ギャンブルワインに再挑戦

ギャンブルワインに再挑戦

みなさんこんにちは。先週末、私は友人と今年初となる海釣りに出かけました。今回も、狙う魚はカサゴでしたが・・・どういうわけか、この日は全くの当たりなし(笑)。おまけに雨までぱらつき始めたので(笑)、早々に釣りを切り上げて家路に就くことに。・・・ただ、このまま何も手にせず帰るのも少し寂しかったので(笑)、リサイクルショップに寄ってあれを買うことに。それは・・・

ギャンブルワインです(笑)!ちなみにギャンブルワインとは、リサイクルショップで売られているワインの中から、いかに当たりワインを引けるか挑戦するもので、私達が勝手に命名しました(笑)。そして今回、私達が選んだのは・・・

こちら!アルゼンチンの赤ワイン「シクロス・カベルネ・ソーヴィニヨン 2017」。今回も数多くの候補ワインがありましたが、何と言っても決め手となったのは・・・

やはりエチケット(ラベル)です!見てください、この堂々たる面構えを!他のワインとは何か違うオーラを感じました(笑)。まあ、他にもアルゼンチンのカベルネと言うことで、しっかりとした酒質が考えられることから、7~8年ぐらいの熟成にも十分耐えうるだろうこと、そして・・・

キャップシール部分に汚れが無く、またキャップシールそのものも回転することから、ワインが噴いた形跡が無さそう、などの理由から当たりの可能性が高いと推察しました(保管状態が悪いとワインが噴き出すことがあります。詳しくはこちらのブログをご覧ください)。さて、もう少し詳しくワインの情報を見てみると・・・

生産者の名前は「エル・エステコ」で・・・

1800メートルを超える高い標高の産地で、夜間の低温によってブドウは香り・色・風味を強くする、などと書かれています。ふむふむ、どうやらこのワインは、力強さだけではなく、エレガントさも兼ね備えたワインのようです。・・・では、さっそくその実力を見せてもらおうか(笑)!と言うことで、いざ抜栓!すると・・・

キャップシールの上部に「エル・エステコ」の「E」の文字をあしらったマークを発見!こういった細部にも装飾を施すあたり、やはり只者ではない感じがします!そして・・・

コルクにも「エル・エステコ」の文字が!しかも、コルク自体の長さも長めなので、ある程度熟成させることも念頭に置いた造りであることが想像できます。さらに・・・

少しわかりにくいですが、コルクの断面にはキラキラと光る酒石酸の結晶も見られました!これは、「ワインのダイヤモンド」などとも呼ばれ、品質が良いワインほど出やすいと言われているので、益々期待が高まります!・・・では、まずは外観から見ていきたいと思いますが・・・

色合いは濃い目のダークチェリーレッド。落ち着きのあるトーンながらも、エッジには熟成由来のアンバー系のニュアンスはそれほど感じられないので、まだまだ発展(熟成)する可能性はありそうです。そして、香りには黒い果実の濃いニュアンスに少し清涼感を感じさせるハーブ香、そこに樽由来のバランスの良い甘香ばしい風味と甘苦系スパイスのニュアンスが加わり、さらには熟成由来の土っぽい風味なども感じられます。うん、これは良いワインの予感が!・・・そして、肝心なお味はと言うと・・・

ん!?・・・こ、これは・・・冷たい(笑)。さすがにこれは冷たすぎるぞ(笑)。そこで、すぐに温度計を見てみると・・・

室温10℃やないか~い(笑)!ここは友人宅のガレージなので、とても寒いのです(笑)。ただ、これでは温度が低すぎて味わいが広がらないので、赤ワインの適正温度である16℃ぐらいにするために・・・

ストーブに点火(笑)。そして、室温と共に徐々にグラスの温度も上げていくことに。すると・・・お~!!このワイン、・・・めちゃくちゃ美味しい!!アタックはとても滑らかなテクスチャーで、丸くこなれたタンニンと果実味のある味わいを、綺麗な酸味が上品にまとめ上げています。そして、中盤からは旨味も伴いながら、アフターには熟成由来の風味が長めに感じられて、いや~とても素晴らしい!元々のワインの品質が高く、さらに保管状況も良かったようで、7~8年経っても良い熟成状態を保っている、これは・・・ギャンブルワイン大成功でしょう(笑)!そして・・・

ガレージには、これまでに飲んだ中で記憶に残る素晴らしいワイン達が飾られている場所があるのですが、今回のシクロスは見事に殿堂入りを果たしました!ちなみに今回のワイン、おそらく定価は2,500~3,000円ぐらいとそこまで高いワインではないので、金額的なお得度で言うと前回のギャンブルワインの「アマローネ(写真右から2本目)」の方が高いです(定価1万円を3,000円で入手。詳しくはこちらのブログをご覧ください)。

ただ、今回のワインは、この価格でこれほどの素晴らしい味わいを表現してくるのか、と言う感動と掘り出し物感が非常に高く、これはある意味「ジャイアントキリングワイン」とも言えるのではないでしょうか(これも私達が勝手に命名しました(笑))!ぜひみなさんも、ギャンブルワインやジャイアントキリングワインを探してみてはいかがですか?一度でも当たりを引くと・・・ハマりますよ(笑)!

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ワイン、日本酒、音楽、サッカー、アウトドア好きです。お酒にまつわる面白い話を書いています。また、ネットでワインショップ「LIFE WITH SAKE & WINE」をオープンしました。10%オフクーポン「open2021」(お1人様1回有効期限無し)ご用意したのでぜひご覧下さい!

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