Zeus LN Walletについて(主に操作)2022.10up

Zeus LN Walletについて(主に操作)2022.10up

時間があるとしょっちゅう自分のノードをのぞいてる生活は株やFXのポジションを1秒おきにチェックする生活より健康的です。良性のポジポジ病みたいなもんだと思っていいです。

Zeus LN walletに最近ハマってまして、基本的な使い方は他と変わりありませんが微妙な違いもあります。Umbrelでノードを持っている人でしたらモバイルなノンカストディアルウォレットとして使うこともできます。カストディアルウォレットが今後規制されるかもという話もありますので、今からノンカストディアルウォレットに慣れておいたら将来は楽しいはずです。

そのZeus LN walletの操作について今使用しているノードで説明します。

Zeusアプリを使っている本機はiPhone XRです

今回はかなり長いのでご注意!

まずUmbrelとスマートフォンにインストールしたZeus LN walletの接続方法は以前紹介した内容で作り上げれます。そしてtanakeiさんからZeusのセキュリティに関するフォロー記事を出してもらいました。ありがとうございます。

今回の内容は、

  • ライトニングネットワーク操作
  • オンチェーン操作
  • ルーティング
  • チャネル管理

けっこう多いです。walletは使っていくとどんどん理解していくものなので割と簡単な説明に留めておきます。それと全ての機能を使う必要はありません。一つのアプリ内で出来そうだから入れてみた的な感じの機能もあるので適材適所を心がけましょう。

ホーム画面

  1. QRコードを読み取るカメラのショートカット
  2. ノード情報やZeus LN walletの設定
  3. 接続しているノードのBTC総量
  4. LN-BTCの操作項目
  5. オンチェーンBTCの操作項目
  6. トランザクション履歴
  7. 神殿(!)へ戻るアイコン
  8. LNのチャネル

スッキリとしたデザインです。あのムキムキゼウスが前面に出こないのは怪しい。だいたい海外の製品は主張が強いのに😄

4 ライトニングネットワーク(LN)

番号順ではなくLNから始めるのがLightning Network walletの作法です

Lightningと書かれたバーをタッチするとReceiveRoutingSendの3つが現れます

Routing

赤◯の数字はルーティング件数で、Dを例にとると今から過去1日以内のルーティング件数を指しています。日本時間の0:00からの件数ではないので時間が経つにつれて件数はどんどん変わっていきます。

同じように362.892satsも今から1日以内に得られた手数料です。つまりルーティングが継続しないとどんどん目減りしていき、これはなんだか寂しい気分になります。

you receivedのルーティング結果をタッチすると詳しいルーティング結果が出ます。緑色の数値が手数料報酬で黒色の数値が送金中継したsats量です。

インとアウトのノードはここでパッと見れますが、これがまたやたらと詳細な内容でこんなの見てたら日が暮れるのでぜひ見てみましょう。

いきなり手数料

青◯の時計のようなアイコンをタッチすると手数料feeの設定になります。これはオマケ程度の機能だと思いますので手数料の設定はRide The LightningやThunder HubやLNDgで行うのが本筋でしょうか。

ここで手数料を変えたことがないので分かりませんが、ここで変えると全チャネル一律の変更になりそうですね。

Receive(LN) 入金

Memo欄に灰色字抜きで書かれてる文を読むと、なんというかこれを作った人はビットコイナーの鑑で A tribute to the godsで複数形だしスキあらばムキムキゼウスを登場させたがってます

invoiceの作成は他のLN walletと基本的に同じでamountの部分に受け取る予定のsatsを記入してCREATE INVOICEをタッチして発行します。

緑の部分をタッチするとsats表記とBTC表記で切り替えができます。親切な設計です

AMP invoiceまで使えるようです。いつかはinvoiceを使わない支払いに移行していくのかな?と

invoiceの有効期限のExpirationは特に変更することはないと思いますが変更の用意はされています。

CREATE INVOICEをタッチしてinvoiceを発行したのが右の画像です。スマホ同士での支払いならSHOW QR(QRコード)が良さそうです。Umbrelのダッシュボードでの支払いであればCOPY INVOICEになりそうですね。QRコードを使う支払いはやはり楽ですね。

