ビットコインに対する政治的介入を収益機会に変えるために

ビットコインに対する政治的介入を収益機会に変えるために

Q. ビットコインの価値が上がってしまったら、後からビットコインについて学んでも無意味なのではないか。本当に勉強する意味はあるのか?

A. ある。

ビットコインはこの先何度でも分裂しうる。その度に、本当の自由の実現のためにはどちらを支援したら良いのかという選択を迫られるイベントが必ず発生する。

「公的な機関」が関係してくるとビットコインは安定してそのようなイベントは発生しにくくなるのではないかというのは杞憂である。詐欺師たち(一般用語としての詐欺師に加えて、税務官僚や他人のカネで生きようとする連中も含む)は何回でもビットコインの自由を奪うための投票を提案するし、その時顕名でビットコインを保有している機関や法人は国民国家と法律の方針に背いたチェーンを選択することは絶対にできない。そこには何回でも個人だけが得られる収益機会が発生する。

ビットコインはほとんど任意の機能追加に関するルール変更がソフトフォークで行えてしまうという重大なバグ(あるいは仕様)がある。このバグを使って詐欺師たちは「政治的に正しい」変更の導入を企画し、それをビットコインに侵入させようとしてくるだろう。ビットコインキャッシュのようなブロック拡大などというお粗末な攻撃ではなく、もっと計画的で悪意に満ちた戦術を想定しなければならない。

この戦術は「政府の認めたビットコインのフォーク」を作り出そうという試みから始まり、次第にその影響力を拡大していく。大衆はこれを支持する。自由主義者はこれを支持しないが、短期的な市場価格において少数派たる自由主義者が勝利することは難しい。クーデターは以下のように起こる。

  •  資金力のある詐欺師がビットコインの仕様にケチを付ける
  • ビットコインと互換性のあるフォークが作られ、独自にメンテナンスが始まる
  • 無害だが互換性の無い提案がなされる
  • そのフォークは既存のカストディアンからの支持を獲得する
  • 政府と大衆はそのフォークを支持し、既存の開発者の支持するコイン(以下簡易的にcoreと呼ぶ)を売却する。coreコインは価格が下落し、マイナーはその価格差からcoreを支持できなくなる
  • ついにcoreはsha256dのアルゴリズムを捨て別のアルゴリズムへ変更するハードフォークを決行し、coreはアルトコインとなる
  • 大衆から支持される「最大ハッシュパワーによる真のビットコイン」となったコインは、次第により邪悪な機能を実装していく

以上のようなクーデター(もちろん未遂に終わることも多いだろう)が起こったとき、大衆は誰かの判断を仰がなければcoreを支持することができない。結局の所、根本的な自由を希求する思想がなければ、より安定しており、開発陣が豪華に見え、政府からも公的に承認されたフォークを大衆は選択してしまうだろう。その時無知な者はこう言うはずだ。「今やビットコインの価値は高止まりし、安定している。昔ビットコインの黎明期にはたまたまタイミング良く低コストでビットコインを取得できた人々がいたというが、それは実に不公平なことだ」と。そして彼は生活のため、政府が認める「本当のビットコイン」を稼いで生活の糧とするに違いない。

一方で自由の実現手段やビットコインを学ぶ者は、その時に至ってもなぜ今やアルトコインとなったフォークを支持すべきか直ちに理解できる。それは2014年の、あるいは2017年のバブルの前にビットコインを買った人々がそうしたのと同じ理由で支持するのだ。以上を踏まえて、今から短期的に利益を上げることができなくてもビットコインについて今から学ぶことは長期的に見れば決して遅くないといえる。むしろ、将来的に以上のようなクーデターが起きることを見越して行動するためには、絶対に事前に学んでおく必要があるのだ。

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