暗号通貨で一攫千金を狙う方へ
こんにちは。紫藤かもめ(@shidokamo)です。
一攫千金したいですか?僕はしたいです!今日は特に暗号通貨で一攫千金を狙っている人に対して、自分が数々の損失の果てに言語化したことを自戒をこめて共有してみたいと思います。
(ちなみに以下は、自分はこのように世界を理解しているということで、一般的な定義と用語の使い方が異なる所があると思います。例えば、投機もトレードだろって思うでしょうがそこは敢えて分けてます。)
では、いきます!
投機とトレードとわけて考える
まず投機をしたいのかトレードをしたいのか考えるといいのではないかと思います。両者の違いは自分の定義になりますが、
- 投機というのは、いわば未来を予想する行為
- 対してトレードは、短期的な期待値に対して賭けていく行為
- 両者は厳密に別れているわけではないけれど、時間軸が長くなるものは概ね「投機」であると捉えている。
一攫千金で大儲けしたいなら投機
一攫千金で一気に大儲けがしたい人は投機をがんばりましょう。
- 投機は、未来を予想する行為
- 投機が儲かるのは、あるものの人気が出る前に探し当てることができた場合がほとんど。
- 人気というものは、時間に対して線形ではなくて、ある時点から倍、倍、倍という風に増えていくことがある。
- 故に、人気が出る初期の段階で参入できれば非常に儲かる。
- 現在のように人が既にたくさん集まっていて可能性が掘られ尽くしている見込みが大きい時はちょっと厳しいかもしれない。
- 投機をやっているのに、かっこつけてトレードをしているみたいなことを言い過ぎるのはよくない。
投機は難しい苦しい
- 未来に賭けるのは非常に難しい。不確定要素が多く、再現性がない。
- HODL、ガチホ、などの言葉は、投機をカジュアルに言い換えて、心を保つためのものだと思っている。
- インデックス投資なども形を変えた投機だと思っている。
- 投機は苦しい。目の前の仕事をひとつひとつ実行していくのではなく、不確実性を抱え続けて生活する行為は、生き物には根本的に向いていないのではないかと思う。 インデックス投資などでもやたら理屈付けがされるのもこの苦しさのためではないか?
- 投機をするには、経済的、精神的に安定していないと厳しいのではないか?投機した金額や存在を忘れるくらいの姿勢が必要。
- 暗号通貨界隈でも、本業があったり、技術的なビジョンがあったりしている人の方が比較的成功しているように見える(主観)
- 無欲でなければ投機で大儲けするのは難しいが、欲深く情報収集しなければ成功はおぼつかないという矛盾。
- 稼いだ含み益がプライドになってきたりすると厳しい。(自分は2017年に失敗経験あり)
- ちなみに、たまに再現性が高く比較的短期に利益をあげることができるような美味しい状況が回ってくることがあるので、長く参加し続けるのが大切だと思う。
投機は結果が出るまで時間がかかる
- 投機がなぜ儲かるかというと、時間を賭ける(betする)から。
- 長期間の資金拘束を行って、その間に集まる人、金を待つようなものだと思っている。
- なので、基本的には長い時間がかかる。
- 数日、十数日で結果を出そうとしている人があまりに多いような気がする。
- 時間がかかるということは、その分ダウンサイドリスクも大きくなる。かなり長期間の後に結局は大損になるという結果になることが非常に多いので金を捨てる覚悟が必要。
- 時間を短縮するために手っ取り早くレバレッジをかけるのはやめた方が良い。
投機に向いている性格や生活環境か?
- 自己分析は本当にしっかりやったほうがいいと考える。
- 大きな損失で夜眠れなくなったりしないか?大きな含み損が毎日何週間も続いたら?
- 損失が出ても利益が出ても生活に大きな影響は出ないか?
