日本酒の神様がいる松尾大社に行ってみた

日本酒の神様がいる松尾大社に行ってみた

みなさんこんにちは。みなさんは「バッカス」と言う名前をご存じですか?バッカスは、ギリシャ神話に登場するお酒(ワイン)の神様です(ギター・ベースを製造しているメーカーの名前でもありますが(笑))。

いつも美味しいワインが楽しめるのもバッカス様のおかげだと、面識はありませんが心の中で感謝している訳です(笑)。ところが、ワインだけではなくて日本酒も楽しむようになると、一体誰に感謝をしたらいいのだろうと思うようになりました(笑)。そこで、日本酒担当の神様を調べてみると、京都にある「松尾大社」にその神様が祀られている事がわかりました。と言う事で、今回は3年前にその松尾大社に行った時の様子を書いてみようと思います。

松尾大社は、観光地としても有名な嵐山の近くにある京都最古の神社です。ちなみに、一般的には「まつお」と称されていますが、正式な読み方は「まつのお」だそうです。祀られているのは「大山咋神(おおやまくいのかみ)」と言う神様で、太古の昔からこの地方一帯に住んでいた住民が、生活の守護神として松尾山の山頂近くの磐座(いわくら)に祀り、崇拝したのが始まりと言われています。

その後、朝鮮半島から渡来した秦氏がこの地方に来住すると、松尾山の神を一族の氏神として信仰するようになり、701年に文武天皇の勅命を受け現在の場所に社殿を移しました。そして室町時代末期には、秦氏一族に酒造りの技能者が多かった事から、松尾大社は「日本第一酒造神」として崇拝されるようになったそうです。

ではさっそく行ってみましょう。最寄りの松尾大社駅から歩いて行くと、通りに面した大きな鳥居が現れます。そして、その鳥居をくぐると、

真っすぐ続く参道の先に、更にもう一つの鳥居が見えてきます。

立派な鳥居です。気持ちを引き締めて進んで行くと、

鳥居をくぐった横に「日本第一酒造之神」の記載がありました。そして、この立て看板によると、鳥居の上部には「脇勧請(わきかんじょう)」と呼ばれる榊の小枝を束ねたものが垂れ下がっているとの記述が。確かに先ほどの鳥居の写真を見てみると、榊の小枝の束が確認できます(秋だったのでかなり枯れた色合いですが、年始には真新しい榊の小枝の束がかけられるそうです)。

そして、その先にある楼門をくぐり、更に境内を進んで行くと、

本殿が見えてきました!ついに日本酒の神様とご対面です(笑)。日頃の感謝をお伝えし、今後も素晴らしい日本酒に出会えるようにしっかりとお願いをしてきました。

そして、本殿の左側には、

酒樽が積まれた「神輿庫」があります。これらは、全国の酒造家から奉納されたものだそうです、さすがは酒造の神様!実に良い眺めですね~(笑)。

と言う事で、簡単ではありますが松尾大社についてご紹介してみました。境内にはこの他にも「亀の井」と呼ばれる神水の湧き出る井戸があり、この水を酒造の水に加えると腐らないと言う言い伝えがあるそうです(この水は長寿の水としても知られています)。

いかがでしたか?ぜひみなさんも、京都を訪れた際には嵐山観光だけではなく、日本酒の神様に会いに行ってみてはいかがですか?

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