世界一辛いブータン料理と、そこで知った世界一幸せな国の秘密

世界一辛いブータン料理と、そこで知った世界一幸せな国の秘密

ブータンという国を知ってますか?

世界一幸せな国として、8年程前に日本でも話題になりました。私は新婚旅行でここに行きまして、そこで世界一辛い料理と、ブータンがなぜ世界一幸せな国と言われるかの秘密を知りました。

今回はそのお話をしたいと思います。

 

1.ブータンについて

まずブータンはインドと中国の国境にある小国で、GNH(国民総幸福量)が世界一高いと言われています。

1972年に国王提唱で初めて調査され、以後、国の政策に活用されています。

ブータンでは、国民一人当たりの幸福を最大化することによって社会全体の幸福を最大化することを目指すべきだとする考えを大事にしています。

足ることによる幸せではなく、当たり前の生活を送れる幸せ。「1日3食食べられて、寝るところがあって、着るものがあるという安心感」、それだけで満ち足りていて幸福だと思える。正に足るを知るという幸せです。

GNHをはかる方法ですが、2年ごとに聞き取り調査を実施し、人口67万人のうち、合計72項目の指標に1人あたりなんと5時間の面談を行い、8000人のデータを集めます。質問は下記のような内容です。

【満足度】自分で幸せだと思うか、幸せになるには何が必要か?
【精神面】お祈りや瞑想をするか?
【自殺】 自殺を考えたことがあるか?実行しようとしたことがあるか?
【信用感】ブータン人/近所の住人をどれだけ信用しているか?

私は幸せは豊かさとは別物だとかんがえていて、その秘密を知りたいと思ってブータンに行きました。もともとの新婚旅行先はイタリアでしたが、賛成してくれた奥さんには感謝です。

これはその時に乗ったブータンのドゥック航空のマークです。この雷竜は国旗にも書かれています。

アーチェリーがさかんで、そこかしこでやっているのを見ました。

田園風景は本当にのどかです。

ブータンのチベット仏教のお寺です。

 

2.ブータン料理

実はブータン料理は世界一辛いと言われています。

唐辛子を野菜として使うので、料理にドバドバいれてそのまま食べるのです。料理に大量に使うため、いたるところで唐辛子を屋根に干しているのを見かけました。

ちなみに名物料理はエマ・ダツィという唐辛子とチーズの煮込みです。観光客には辛さ控えめが出るのですが、現地人向けはホントに辛くて食べれませんでした。唐辛子は野菜なのです…。

 

3.ブータンが世界一幸せな秘密

ブータンが世界一幸せな秘密はGNHを軸にして国づくりをしてるからなんですが、それとは別に私が現地人に聞いてずっとおぼえている話があります。

1週間ずっと専属のドライバーとガイドといっしょにすごすのですが、その中で私がこんなことを話しました。

私:「ブータンは幸福度をもとに国づくりをしててうらやましいです。日本は幸福度ではなく経済のほうが大事で、自殺者が年間3万人もいます」

すると、現地人の彼がウサギとライオンの話をしてくれました。

現地人:「ウサギから見ると、狩られる心配もなく強いライオンにあこがれるでしょう。ただライオンからすると、狩りをしなくても草を食べてれば餓死の心配がないウサギがうらやましく見えます。」

私:「なるほど」

現地人:「誰から見ても、他の誰かはうらやましく見えるものです。ただどんなにうらやましく見えても、悩みがあるのは同じです。大切なのは、自分の立場で軸をぶらさずにどう生きるかです」

というお話でした。私から見るとブータンの人はうらやましく見えますし、彼から見ると私にもうらやましい点はあったのだと思います。

私は自分につらいことがあると、この話をよく思い出します。人にはわからない悩みがあるのはみんな同じ。ただそこでブレずにどう自分の人生を生きるかが幸せにつながるのだと思います。

皆さんの参考になれば幸いです。

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■仮想通貨で大損こいて、悔しい・・・っでも面白いっビクンビクンってしてる人。 ■USAと南米に良く行くので現地の様子をレポート ■Token-labライターさせて頂いています。

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