とある AMPL 億り人の Uniswap 取引履歴を眺めてみよう!

とある AMPL 億り人の Uniswap 取引履歴を眺めてみよう!

こんにちは。最近 Uniswap に入門した @shidokamo というものです。

みなさん Uniswap 使っていますか? Uniswap は、暗号資産同士の交換ができる取引所なのですが、普通の取引所と違って管理をしている人がいません。簡単に言うと、ブロックチェーン上で管理者不在でうまいこと取引が動いています。

そして、もっとも興味深い点として、Uniswap では各自の取引は全てトランザクションに記録され公開されています。

今回、とある億り人の方(実際はピーク時 80万ドル程度)のウォレットの興味深い取引履歴を見つけました。みなさんもその取引履歴をぜひ眺めてみて、おー、Uniswap って新しい!という気分を味わっていただければ幸いです。

ただし、以下の内容は品性下劣な根性のねじ曲がった人間の書いた下衆な文章となりますので、念の為有料としておきます。

内容のまとめとしては、何かと話題のAMPLのトレードでピーク時に 2523.2 ETH の残高を得て、その後何度かトレードをしてすぐにETHの残高を 1310.5 ETH まで減らした。その後またAMPLを買い戻し保持中(2020年7月30日現在)。というものです。
バブル時に一個人がどういった巨額の取引を行っているかが完全に正確にブロックチェーンに刻まれた世界初の貴重な記録だと思います。

まず、問題のウォレットのアドレスですが以下になります。是非クリックしてご覧になってください。念の為補足を行っておくと、この方が取引をしているのは、AMPL-ETH の通貨ペアで、下記のウォレットで各取引後の詳細やETHの残高の変動をみることができます。

https://etherscan.io/address/0x48e2c14cbc1509570ad1aab71b6292ea40166ac1

全てのトランザクションはこちらです。(上記のリンクからもいけます)

https://etherscan.io/txs?a=0x48e2c14cbc1509570ad1aab71b6292ea40166ac1

データの見方がちょっと一筋縄でいかないのですが、この場合一覧で "Value" が 0 ETH となっているところは、基本的にトークンをETHにスワップしたところです。それぞれのトランザクションをクリックして詳細な取引内容を見ることができます。また、エクスクラメーションマークが付いている場所は、トランザクションに失敗したものなので無視しても構いません。(よく失敗するんですよね、、、)

わかりやすくするために、当方で表にまとめグラフを描いてみました。元データへのリンクも貼っておきます。https://docs.google.com/spreadsheets/d/1vufy3GhQ5sTa7fe6H5_DQM5tTYSs5RTCAOUMBQOfIUw/edit#gid=0

グラフの横軸は正確な時間軸になっておらず、時間間隔が一定でないので注意してください。(Google Sheets でステップグラフを時刻に沿って正確に描く方法がなさそうでした。)

特徴をまとめると、

● かなりよいレートで大量のAMPLを売却して一時 2523.2 ETH を得た。

● 2523.2 ETH を得た25分後に同量のAMPLをより高いレートでオールインして買っている。

● AMPLの価値が下がったことに伴い、2523.2 ETH を 2056.2 ETH まで減らして損切りをした38分後に再度オールインしてAMPLを買っている

● 完全に底値で最後の損切りを行い、2日間で 2523.2 ETH から1310.5 ETH まで残高を減らした。(自分の注文のマーケットインパクトで底値を形成してしまっている)

● 底値での損切りの18分後に再度オールインして執筆現在 AMPL を保持している。

● コツコツ買わずに全ていきなりオールインしている

● 複数のトークンは買わずに一銘柄だけを取引する(現状、Uniswapで  2000 ETH も売買できるのはAMPLだけですが)

● 損切りは一気に行わず何回かに分けて行う

● マーケットインパクトの非常に大きい注文を出している。(売り買い両側で5%以上スプレッドを自分で作ってしまう)

● 売買の単位がキリがいい( 100000 AMPL など)

● 備考:買うAMPLの量が常に同程度になっているがこれはUniswapの性質によるもの

唖然としてしまうような取引内容です。バブル時の心理状態を非常によく表していると思います。

マーケットインパクトについて補足すると、Uniswap では、通貨ペアにプールされた二つのトークン(この場合、ETH と AMPL )の量だけでレートが決まります。この方が、2523.2 ETH でAMPLを買った 2020年7月27日3:46:15UTC のプールのトークンの量は、おおよそ 66821 ETH + 9933389 AMPL でした。つまりレートは、

1AMPL = 66821 / 9933389 = 0.006726908611 ETH

です。トレード後にプールのトークンは、AMPLが 358782 減り、ETHが 2523.2 (3.7% !! ) 増えて、レートが

1AMPL = ( 66821 + 2523.2 ) / ( 9933389 - 358782 ) = 0.0072425 

に急変します。取得レート自体はその中間の 2,523.20 / 358,782.72 =  0.00703 [ETH/AMPL] 程度ですが、自分の取得レートが仲値のようになって大きなスプレッドを作るような形になるのがわかると思います。売買価格と取引後のレートを比べると 0.00703 / 0.0072425 = 0.97 ですから、取得時点で 3% も損をしていることがわかります。(これに加えて手数料が片側 0.3% です)もっと言うと、この注文を見た他の参加者がすかさずミスプライスの発生を見てすぐにAMPLをプールに入れETHをプールからスワップするのでレートが元の水準に戻りやすくさらに損をします。

Uniswap で行われた取引を分析すると、マーケット急変時に主要参加者がどのような取引を行っているのかが可視化されているのがおわかりいただけたかと思います。

手早く一気にまとめたので何か間違いがあればご指摘お願いします。あと、この方がAMPLをいつどこでどの程度取得したのか私にはわからなかったのでわかる人がいたら教えてください。

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暗号通貨の短期トレード好きのプログラマです。

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