- 特に損失に対する耐性が重要と思う。
裏をかこうとしすぎない
- 人と違うことをしようとして、聞いたこともないトークンなどを買っているひとが多すぎる気がする。
- 人と金が集まるのを待つのが基本と考えると、裏をかこうとしすぎるのは良くない。ちゃんとみんなが素直に集まってくる場所にいるようにしよう。
- 特に、暗号通貨市場に集まる資金の大部分は、BTCとETHにいくと言うことを忘れてはいけない。
トレードでは一気に大儲けできない
投機と違って、トレードは短期的な期待値に対して賭けていく行為。
- 一気に大儲けはできない。
- 試行回数と分析が大事。
- 出来るだけ再現性を重視したい。
- 着実に利益を積んでいくことができる。
トレードは難しい
- ちゃんとしたトレードがしたいなら基本的にバックテストは必須(つまり、ほとんどの人には向いていない)
- バックテストが有効なのは、早く結果が出るから。ぶっつけ本番でトレードしていたら、手法の優位性が分かるまでにはかなりの時間がかかってしまう。
- バックテストを行うことによって、仮説→試験→検証のサイクルを非常に高速に回すことができる。仮説を大量に試すことができる。
- アビトラのようにバックテストなしで期待値がはっきりしているものでも、しっかりした分析やリスク評価管理、自動化によるオペレーションミスの排除やなどが必要。
- 基本的にはトレード回数を増やすほど手数料負けするので、よほどちゃんと分析をし改善を続けていかないと儲けられない。
トレードに向いているか
- 仮説検証を長期間に渡って、基本的に自分の力だけでやり通すことができるのか問うてみるべき。(共同で作業することもあるだろうが、金銭が絡むのでかなり難しい)
- 分析や情報収集が得意で、粘り強く、好奇心が強く、手を動かすことをいとわず、ストレス耐性が高いのであれば、今の環境でやるのは意味がある。
- 暗号通貨界隈では、その特性から取引所が乱立されボーダレスに競争しているので、流動性を囲い込いたい思惑から取引所のサービスがとても充実している。つまり、APIなどが株式市場などとは比較にならないほど充実しているし、手数料も低く、金融商品のラインナップも面白い。また、取引所が乱立しているために歪みが出やすい。こう言った点がわかってちゃんと活かせて優位性を取れる人でないと厳しいのではないかと思う。
投機とトレードを混ぜるのはどうかと思う
- 投機とトレードを混同しがち。
- トレードをしているのに、
- 再現性を求めない
- 根拠を求めない
- 分析をしない
- 試行回数をあげない
- 手数料を気にしない
- 投機をしているのに
- リスクの排除を重視してしまう
- 情報収集をしない
- 短期的な変動を気にしてしまう
- 短期間で結果を出そうとしてしまう
- こんなことになっていないか?
ギャンブルするなら節度を持って
サイエンスを追求しない短期売買は、投機でもトレードでもなく単なる丁半博打のギャンブル
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- 小金を賭けてやるならギャンブルは人生を豊かにする。
- 筆者もギャンブルは楽しむが、大金を賭けてやるものではない。
- ギャンブルをしているのにトレードをしているんだ!みたいなことを言うひとが非常に多い。
- ギャンブルが脳の報酬系へ働きかける仕組みは容易に中毒症状を引き起こすので3歩、4歩、5歩も引く節度が大切。絶対になくなってもいいお金で。
まとめ
- 一攫千金を狙いたいなら投機をがんばりましょう。でも今から狙うのはちょっと厳しいかもしれません。じっくり臨みましょう。
- トレードをやって利益を着実に積んで千金に至るのは、99.9%の人には無理と思います。がちゃがちゃと短期的なトレードを繰り返すのはやめましょう。じっくり臨みましょう。
- 投機の持つ性格をよく考えて、長期間資金を拘束する覚悟で情報収集しながらじっくり臨みましょう。
おまけ(初心者向け:良識的な情報発信をする方達)
投機をやっていくなら、良識的な情報に触れて常にバランスを取っていくのが一番です。自分の参考にしている方たちを挙げておきます。まあこの記事を読むような人にこのリスト意味あるのかなって気しかしませんが…
- 発信量の多さ、質の高さが凄い…。DeFiを中心にある程度噛み砕いてわかりやすくバランスを取って情報発信してくれるので、どんどん参考にしましょう。
- 情報収集能力の高さしか感じないので、特にリツイートされる情報をいち早く確認するといいことあると思います。火の玉直球ストレートの発言の数々にも注目。
- 「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地に導かん・・・」と歌われた方ですね。なぜか必要もないのに有益な情報を配っているエンジェルなので、特にヨーロピアンさんと逆ポジションになるようであれば、よほどよく考えましょう。
- 自己分析の達人の方です。是非参考にして生き残る糧にしましょう。ブログ記事も全部読みましょう。