Send(LN) 送金

このwalletは送金sendの画面はLNとオンチェーン共に同じデザインです。更にここにオンチェーンのアドレスやLNのinvoiceのどちらを入力してもよい設定になっています。

これは最近の流行りなんでしょうかsouthxchangeもこういうデザインになっていたはず。「送る」という行為に集中した考えでオンチェーンアドレス用の記入欄とLNのinvoice用の記入欄という考えを持たないようです。

southxchangeの送金画面。入力欄にはオンチェーンとLNのBTCが対応

しかもこのムキムキwalletはkeysendの送金も対応しているんです。至れり尽くせりのwalletで、LNといえば必ずinvoice!のイメージから複数の手段があるよと、変わっていきそうな気がします。本当にZeus LNはできることが多いです。

SCANはQRコードでの読み取りなのは想像しやすいです、下のENABLE NFCはNFCでの支払いを既にやってるところがあるんでしょうか。この辺はBTCPay Serverを使用している方々が詳しそうです。

実はLN送金は要注意です!Zeusは何が何でも送金しようとする方針(ある意味力強いポリシーW)のようでLN送金ができなかった場合はオンチェーン送金をしようとするmulti-path payment機能というのがあります。これにより場合によってはオンチェーン送金することになり、恐ろしい手数料を払う可能性があるんです。その割合なんと約1%!(これはZeus LNではなくオンチェーン送金共通のことなのでZeus LNが高い手数料を取ってる訳ではありません)

以前BTCLN.shopでLN-BTC支払いをするつもりが勝手にオンチェーン払いになった経験があり、ここは気をつける点です。

これならLN払いになりOK。

5 オンチェーンBTC

ホーム画面を見る限りライトニングの次はオンチェーン

On-chainのバーをタッチするとRecieveCoinsSendが現れます

ZeusはLNにかなり強い特化したwalletだと思っていたのにオンチェーンBTCの管理操作も多くできます。

Recive(オンチェーンBTC)

オンチェーンBTCの操作は他のwalletとほぼ同じです

GET NEW ADDRESSをタッチするとアドレスが生成され、SHOW QRをタッチするとQRコードが表示されます。

GET NEW ADDRESSが毎回出てくるのは同じアドレスの使い回しをあまりしないようにという遠回しな表現なんですかね。

Send(オンチェーンBTC)

オンチェーンの送金画面はLNと同じものです。この辺は合理的に説明も割愛ですが、LN-BTCの時のmulti-path paymentの問題とは無縁になりますね。

Coins(オンチェーンBTC)

これは何だろう?と思ったらオンチェーンのUTXOを表示していました(RTLで確認済み)

スマホでUTXOを確認する生活スタイルってのはどういうもんなんでしょうか。さすがのマキシマリストも支払いの度に「よし、今回も残高に間違いなし」なんてやらないと思います。それともここで利用者のVerify意識を試されているのかも?

1 QRコードを読み取るためのカメラのショートカット

これはSendのSCANと同じで素早くカメラを使うボタンです

2 ノード情報や各種設定

Zeusで操作するノードを追加したり基本設定はここで行います

設定を変える項目がたくさんありますがあまりイジる必要はないと思います。ノードの状況をチラッと見るのが目的なので、ここは主に言語の設定が一番重要

言語の設定が一番重要と思ったんですがThemeという項目の方が大事な気がしてきました。ここは各自walletの魅せどころ。

ライトカラーやダークカラーは定番でこのオレンジカラーはいかにもorange pillって感じがしてカッコいいです。しかも見づらい。でも見づらいだけなのでぜひ取り入れたいところです。

