フリーターの定義から考える日本人の就労促進
みなさん、こんばんは。和尚です。
とっ初めから、皆さんにお詫び申し上げねばならないことがありまして、急ぎ筆をとった次第です。(今の時代、何かを書きたくて筆を取ることはもうないのでしょうが、一応美しい日本語として使ってみました)
そんな言い訳はどうでもよくて・・。
昨日、私のFacebookで「フリーターになってから初めて、志摩市を訪れました」と書いたところ、「フリーターって・・(笑)」みたいなコメントが入って、いやこれもしかして俺フリーターじゃないのかも?とか思ってググってみたところ・・・
違ってました!!!(´;ω;`)ウゥゥ
ここでも何度もフリーター、フリーターって申し上げておりましたが、間違えてしまって申し訳ない!
そのフリーターの定義ってのは、厚生労働省によれば
2002年以降については、「年齢は15~34歳、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、(1)雇用者のうち勤め先における呼称が「アルバイト」又は「パート」である者、(2)完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者、(3)非労働力人口のうち希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」で家事も通学も就業内定もしていない「その他」の者」と定義している。
とのこと。
もう、50歳の私はフリーターと呼ばれることはない!
という事実に愕然としております。
じゃ、なんと呼べばいいのか?
今調べてたら、フリーランスって呼ばれるらしいんですが(フリーターは雇用されている、私は雇用されていないから)、なんだかそれも違うんじゃね?という気もしています。
このオッサンのことはおいておいて。
この記事を書くにあたって、フリーターの定義をいろいろネットで見ていたんですが
や
なんかの記事は、最後に「広告宣伝だった」というオチがあるものの、
フリーターは悲惨だよ
とかいう意味合いでの記事なんですよね。うーん、フリーターってのは「フリー」がついてるから自由なんか?と思ってたら(そういう私が野放し状態ではあるんですが・・・)、そうでもなく、
パートアルバイトに就業している
というのが定義である以上、自分勝手に出勤時間とか、気が向いたら休んでしまう、とかそういうことが「基本的に」できないのですよね・・・
先ほど、和尚は野放し、と書きましたが、いやいやありがたいことに私を求めていただいてる方が多くいらっしゃって、休む暇もなく働いている、というのが現状であります。こうしてアルコールをカンフル剤として文章をつづったり、夜中の12時まで仕事したり、はたまた平日の午後からサウナ行ったりすることはできるにせよ、うーん、なんていうんだろう、100%自由かと言われればそうでもなく・・・。あ、そうか!だから、勤め人を辞めたのにイラつくことあるのは何でだろう?と今考えたのですが、これは「仕事をすることを強制されている」ようなイメージを持つと私はダメみたいです、ものすごくイラついたりします。ま、それが労働というものの本質なんでしょうが・・・。
閑話休題。
でね、この和尚の「自由業」(フリーランスというのもはばかられるので・・・)において、良かったなあと思うのが
「やる気と仕事を取る能力と仕事をこなす能力さえあれば、収入に天井はない」
ということで、フリーターやニートの人々が、そういうイメージでできないかな?と思っております。そういう意味ではこの記事も言うてることは同じなんですが・・・。
今、フリーターからフリーランスに転化させる試みを私自身やっていて、実りそうな気配がありまして。
社長の仕事に専念したい方と、フリーターだった人を結び付けて
・社長の主催する会社は、仕事がありすぎて断っている案件もあり、場合によっては社長自らが現場に出て仕事をしている。
・この現場に出ている仕事を「外注、フランチャイズ」みたいな恰好でフリーターに出す。フリーターは開業届を出し個人事業主となり、上記社長より仕事を請け負い、歩合により働いた分確実にもらえる
・社長は、自由な時間が増え、社長独自の仕事に専念できる
というスキームを狙っています。
フリーターから正社員への脱出
みたいな論調ですが、いやいや私が相談に乗っている社長サイドにとっては、正社員雇用はリスクでしかない、と思われる事例(例えば、正社員で雇用した社員が働かない、不正を行う)が多く、まあ、そうでなければ雇用のことで相談には来ないのでしょうが、いわゆるジョブ型労働にして、働いたことに対して報酬を付与する、という形態にした方が、働く方のモチベーションも上がると感じられます。
でもさ、仕事がなければどうしようもないじゃん!とおっしゃられるかもしれませんが、私がやっていることを筆頭に、この世の中、
この仕事をやってほしい>>>やる人が少ない
という需給バランスが崩れているところって、多いんですよね・・・。そこに光が当たってないこともあり、そこでのビジネスチャンスってのも多いんですよ、実は。
ということで、この日本人の労働観、ちょっと崩していかないと、いつまでたっても世界的に生産性が低い国というレッテルを外すことはできないかな、とか思っております。
さいごに
ニートとかフリーターとかいう人種は、今思ったんですが、正社員で組織にぶら下がっている人が淘汰されないゆえに、発生している、とみることもできます。
日本は終身雇用制度が横行しており、かつ労働法規とかが邪魔して、働かないという理由だけでもってクビにできないから、正社員の中に、
「働かなくても給料がもらえるのならば、(一生懸命)働かない方がましだ」
と思う人間も出てくる、という構図です。となればそういう人間と、就職希望のニートとかフリーターとかとトレードする制度を作ったらいいのに・・・とか思いますが、まあ妄想で終わるんでしょうね、この国では。
合掌。