日本円でLN上のBTCを買う
少し前ですがエルサルバドルがBTCを法定通貨に切り替えた日にみんな各自30ドル分のBTCを買おうぜ!ってツイートが流れてきました。30ドルのBTCを買うって随分と手軽に買うんだなーと思い、そんなに手軽に買うの?という疑問が湧きました。BTC買う時ってけっこうまとまった額を入れるので30ドルって小さな買い物のイメージ
30ドル = 0.00069BTC (2021.9/23の夜)
国内の取引所で小ロットで買えば解決する話ではあるんですが、とあるオンライン居酒屋で日本円で直接少額のBTCを購入出来る話を耳にしました。
既に知ってる人もいると思いますがaztecoアズテコというサービス名でBTCをバウチャー形式での販売を請け負ってる店が日本にもありました。店舗名ではなくサービス名みたいなものなのでビットコイン屋ではありません
そこで直接日本円でBTCを買い、オンチェーンか又はオフチェーンのどちらかのwalletへ送ることができます。このLightning Networkのwalletへ直接入れること、間接的にでもBTCが対面販売しているのが面白いです。バウチャーのオンライン販売もありますが在庫の関係で事前連絡が必要らしいです。
このaztecoというサービスに対応してる店は国内にはあまり無いようで、aztecoのサイト内の「ベンダーを探す」から探してもベンダーとは無関係の店が登録されていたりします(この辺の細かい話はよー分かりませんでした)
静岡にもピンが立っていて近かったので試しにそのピンの店に行ったら「え?あずてこ?ビットコインてなに?」と言われ撃沈
そして本題
結果から言うと都内の店で普通に買えて簡単にBlueWalletへ入れることができました。これが明細で購入した店舗名は伏せています(理由は後述)
販売価格は3000円、5000円、10000円に20000円、30000円、40000円、50000円と決まっています。今回は試しに5000円分を購入
5000円の支払いの内訳は次の通りで、手数料が5%とBTC代のみ。ここにNetwork feeとあるがオンチェーンで受け取りする時はこのNetwork feeも発生する(何%かは忘れました)。そうすると5000円分の支払いは変わりないので結果受け取るBTCの数量が減る、という仕組み
4750円で0.00089686BTC(BTC表記はわかりにくいsat表記の方が分かりやすい)5%の手数料は少額だがなかなかに痛い。
Lightningバウチャーって響きがカッコいい
受け取りに対応してるLN walletは以下の4つでBluewalletを使う前にMuun walletに入れてみようとしたらAllertが出て、something went wrongとかなんとか
操作はiPhoneのBluewalletでLightningを選び、次に入金を選択し、読込みをタッチしてカメラモードにするとQRコードが読めるようになります。対応しているのはBreez、Phoenix、Bluewallet、Wallet of Satoshiの4種類で、購入したバウチャーの受け取り期限は購入日から30日以内
入金の結果です
特別に難しい操作は一切なくライトニングウォレットを使ったことがある人なら余裕です
日本の規制
aztecoはネットで調べるとあまり情報がありません。海外での利用に関するYouTubeはあっても日本国内の情報はほぼ無りあません(単にマイナーなだけなのかもしれない)。
このバウチャーを販売していた店の店主の話ではBTCのバウチャー形式での販売が流行りに流行りまくって盛り上がり過ぎた場合な色々規制を受けてしまうかもしれず、それで細々とやってるそうです。たま〜に買いに来るお客さんはいるけど、決まったお客さんだけみたいですね。
一度試しに買ってみようかと思う方はaztecoまたは「ちょこっとBTC」で検索してみてください(たぶんこれくらいの紹介なら問題ないはず)
バウチャーのメリットは?
ネット上でさっとBTCを購入するなら国内取引所各社を利用すれば数量も時間も好きなようになります。このバウチャーのメリットは取引所の口座を開設せずにBTCが買えることと、購入の際にKYCが不要である2点だと思います。
未成年は日本の取引所の口座を開けませんのでお小遣い程度の金額でBTCを買うならちょうどいいくらいです。
KYC不要のメリットは家族に内緒で買えるとかですかね?国が取引所の登録を強制していなかった時代はみんな手軽にBTCを買っていたのではないかと思います、それこそKYCなんて必要とせず。
買い方に自由さが残っている点はいかにもBTCらしさがあって良いと思いますね