山梨ワイナリー巡り Part4
みなさんこんにちは。今回も、前回に引き続き山梨のワイナリー巡りの様子をお届けしたいと思います。ようやく、ドライバーと言う重責から解放されて、晴れて自由の身(試飲可能の身(笑))となった私を待っていたのが、本日五軒目となるこちら。
「ニュー山梨ワイン醸造」さんです。ここは、以前ブログでもご紹介した、不二家さんから冬季限定で発売されている「ワインショコラ」に入っているあの甲州ワインを造っている蔵元さんでもあります。
この日は、そのワインショコラに入っている甲州ワインを始め、マスカットベーリーAの赤ワインや、生食用のブドウ「藤稔」の巨大粒である「大峰」から造る珍しいロゼスパークリングなども試飲が出来ました。
こちらは有料試飲のコーナー。もちろん迷わずに全てオーダー(笑)。
こちらは「甲州 黒駒」と言って、樽熟成させた甲州白ワインなのですが、明らかに普通の白ワインとは色が違います。実はこれ、普通の白ワインの造り方とは異なり、ブドウの果皮も一緒に漬け込み発酵させる、いわゆる「オレンジワイン」と同じ造り方をしているのです。
甲州ブドウは白ブドウなのですが、グリ系(灰色)と呼ばれる果皮に少し灰色がかった藤色のような色がある品種です。そのため、赤ワインと同じように果皮を漬け込んで醸造すると、果皮からの色素がワインに抽出されるので、白ブドウなのにオレンジ色っぽい独特の外観のワインが生まれるのです。
またオレンジワインは味わいも独特で、果皮からの成分が抽出されているので、普通の白ワインよりも複雑で、より深みのある味わいに仕上がります。
ちょうどこの日は、ワインツーリズムに合わせてワインのおつまみになるフードの屋台が出ていて、会場には、
椅子と机も用意されていたので、すでに試飲と言う概念を忘れてちょっとした飲み会状態に(笑)。しかも、そこから桜の木も見えたので、お花見気分も満喫出来ました!さてその後、ニュー山梨ワイン醸造さんのご厚意で、なんと特別にワインの醸造設備も見学させて頂きました。
内部の写真は載せられませんが、ブドウのプレス機や醸造タンク、瓶詰の機械など貴重なものを見学させて頂き、大変勉強になりました!
こちらは店内の様子です。写真に写っている「御坂 2020」は、笛吹市の御坂地区で栽培され、厳選された甲州のフリーラン果汁(ブドウを破砕した時に、プレスしないで自然に重力のみで流れ出るピュアな果汁)を使って樽醸造したワインで、2021年のサクラワインアワードでシルバーメダルを獲得したワインです。
今年も同じくワインを出品されたそうですが、コロナの影響でこの時はまだ審査会が延期の状態でした。そして、先ほど改めて調べてみると、審査会は無事に終了したようですが、審査結果の発表はまだこれからと言う事でした。今年もサクラワインアワードで賞を受賞する事を期待しております!
さて、こんな感じでニュー山梨ワイン醸造さんを満喫していた私達でしたが、気が付くと時計の針はなんと16時に!あれだけゆとりがあったはずの時間が、あっという間に無くなっていました(笑)。この日はもう一軒ワイナリーを回る予定でしたが、迫る時間に追い打ちをかけるように回ってくる酔い(笑)、果たして最後のワイナリーに無事たどり着けるのか、続きはまた次回お届けしたいと思います。