地元のじいさん「うつのみや君!コーラでパソコン設定してくれるって本当かね!!」
私は結婚を機に今の場所に移り住んだのですが、たまたまその時期はボランティアを沢山していて、その一環で地元の協議会の立ち上げをお手伝いしたりしたんです。
その時の思い出はおいおいお話するとして、その時から続いていたお手伝いがいつしかお金をもらうようになっていて、10年近くたったある日「ボランティアで始めてるのでお金はもう要らない。そもそもお金を受け取る程の機動力を担保できない」と宣言しました。
一方協議会側も負けていません。なにせ相手は70歳以上ばかりの強者ぞろい。私程度のヒヨッコが宣言しても1μmも怖くありません。彼らは出すと宣言したら必ず出したいのです。(注:これは誉め言葉です。彼らは過去の栄光などを一切みせびらかすことなく各々得意なことをやっている優秀な組織です)
無理ない範囲で手伝うから金は要らん私
VS
予算も組んでいるし金以外では感謝を伝えられないら受け取れじーさん
ー ー ー
妥協案としてコカ・コーラを受け取る事になりました。私がコーラ好きというのもありますし、何よりお金ではない通貨が地元に流通したら面白いなと言うジョークでした。以来私は地元の協議会から呼ばれる時は行ける時に行き、コーラを飲みながら手伝います。
その協議会でどうやら噂が広がっていたそうで、ある日面識のないおじいさまから電話がありました。
コーラでパソコンを直してくれるうつのみやってのはきみかね!?