FTXのデリバティブDEX「Serum」が登場とのこと
こんにちは、ビットコイン狂騒曲を運営しているbit仙人です。
Bspeak!クリプトメルマガさんから届いたメルマガに、気になるトピックがあったので紹介します。※CoinPostさんも数日前に紹介してた
以下引用
暗号取引所FTXは、Serumと呼ばれる分散型取引所(DEX)を、今後数週間以内にSolanaブロックチェーン上に構築する計画を発表しました。
Serum(SRM)と MegaSerum(MSRM)というトークンが発行される予定で、ディスカウントに使われます。またステーキングとバーンにも使われる予定です。
またSolanaは5月にKinというプロジェクトがSolanaに移行することも発表されていて、徐々に注目を集めています。
今回の発表をうけてSolanaのトークンは14%ほど上昇し、セールから700%ほどになったとのこと。
今回のSerumはSolanaを使ってEthereumの互換性をもたせる予定ですが、Solana以外のスマコンプラットフォームも、Ethereum互換を前提としています。そういった意味で、Ethereum Killierと言われているプラットフォームはEthereumサイドチェーンの役割が大きくなります。
Serum上で発行される予定のBTCトークンとUSDトークンの仕組み
1. Serum上で毎週満期を迎えるBTCの先物契約をつくる
2. それぞれの先物契約のロングポジションを表すトークンをつくる(例:BTC-2020-07-22、BTC-2020-07-29)
しかし有効期限があると、区別されて流動性が十分につくれないし、検索もしにくい。
3.そこで、もう一つのトークンSerumBTCを作る。スマートコントラクトで「BTC-2020-07-22トークン」をロックし、等価の「SerumBTCトークン」を生成する。redeem(償還)もそのスマートコントラクトが行う。
毎週SerumBTCコントラクトが、現状のBTC先物(例:BTC-2020-07-22)から次の週のBTC先物(例:BTC-2020-07-29)へと自動的に担保対象を変更する。
こうしてSerumBTC自体は有効期限がないSerum上のBTCトークンを作る。
全てtoken化することで、期限のない限月つなぎのビットコイン先物?ができるってことですね。
流動性次第では使う価値がありそうです。
でもそれFTX取引所内でできそうなもんだと思うけど。DEXにわざわざしなければいけない理由は良く知らない。
SerumUSDも同様だが、SerumUSD_BASKというUSDステーブルコインのバスケットの先物契約を利用する。
「USDT」「DAI」「USDC」...など、メイカー側が受け付けてもいいトークンを複数選び、テイカー側がその中から選択し、ポジションが構築される。以降はSerumBTCと同様。
基軸ペアになるステーブルコインがバスケット(合成)でやるとなればかなり公正なものになりそう。
FTXの新しい試みは応援している。
なお私は、使いにくいのであまり利用はしていない。