外国と比較した日本の歴史

外国と比較した日本の歴史

こんばんは、令和3年の和尚です。

最近、仲良く厳しく(笑)お付き合いさせてもらってる社長さんが、イキのいい36歳の去年年男だったスリランカ人のネズミ年生まれの社長さんで、IT企業を立ち上げて奮起してらっしゃいます。

年末-年始とちょっと立て込んでいる仕事があって、年始からはメールのやりとりを頻繁にやってるんですが、年末にちょっとゆっくりランチする余裕もあって、そこでお話することで、結構考えたこと、まとめておきたいな、と思ってまして。

スリランカの公用語であるシンハラ語もタミル語も一言半句も分からぬ私でありますので、彼が話す日本語に頼りっきりであります。そもそも前職を辞めるまで超ドメスティックな私でしたので、異文化コミュニケーションをとることもほぼ皆無という状況の中、我ながら(彼の語学力に頼りっぱなしとはいえ)よくやっとるなーと思うんですが、

ただ、意外と自分の中に異文化に対する忌避とか、差別とかなく付き合えているのが、我ながら誇らしい気分でもあります。

そんな会談中、ちょっと気になったこと。

彼のお父さんは彼が3歳の時に、政治的な軋轢に巻き込まれてお亡くなりになった、とのこと。私が高校生の時になるのかな? だから彼のお母さんは、あなたは政治には関わらないで!と切願され、ビジネスの道に進んだのだとか。でも話してて、彼はすごく頭がいいんだろうなとか思います。

今、スリランカの歴史調べてきたんだけど、やっぱり1980年代後半あたりは内戦がひどかった模様。2000年代に入ってから民主化が進んで落ち着いてきた、くらいしか分かんないだけど。

ただね、これさ、日本では全く考えられない事態なんだよね・・・。例えば日本で「菅首相のバカヤロー!!」っていうデモを起こしても、今の時代まず殺されることもないだろうし、そういうことで連帯しようという「熱」もないだろうし、平和ボケがそうしてるのか、いやボケた日本だからそうなってるのか、分からないけど

絶対的に言えることは、言論の自由を主張したところで命まで取られることはまずない。

これってすごく幸せなことで、50になる私もそんなヘヴィな状況とかいうのは未経験であったりして・・・。私が生まれたころには学生運動とか盛んだったようだけど、スリランカの内戦や、今の香港の自由化の弾圧とかとはレベル感が違うような気がする・・・。

とにかく、私にとっては彼が話す80年代のスリランカや現在の香港の状況ていうのは想像を絶する状況であって、かたや日本はこうして駄文を世界中にまき散らしても、まず国家権力から指弾されることはない、あ、別の意味での圧力はありますけどね・・・。

何が話したかったかというと、この日本の歴史上において、革命ってのが起こったことがない。天皇制が2000年近くも続いていて、かつその下での権力者も「民衆からのエネルギーによって」政権を成し遂げた歴史は・・・ない。

しいて言えば、一向一揆か明治維新かといえるかもしれないけど、前者はその後専制政治によってつぶされ、後者はその源泉は薩長という藩閥が牽引していったという歴史でもって、フランス革命なんかみたいに、在野の思想家が人民の権利を守れ!!とか扇動した歴史は、ない。

一番情けないなあと思うのが、外圧によってしか変われない、変わらない、というのがこの国の保守的なところで。仏教伝来、元寇、キリスト教&鉄砲伝来、黒船来訪、ロシアの南下、そして敗戦からの米国の進駐・・・。歴史の転換点には外国が関わっていることが多い・・・。

歴史学者じゃないので、正確なところは許してね、という逃げを打つのですが、世界の歴史と比較して、これはかなり特異なことではないか、とそのスリランカ社長と話してたわけですわ。

あ、なんでこういうこと思ったかというと、最近こいつら(방탄소년단)のこの曲が耳にこびりついているわけ。

ほんとはNiziU(니쥬)の方をとり上げたいんだけど(笑)、今日はこの文脈なので。

KOREANで全米ナンバー1は初らしいけど、曲作り、上手いよね・・・。今日はその話題ではなく、彼ら結構反日でいろいろ言うてる、ということが言いたいことで。

彼らみたいな若い子が、いたずらに日本は嫌いだー(とは直接的に言うてはないみたいけど)とか、どうもファッションとしてそういうこというてるのかな?とか思わんでもない・・・。

ほんと、歴史って難しくって、韓国では韓国の視点からの歴史を教えてるし、日本ではアメリカの意向が混じった歴史を教えてるし(笑)、そういうことも分かったうえで、彼らみたいな有名人は発言してほしいなあと・・。難しいことなんだけど。

カラオケでdynamiteも歌ってみたいオジサンだし、韓国にも行ったことがないので、行きたいと思ってるんだけど、今年もコロナで行けそうもないなあと、そう思う年の始まりでございます。

では、2021年も息災に過ごせれば・・・

合掌。

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記事を書いた人

2019年6月からフリーター(ではないらしい)に転職じて早1年半を過ぎました。昔の名前で出ています。 本職:社長の愚痴聞き。社長の説教。 出没地域:東海地方を中心として、日本全国。 天命を知ったはずなのに、まだまだ世の中知らないことだらけです。

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