の舌を持つ私が、独断と偏見にて選んだオススメである事をご理解下さいますようお願い致します(笑)
では、早速いってみましょう!
ジャン ミラン トラディション ブリュット
元々は特級村オジェのブドウ農家で、クリュッグと言う有名シャンパンメゾンにもブドウを卸していた事があります。このシャンパンは、シャルドネ100%で造るブラン・ド・ブラン(白ブドウで造った白のワイン)スタイルで香りには、酸を感じる柑橘系や青リンゴなどの果実香が感じられ、味わいにはフレッシュな酸味とミネラル感を感じます。非常にキリッとした、キレのある軽やかさが特徴のシャンパンです。
マム コルドン ルージュ
1827年創業の老舗シャンパンメゾンで、フランスの勲章レジオン・ドヌールを模した赤いリボン(コルドン・ルージュ)が目を引きます。思わずジャケ買いしてしまいそうですが、このシャンパンは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエと言う黒ブドウとシャルドネと言う白ブドウをブレンドして造られています(シャンパンでは定番のスタイル)。香りには、柑橘系や少しリンゴの蜜を思わせるような芳潤なニュアンスがあり、味わいには果実味と酸味をバランス良く感じつつ、少し余韻に心地良い苦味を感じる、と言った具合です。非常にバランスの取れた味わいなのでオススメです。
ドラピエ ブリュット ナチュール
1808年設立の歴史ある蔵元で、ここは自然派の造り手としても有名です。無農薬、有機栽培で育てた健全なブドウを使用し、自重で抽出されたピュアな果汁(圧搾しないので雑味のないクリアで贅沢な果汁になる)のみで仕込む。更に、純粋な果実の厚みを極限まで引き出す為に、SO2(酸化防止剤)使用量を極限まで減らすと言う徹底した造りをしています。このシャンパンは、黒ブドウのピノ・ノワールのみを使用する、ブラン・ド・ノワール(黒ブドウで造った白のワイン)スタイル。その為、香りにも柑橘系や洋梨以外に、ザクロ系の少し赤い果実を彷彿とさせるようなニュアンスも感じられます。そして、味わいは黒ブドウ由来の厚みやコクを感じる、非常にドライなスタイルとなっています。
いかがでしたか?それぞれスタイルの違うシャンパンの中から厳選して、独断で選ばせて頂きました。私の中では、気軽に楽しみたい時には、1番軽やかなスタイルのジャン ミランを選び、軽く食事をしながら飲みたい時には、バランスの良いマムを選び、しっかりとした食事と合わせたい時には、1番力強くてドライなドラピエを選ぶ、みたいなイメージです。ドラピエはやや高めなので、ここぞと言う時に開けたいですね(笑)
次回は、このオススメを踏まえた上で、シャンパンを選ぶコツのようなものについても書いてみようかな〜と考えてますので、ご興味があればそちらもぜひお付き合い下さい(笑)