投げ銭を受ける人のプライバシーを少し改善する方法
Spotlight で投げ銭のプライバシーに関する記事を読んだので、少しだけそれを改善できる Payment Code という BIP について紹介します。
投げ銭のプライバシー問題
投げ銭を受けたい人が、自分のアドレスを公開して投げ銭を受けようとするとプライバシーの問題がある。
- 世界中の誰でも、そのアドレスが受け取った金額が簡単に確認できる
- 世界中の誰でも、そのアドレスに対して送金したアドレスが簡単に確認できる
受け取る側、送る側どちらにもプライバシー上の懸念があります。
このような懸念があるため、すべての Bitcoin の受け取りは毎回アドレスを変更することが推奨されます。
しかし、投げ銭を受けるためにSNS など Web 上に自分のアドレスを公開する場合は、投げ銭を受けるたびにアドレスを変更するのは簡単ではありません。
Payment Code が実現すること
そこで BIP47 の Payment Code が使えます。
オンチェーン技術です。
- アドレスを直接公開せずに、Payment Code と呼ばれる識別子を公開する
- 送信者は Payment Code に対して送金することで、裏側では毎回別のアドレスに送金することができる
これにより1つの Payment Code を公開するだけで、毎回受け取りアドレスを変更するという Bitcoin の慣習にならいプライバシーを少し向上することができます。
ただし、対応している Wallet を使う必要があり、メジャーなものの中では、私が知る限り Samourai Wallet しかありません。PayNym という名前でサービスを提供しています。無料です。
ではどのような仕組みか
簡単に説明すると...