ユーザーフレンドリーで一部Tx無料(だった)Argent Wallet
2020/08/14追記
残念ながらガス代の異常な高騰によりFee負担は無くなりました…
2020/07/29追記
Ethereumのガス代高騰に伴い、流石にArgentが負担してくれるトランザクションも対応の幅が減りました。最新情報はこちらで確認できますが、現時点で払って貰えるのは下記三点のみとなりました
- ETHとERC20の送信
- PoolTogetherの利用
- Guardian関連
はじめに
先日はBTCをWBTC化してEthereum DeFi上で運用する話について説明しました。
また記事の中でも、モバイルWalletはお薦めしない事や手数料にETHが必要な旨も述べています。
ですが実は手数料用のETHを持たずとも送金が出来て、同様に手数料無しでそれなりのDeFiを体験出来て、且つWeb2.0的なWalletのソーシャルリカバリーにも対応しているEthereum向けWalletが存在します。
※ソーシャルリカバリーとは登録したメール&SMSでWalletのリカバリーや移行が出来る機能です
これは余計なETHを持たないBTCホルダーにうってつけのWalletといえるのではないでしょうか。
そんな都合の良いWalletなんてScamなんじゃないか?と考えますよね。ご安心下さい。むしろその方がこの界隈では一般的な感覚です。しかしこのWalletはちゃんとしたサービスであり今の所はセーフだと思われます(要するにマネタイズ手法の違いです)。とは言え私も保証はできませんし基本的には体験用として少額運用を推奨します。
これはArgent Walletと言う名前で、私が知る限り最も先進的なWalletです。
要点としては
- 単純送金のTx手数料が無料 (運営側負担)
- アプリ上から利用する組み込みDeFi DappsのTx手数料も同様に無料
- ソーシャルリカバリーや送金承認等のセキュリティ有り
- これでもノンカストディアル
※ただし取引所から送金する場合、Contract Walletに直接送れないケースがあります。例えばBinanceやOkexは大丈夫だけど国内取引所はNGといった具合です。理由は取引所からICOのContractへ送金させない為です
ArgentはContract Walletというタイプにカテゴライズされており、Wallet運営側は顧客資産を動かせないのにユーザーリクエストでリカバリーやロック、送金承認等のセキュリティ周りが機能します。
以降の説明は
- 基本的な機能解説
- 扱えるDeFiサービスと簡単な補足説明
- 上記について前回の記事を踏まえた内容で記載