まだ選択肢があり、

どうですかこのカラーリング。めちゃくちゃ主張が強くてBTCが減っても分からないと思いますよ。幾分かユルシマス先生もファンキーに見えます😄

私はこれが気に入りましたのでこれからはこれで行きます。ケバブ屋でライトニング受け付けてくれるかなー

3 接続しているノードの総BTC量

オンチェーンとライトニングのBTCの合計量がここに出ます。チャネルを開いてBTCがPending状態もここにチラッと出る演出もあり芸が細かいです。

ここをタッチするとBTC表記とsat表記の切り替えができます

6 トランザクション履歴

ホーム画面の⑥のクサビ形をタッチするとトランザクション内容が表示されます。ちなみにこのクサビ形はタッチして反応する範囲が狭いのか感度が悪いです。

右上の漏斗のアイコンはオブジェみたいですがこれは内容を抽出設定する項目で何気に気が利いてます。

7 神殿ですか

ホーム画面に戻るアイコンはどう見ても神殿。ホームに戻るのではなく神殿に帰る、というのが正しいということになりますね。

8 LNのチャネル情報

このアイコンはチャネルのキャパシティを表現

チャネルの状況がパッと見で分かる工夫をしています。正直外出先でチャネルのキャパシティを気にする必要はあるのだろうか?と思うんですけど、Node Runnerに外も家も関係ないんだと思います。でもさすがに頻繁には見ないかな

Diamond Handsのチャネルを出してみました。ここまでチャネル情報を載せてくるのは、ゆくゆくはスマホでルーティングを完結させる試金石なのかと思っちゃいます。でも無理があると思うのでスマホでノード管理をやろうと思えばやれますよ、の精神ですかね。

ここからkeysendを使えるのは相手を間違えないので良いやり方です。試しに自分の別のUmbrelにkeysendで送金ができました。

Zeusは本当にノードを管理操作しまくりなwalletです。機能が多くて自分に必要な機能だけ使用するのが良いと思います。それでもLN送金の部分は気をつけてください、オンチェーン送金に変えられて手数料を取られると涙出そう..。

No Routing ⚡️ No Life💎🙌

ここより2022.10/23up

Zeus LN walletの操作で新しく見つけたことがありましたので紹介します

BTCアドレスの選択

Zeus LN walletはオンチェーンのBTCを自分のノードへ着金(入金)する時のアドレスのタイプを選ぶことができるようでした。たぶんこれは前から機能があったのと、ライトニングウォレットであってもオンチェーンの機能も抜かりないスタンスであることが分かります。Zeus LNは激アツです

原色を多用したせいで汚い絵面になってますが一瞬だけなのでゆるしてください

①まず神殿(ホームではありません)の状態で「On-Chain」をタッチします。

②「受信」という選択も現れますのでタッチします。

③受信の画面の右上に「ギア⚙」のアイコンがありますのでtouchします。

④するとChoose address typeとなり、ここで3種類のアドレスタイプを自分で選ぶことができます。

このようにアドレスが生成されます。

ここでUmbrelが使用できるBTCアドレスについて。LND0.15.1以降でTaprootをサポートしてはいますが実際使えるのかとおっかなびっくりです。普段Umbrelでアドレスの生成はほSegwitのbc1の人がほとんどだと思うのと、RTLはまだTaprootをサポートしていないのか選択できません。つまり自信がない

Marimoxさんの記事にあるように、Umbrelに初めて送金をするような時は未だにアドレスタイプを気にする場面があります。これは送り元が対応しているかどうかも問題になりますので全体をよく知ることが大切です。

「ここは一つ人柱にでもなってTaprootで入金を」、といきたいところですがオンチェーンの送金ミスはやらかしてしまうと寝れなくなりそうなので、しょっちゅう自爆する私もさすがに二の足を踏んでいます。

Zeus LN walletはTaprootへの対応が早かった点が素晴らしいです。テレグラムでも活発なやり取りが毎日行われていて、Zeusの開発者のKaloudis Evan氏たちの熱意がこのウォレットに投影されてると感じます。

Zeus LNから自分のノードへのオンチェーン送金操作をすることはほぼ無いと思いますが、もしやる時はアドレスタイプの確認をしてから送金するのがいいですね。

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LNとプロフィール画像がハマりました。ルーティング楽しいですよね

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