瞬間払いには思わぬところに刺客がいた・・・後払いと先払いについて考えてみる~その4
こんにちは。和尚です。
最近、このSpotlightに書いたこと、なんか探してやろうということにハマってて、そしたら昨日道を歩いていたら、アイドリング中の車のエンジン音がブルースで、Em7に聞こえて仕方がなかった和尚です。ついつい運転席を覗き込んだら、中のおっちゃんに睨まれました。
今日はそうした音楽の話もしたいのですが、和尚が見つけた「瞬間払い」「同時決済」について、な、なんと私の家の中に刺客がいたのです。
まあ、16になるうちの娘なんですが。
(あの「伊予はまだ(チャッチャチャッチャ)、16だから~」の「チャッチャチャッチャ」ところの、ドミナントコード(Ⅴね)での「タメ」についてもお話したいんですが、また今度ですね)
こいつ、学校が休業なのをいいことに、お気にのYouTuberばかり暇があれば見ていやがるものですので、父としては威厳を正して聞いてみました。
お前が見ているYouTubeは、例えば、動画の気に入った瞬間に、例えば3:50のところに投げ銭が出来るのか?と。
「生放送だと出来るよ、スパチャ(スーパーチャット)なら」
「なんや、そのスパチャというのは?」
「生放送だと、その画面に対してチャット出来るやん?」
(和尚注、チャットとは↓みたいなやつ。赤丸のところに視聴者がコメントを入れると次々にコメントが表示される)
「そこで、課金することをスーパーチャットと言って、出演者に対するアピールになるん」
「で、それって出演者にとっては、この瞬間が「ウケた!」とかわかるんか?」
「うん、ただ、コメントとか入力するタイムラグがあるから瞬間にはわからへんけど(和尚注、そこまでは演者も求めてへんと思うが・・・)、ここおもろいこと言ったでウケたな!とは、後で見直してもらえればわかると思う」
「うん、そうか。そうすると演者もやる気になるかもね」
「いや、それよりなんでスパチャをやるかというと、ユーチューバーに対するアピールなん」
「???」
「課金の多さによって、このスパチャ、何分間か一番上のところに固定化されるんよ。となると、ユーチューバーは『この子俺のために●●円も払ってくれたんや』と思ってくれるし、もしもっと多ければ名前も呼んでくれるかもしれへん。こないだ1200円スパチャしたけど名前呼んでくれへんかった」
うーん、こんなあほうなことに1200円も投じているのか・・・。まあこの親にしてこの子ありで、父も阿呆なことにカネは投じたことはあるので、あまり説教は出来んが・・・。
ただ、勉強になったのが、和尚が思っていたのとちょっと違う感じかなと。
どちらかといえばAKB48の握手会と同じ心理を喚起させとるのかな?と。
多くお金を投じれば、あこがれのユーチューバーが振り向いてくれるかもしれない、自分のことを認識してくれるかもしれない。そういう受け皿としてのスパチャなのかと・・・。
そこにはこの芸がよかった、という評価も少なからぬあるんだろうけど、それよりも、そうしたファンからの集金システムみたいな感じがして、どうも和尚はこのシステムがあまり好きになれんかったです。
でも。
まあ、それはそれとして、この「瞬間払い」の状況は、
マーケットインなのか?
プロダクトアウトなのか?
という課題は、次回に取っておきましょうかね・・・。
これについては、明らかにマーケットインでしょうね・・・。消費者が求めているものを提供してやる匂いがプンプンする・・・。YouTubeが意図しているかどうかはわかりませんが・・・。